Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

シナイ山の龍蛇

2010-02-11 | 思索のかけら
深見が、ヤハウェは龍蛇だったと言ったのを、批判してしまったけど、 たしかに、シナイ山には龍蛇がいたようだ。 エールとは違う、自然神だと思うけれど… 一神教の人には失礼かもしれないけれど、 モーセに十戒を与えたのは、この龍蛇ではないかと思う。 エールは、教条で人を縛って裁くような神ではないと思う。 そもそも、ヤコブに現れた神がエールかも、疑問ではあるけど。 ともかく、そのシナイ山の龍蛇が、 . . . 本文を読む

日本の工芸品

2010-02-10 | 芸術・美術
少し前になるけど、 インドで日本の工芸品が大好評、というニュースを読んだ。 Yahoo!ニュース 2/5 日本の工芸品は昔から素晴らしくて、 明治の開国期にもヨーロッパで流行し、 多大な影響を与えた。 ただ、今は、過去の伝統にこだわりすぎて、 現在の人々に好まれるものになっているかはわからない。 モダン化の動きも、 かなりあるようように聞いてはいるけど。 やたらに流行を追うということでは . . . 本文を読む

竹内巨麿

2010-02-10 | 思索のかけら
色々な人たちが活躍した、戦前の古神道ムーブメントだけど、 竹内巨麿と、彼の“発見”した竹内文献だけは、 ハッキリとインチキだと思う。 “数億万年前”という時代設定がまず有り得ないし、 竹内さんの顔を見る限り、憑いているのは蛇か、 せいぜい龍蛇だ。 竹内文献や彼の“発見”した超古代の神宝からは、 “どうだ、スゴいだろ!”と主張する為のインチキの匂いしかしない。 彼はもともと御嶽行者だから、 自 . . . 本文を読む

恐れる人たち

2010-02-10 | 日本人の意識と社会
血の中に自分らのご本尊の姿がない人。 それはもちろん、インダスの血が薄い人ではないだろうか。 ありもしないアマテラスの復讐をやたらに恐れる人。 ありもしないフィクションのイメージにとらわれ、 目の前の現実を見もしないで。 それはもちろん、征服者の血が濃い人だと思う。 血の中の疚しさの裏返しである。 国常立を、おそろしい鬼神・悪神として封じたように、 アマテラスをも封じたいのだろう。 だが、 . . . 本文を読む

苦しみ

2010-02-09 | こころ
素直でなかったり、傲慢だったりする人間を救うためには、 神(仏)は彼を苦しめるしかない。 甘やかされたり、本当の苦しみを知らずに育ったりして、 自分は幸せで当然だ、助けてもらって当然だ、と思っている。 助けてもらうのに、 「助けられてやってもいいよ」 「お前はわたしを助けるべきだ」。 「愛されてやってもいいよ」 「お前はわたしを愛するべきだ」。 それで手を差しのべてもらえると思う、 傲慢で . . . 本文を読む

イザナミの命

2010-02-08 | 思索のかけら
インダス遺跡から出土した、 この、頭に三つの光の輪を戴いた女神さま。 どなたかなぁ、とずっと思っていたのだけど、 やはり、イザナミさま以外には、思い付かない。 三つの輪は、アマテラス、ツクヨミ、スサノオの 三貴神だろうと思う。 という事は、古事記や日本書紀に見える、 三貴神はイザナギの命単独の禊から生まれた、 という記述は後世の創作で、 本来の話では、やはり、国生みと同じように、 イザナギ . . . 本文を読む

神道と仏教

2010-02-08 | 思索のかけら
ブラフマーはインダス(インドの先住文化)の神だと思う、と前に書いたけど、 インダスの“神”という概念は、微粒子としての霊質(ひ)と、その様々な形相を示す。 それに対して縄文の“神”は主に自然神であって、 現に存在する自然のエネルギー体そのものだ。 虚空という霊質(ブラフマー)が、仮に形をとってくる、 すなわち下降(降臨)してくるのがインダスの神、 実在する物質がそもそも伴っている魂が縄文の神、 . . . 本文を読む

撞の大神

2010-02-07 | 大本および深見
ミロクを助けるために、 撞の大神という人がこの世に来ることになっている。 ところが、大本は、 それを見分けられそうもなかった。 深見がミロクなら、 撞の大神は深見を助けなくてはならない。 深見がミロクなら、 深見は撞の大神を見分けるはずだったのである。 *** 撞の大神は日本そのものだから、 彼女をキチガイにすれば、日本がキチガイになる。 彼女が苦しめば苦しむだけ、日本が苦しむ。 悪 . . . 本文を読む

たちばな出版手相フェア

2010-02-06 | 大本および深見
今月の13、14日に、長野の平安堂書店で、 たちばな出版の手相フェアがあるらしい。 平安堂は、長野駅前のビルにある、 長野では一番大きな本屋さん。 駅前交差点を眺めつつくつろげるカフェもあり、 文化系の憩いの場だ。 そこで! とうとう、たちばなにやらせる事にしたか! たちばな出版というのは、深見の経営する出版社で、 社員はみんな、教団の会員である。 販促のために、 本を買ってくれた人に手 . . . 本文を読む

川面凡児と家康公

2010-02-05 | 大本および深見
川面凡児という人は、王仁三郎より一回り年上の、 神道思想家です。 十五での神秘体験の後、神仙に導かれて山岳修行を積みましたが、 そのことは胸に秘めたまま、 その後正統の国学、漢学、仏典の研鑽に励みました。 禊を普及するため、稜威(みいず)会という団体を立ち上げましたが、 戦中の宗教団体は、王仁三郎の大本のように活動を禁じられない限り、 好むと好まざるとに関わらず、 軍に協力せざるを得ませんで . . . 本文を読む

アナト

2010-02-05 | 思索のかけら
ウガリットの女神、アナトは、 言霊としては、 ア=天、ナ=イズノメ(〇の中に+のマークで示す)、ト=戸で、 “天のイズノメ(アテナ)をふさぐ戸”、 すなわち天の岩戸の意味になると思う。 アテナが、岩戸によって光を遮られている相を示すので、 テ=照らすの音は抜ける。 つまり、アナトとは、イズノメを封じる、 悪としての大地、アスタルトの分身としての、磐だと思う。 アテナとアナト、 一見似たよう . . . 本文を読む

咲国魂

2010-02-03 | 日本人の意識と社会
“九州があたま”で、大阪の生国魂神社の御祭神(生島神・足島神)の別名を、 上田の生島足島神社と同じく、生国魂大神と足国魂大神、としましたが、 これはどうも間違いで、 正しくは、生国魂大神と咲国魂大神になるそうです。 生島足島神社の方は、 修正なしでいいんですけど。 *** 古神道では、万物には全て、 一霊四魂が備わっている、と考えます。 一霊四魂というのは、魂の四つの働きを示す、奇魂・幸 . . . 本文を読む

凶党霊

2010-02-02 | 大本および深見
古代イランで生まれ、 現在はインドのボンベイを主な本拠地とする ゾロアスター教によれば、 太古、“悪”が天を突き破って世界に侵入し、 大地に潜って山を突き抜け、現在のような世界を造り出したのだそうだ。 この“悪”を、アンリ・マンユと言う。 王仁三郎も、宇宙から二つの悪神の玉が飛んできて、 中国大陸と北米大陸に落ちた、と “霊界物語”に書いたらしい。 中国大陸のものが盤古で、北米のものが大自 . . . 本文を読む