コンテンポラリー・ダンス「BABEL」

コンテンポラリー・ダンスというのは、バレエ、フラメンコ、ジャズダンスといった既成のどのジャンルにも属さないダンスのことを言うそうです。確かに、私が今まで観た「ダンス」とは異質なものでした。踊るというより身体表現のようです。

バベルはバベルの塔をモチーフにした作品と説明してあります。「神が傲慢な人間たちの互いの言語を混乱させて意思疎通を計れなくした」という旧約聖書の話から、現代世界の混乱を描いているそうですが、人種も色々で服装も好き勝手なダンサーたちは、自由な身体表現で互いに十分な意思伝達をしているように見えました。

この「BABEL」は２０１０年にローレンスオリビエ賞受賞とありますが、何度も上演されている間に変わってきているのかもしれません。今回は日本の「鼓童」に影響を受けたという、大太鼓、三線、笛などが音楽に取り入れられて、かなり日本的でした。

『ダンスと音楽とアートがひとつになった新しい総合芸術』というかなり難しい演目で、正直私には？？？でしたが、シアターオーブは満席、若者特に男性客が多くて、たいへんな拍手喝采でした。

黒部ダム

友人が日帰りで黒部ダムに行ってきたという。「へぇー、黒部ダムって日帰りで行かれるのか！」と目から鱗の思い。黒部に知人宅があって、学生時代に何度もスキー旅行に行った事がある。中央本線・大糸線・北陸本線を乗り継いでとても遠かった！真冬のスキーだから、交通の便も無くダムは見た事が無い。地図を見ると、私の行った日本海に面した黒部の町と黒部ダムの場所は違うようだ。

そう言えば「立山黒部アルペンルート」が人気で、観光客が押し寄せると聞いたが、黒部と聞いただけで「遠い」と思い込んでいた。長野県側入り口まで高速バスがある、後はトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェーを使って室堂まで登山する事無く行かれるらしい。

私たち夫婦の仲人さんの一人息子が立山の山小屋で何十年も働いていて、仲人さん自身も夏は立山で過ごしているから、一緒にどうぞと何度も誘われたのに、立山登山なんてとんでもないと思い込んでいた。室堂まで乗り物で行けば２、３時間で登れるらしい。一度くらい連れて行ってもらえば良かったと今になって思うが、その仲人さんももういない。

室堂は９月半ばには紅葉が始まるという。行ってみたいなぁ！
上高地上部の涸沢カールも紅葉の美しさで知られていて行きたいと思っていたが、上高地からでも途中で一泊して本格的登山のようだ。無理だね！

傲慢な人間

埼玉県で盲導犬を傷つけた人がいるという。目の見えない飼い主が気がつかないのをいいことに、盲導犬をフォークのような物で突き刺したらしい。盲導犬は傷つき血を流しながらも、飼い主を職場まで送り届けたという。人間に忠実で無償の愛を示してくれる動物に対する心ない行為を見聞きするたびに、私は自分自身が人間である事に恥ずかしさと悲しさを感じる。

人間だけが食べるためでなく相手を殺し、人間だけが自分の居場所を快適にするために他を排除しようとする。地球上には多数の生物がいて、人間だってその一つに過ぎないのに、人間は自分が一番で、世界は人間のためにあると思っている。何と傲慢で罪深い生き物なのだろう。

野良猫を毒殺した人がいるという。自分で手を下さずとも他人に駆除を要請する人もいる。小さな囲いを作ってここは自分の場所と言い張って、それが他の動物や鳥や虫に何の意味があるだろう。わたしは自分が同じ人間である事に吐き気を催す。自分の頭蓋骨を自分の力でグシャと潰してしまいたくなる。

野良犬野良猫保護のボランティアにTNRというのがある。T=捕獲する、N=避妊去勢する、R=もとの場所に放す。ボランティアだって無制限に野良犬野良猫を自分らで飼う事はできないので、放して地域の犬ネコとして、地域の人に食事とトイレの世話をしてもらう方法だ。野良犬野良猫の平均寿命はたったの３年、飼われている動物の１５～２０年に比べればあっという間だ。だが排除しようと躍起になっている人はこういった地域の取り組みを見ようともしない。

生めよ増やせよではない、人間こそが避妊去勢をされて、人口を半分に減らすべきだ。増え続ける人間の食料確保のための自然破壊を止め、他の生物の生きる場所を奪ってはならない。このままなら遠からず人間が地球を滅ぼす日が来ると思っているが、道連れにされる他の生き物がただただ哀れだ。

バッドマン湾岸道路を走る

　　

最近千葉の街をバッドマンが走るらしい！　手を振ると手を振り返し、写真とってもいいかの問いに親指１本で答えてくれる粋なバッドマンらしい。２４日は湾岸道路を疾走し、複数の人がTwitterで投稿している。みごとになり切っているバッドマン、私も遭いたいなー！

夏休みも終盤

まだまだ気温は高いけれど、夏休みも終わりに近づいてきました。今日は町内でも夏祭り、神輿が出て盆踊りがあります。町内会から屋台で使える金券が配られていたのですが、娘に頼まれて、朝から武蔵小杉でニャンコシッターです。武蔵小杉近くでは今夜は多摩川花火大会です。でも、もう一つイベントが......高円寺阿波踊りです。元同僚たちが踊るので、元気な顏を見に行かねば！

ネットで予め運行表をチェックしておきます。会場に着いたら、すぐにパンフを手に入れて、同僚たちの『連』がどこまで進んでいるかの情報を得て、８つある会場の中の目的の会場に向かいます。道路は人で溢れ、そのうえ一方通行ですので、人の海を泳ぐように進みます。「ヤットサーヤットサー」と掛声で声援を送ったらすぐ次の会場へ。

職場の『連』が参加している所は、団体で席取りをして、道路脇で大宴会をしています。『連』が近づけば全員立ち上がって大声援です。見ているこちらも楽しくなりますが、少しうらやましいかな。

見物も結構たいへんだけど、とびっきりの笑顔を見ると、よーし来年もと思ってしまいます。