Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

可愛らしい女性

2010-04-15 | 思索のかけら
他人との相互作用によって 明らかにされる余地があるということ。 それを自覚していること。 それを受け入れる謙虚さがあること。 そういう女性は、可愛らしいのだと思う。 “わたしはこう”という自己規定がきつく、 他人にもそう見られることを求める人。 たとえ美人でも、 “わたしは美人! そう思いなさいよ!” という人。 他人によって明らかにされるべき曖昧さが 自分にもあるということを 認めない . . . 本文を読む

人を見る目

2010-04-14 | 日本人の意識と社会
“幸福の科学”では、ペーパーテストで、信仰の理解度を測る、 と聞いたことがあります。 確かに、仏教には、問答によって理解度を試す伝統はありますが、 それは生き生きとした実技試験のようなものです。 問答は相互交流であり、 顔つき、落ち着き、 言語外コミュニケーションの様子、醸し出すものなども おのずからやりとりする事になります。 どこかにいる“お上”に一方的に紙の上だけで裁かれる ペーパーテス . . . 本文を読む

跡継ぎ

2010-04-11 | 戦国~天下泰平
戦国~安土桃山時代、優れた武将は何人もいた。 だが、次代が続くかは、別の問題だ。 戦国乱世が続くなら、継いだ人間が淘汰に負け、 他の優れた人間にその座を奪われても問題はない。 だが、世襲が基本で、 他に安定した世代継承のシステムを持たない時代、 太平の世を作ろうとしたら、優れた跡継ぎにより、 安定した政権基盤が築かれることが必要だ。 継いだはいいが、諸国を従えることができず、 クーデターを . . . 本文を読む

土の家

2010-04-09 | 思索のかけら
わたしは、日本人のルーツを、 古代インダスー古代エジプトに仮定して思索を進めているのだけど、 謂わば原インド、原エジプトとでも言うべき文明を想定しているので、 なにも、現在の日本が、現在のインド・エジプトと まったく同じになるべきだと言っている訳ではない。 原インド・エジプト人が、東の果ての列島に移住して先住民族と混じりあい、 その後東アジア系の勢力に屈し、混血し、東アジア文化に染められ、 そ . . . 本文を読む

大国主の常陸

2010-04-08 | 神社とお寺
鹿島の神がセトだと思う、と書いたが、 記紀神話の成立以前、鹿島の神を祀っていたのは、 三輪の神を祀ったオオタタネコと同族にあたる“大氏”だったという。 つまり、そもそもの鹿島の神は、 三輪系の神だったと思われるのである。 中臣・藤原の祖神とされる春日の神もまた、 本来は大氏と同系の春日氏によって祀られたものだという。 *** “常陸風土記”には、 魔神・夜刀(やと)の神と戦いながら開墾を . . . 本文を読む

信長の浄化

2010-04-07 | 神社とお寺
信長はもう救われているので、 メディアがいくら彼を誉め上げようと、問題はないのである。 信長ファンの覇王志願者が増えようと、 良くない心に与することは もうないだろう。 鹿島も、大丈夫だと思うが、 行って見ていないので、確実かはわからない。 問題は、大阪の生国魂神社の淀君だと思う。 若さと媚で、槽糠の賢妻から男を奪い、 その人生の慎ましい誇りを叩き潰すことを、 快楽としていたサディスティッ . . . 本文を読む

思念

2010-04-07 | 思索のかけら
もしも、生物の死した後に、 力で何かが破滅させられた後に、 思念が残らないのなら、 神は無慈悲であり得るでしょう。 各物質のわがままなど、神の知ったことではなく、 自らの体の一部でありながら、各自勝手な 物質心・肉体心で好き放題の存在はうるさいだけで、 消滅させてしまいたいのが本当かもしれません。 しかし、思念が残るとしたら。 不快な思念の残るやり方は神自身にも苦しく、 そうしたやり方を取っ . . . 本文を読む

例え彼がいなかったとしても

2010-04-07 | 日記
例え彼がいなかったとしても、 あの男を良く知るにつれ、どちらにせよ嫌いになったと、 あの男はどうしても理解できないらしい。 中身のないウカウカした会話。 自己中心的で、相手の実像を見ない。 自分の妄想という眼鏡を通してすべてを見ている。 わたしは、やりとりする人間の影響を受けやすいから、 あの男と気のやりとりをするようになって、 嫌な人間になった。 自分の話したいことしか話せない。 相手の言 . . . 本文を読む

男と女と相互作用

2010-04-06 | 思索のかけら
なにも男女に限ったことではなく、 例えば同性であっても、 人と人が関われば相互作用は生ずると思うのですが 特に、男性と女性の場合は、 ごく身近にパートナーとして接するがゆえに、 また、その働きの質に補い合うべき相違あるがゆえに、 特に、その相互作用が顕著に現れます。 母胎となりうる無限定は女神として表され、 そこから生み出させる働きは男神として表される、と書きました。 混沌・無秩序・可能性で . . . 本文を読む

ネットで古本

2010-04-05 | 日記
以前、ネット書店は苦手、と書いたのだけれど、 最近、ネットでよく古書を購入するようになってしまいました。 というのは、エジプト神秘学とか、王仁三郎のものとか、古神道系の 極度に専門的な本を読む必要が増してきたからです。 ダライ・ラマの本は、比較的図書館にあるんですが、 さすがに王仁三郎となると… なおさんの大本神諭はあるんですが、 何故でしょうね? 東京の書泉グランデに行けばあるのは分かっ . . . 本文を読む

すみれの花

2010-04-03 | 愛するもの
長野にも、菫の可憐な花が咲く季節になりました。 かわいらしいバイオレットの色で、わたしも装いたくなります。 でも、紫は欲求不満の色だとか、 聞きかじりの色彩心理学で言う人たちがいるので、 引いてしまいます。 バイオレットは大好きなんですが、 きっと菫は欲求不満なんでしょう。 ラベンダーもブルーベリーも欲求不満で、 紫衣の僧侶も欲求不満なんでしょう(笑) 古代、紫の染料は大変高価で、 もっと . . . 本文を読む

心の在処( ありか)

2010-04-02 | 思索のかけら
古代エジプトでは、人間は、 アク(光明)、バー(魂)、カー(分身)の、 三つの要素からなると考えられていたという。 アクは受肉に先立って存在する純粋な霊であり、光であり、 受肉する存在の型を内に含むイデアである。 バーは、火と共に描かれる渡り鳥の姿で表現される魂である。 それは種子であり、本質であり、 本性(アクに備わった?)に従って、個体性を決定する。 カーは生命力であり、肉体の発生・成長 . . . 本文を読む