チリチリリン

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ミュージカル「FACTORY GIRLS〜私が描く物語」

2019年10月05日 | 観劇だより

 

アメリカのソングライティングチームと日本の脚本家チームによる日米合作のニューミュージカルだそうです。産業革命時代、紡績工場の劣悪な労働条件で働くファクトリーガールが改革のために労働組合を作って、デモも決行して、云々の地味な硬いストーリーで、よくこんな話のミュージカルを作ったと思われたのですが、登場人物が女性が多いので、それなりに華やかに賑やかなミュージカルになっていました。

日本でも「ああ野麦峠」に描かれたように紡績工場の女工は、寒村から身売りされたように集められ、長時間働かされ、体を壊して死んでいく、そんな人生を歩まされたように、アメリカでも同じことが起きていたのは初めて知りました。

 

主演の柚希礼音さんは、元宝塚トップスターで、在団中に日本武道館公演を成功させた絶大な人気を誇り、劇場は満席でした。HPには楽屋の入り待ち・出待ちは禁止と注意書きがのり、アイスショーで共演した高橋大輔さんらの花束も届いていました。

男役で鍛えた声量と太い声で歌い上げるナンバーは迫力あり、踊りはもちろん、特に、群舞ではなくソロの踊りは振り付けもユーニークでやたらカッコ良かったです。

数年前にGACKTの義経伝説で共演した時に見に行きました。娘も息子もGACKTが目的でしたが、柚木さんは自称身長180センチのGACKTよりずっと背が高くカッコよくて、完全に彼を食ってました。以来我が家はGACKTから柚希礼音に乗り換えてしまいました。

柚木さんはこの公演のあと、ヒットミュージカル連発のフランク・ワイルドホーンのミュージカルコンサート、来春にはミュージカル「ボディガード」出演と引っ張りだこです。

観客には男性もたくさんいて、女性は宝塚ファンらしくオシャレな人が多かったです。

 


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