小泉改革でもなかなか進まなかった改革の一つは、文化・情報産業などの改革である。新聞、ラジオ、テレビ、出版業界は、大学や作家、さまざまな文化人と利害を一にする利益追究集団で、”文化人”、”知識人”の美名の下、自らの既得権益を守るための様々な謀略(大学の独立行政法人化反対、9条の会、人権擁護法案など)が中国・朝鮮の工作機関も介在して進んでいる。中国政府と密接な関係にある日本ペンクラブによる9条の会の活動は、端的なその一例である。日本の再生を進めるには、こうした”文化”での瘉着と既得権益を摘発し、無力化していくことが必要である。 . . . 本文を読む
九条の会が左右両派を結んで作られたことは、話題になっている。しかし、中国をキーワードにすると、そこに一人のネゴシエーター(媒介者)の存在が浮かんでくる。日本ペンクラブと中国を結びつけるのは誰か?一人の文学研究者の淪落の軌跡をそこに読み取るのは、難しくない。 . . . 本文を読む
新華社は中国政府の情報統制の機能を果たしている国家機関で、そこに出される特定の個人への評価は、きわめて政治的謀略的な意味を持っている。大江健三郎氏はそうした中国による対日情報工作の典型例だろう。 . . . 本文を読む
日中間の潜在的緊張は、中国政府系新聞から見る限り、抑制されているだけで、中国政府と軍部は、歴史的な「反日」のみではなく、むしろ現在の軍事的緊張を高める方向へ報道を誘導している。その一例として、今回は、新華社などによる日本の言論陣への攻撃に焦点を当ててみた。 . . . 本文を読む
1.クリントンのユダヤ系人脈のどす黒い渦:前回に続いて、クリントン関係の特徴的な出来事を取り上げてみたい。前回までの内容は以下。
クリントン夫妻の見識について(上)
クリントンは、ユダヤ系組織からも揺さぶられる立場にあったらしいことは、いつくつかの状況証拠がある。新潮社「フォーサイト」は1998年2月号で、イスラエルの謀略・諜報機関モサドによる工作を伝えている。
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クリントン・スキ . . . 本文を読む
1.クリントン夫妻と中国との疑惑:読者のお一人から、私の書いた以下の記事について、
悪魔の帝国・中国の世界戦略2(中):ヒラリーが作る魔の「反日」三角形
ヒラリーが中国に付くことはないのではというご指摘を受けた。補足資料として、クリントン夫妻と中国とのクリントン大統領任期中の特徴的な出来事について、ご存じのかたにはすでに周知のことではあるが、いくつか紹介しておきたい。
なお、こうした話は、床 . . . 本文を読む
1.”中国の番犬”の捏造報道:”中国の番犬”(注:”番犬”とは、このブログでは「中国共産党中央委員会機関紙『人民日報』をそのままホームページに載せている」という意味)朝日新聞は、今回のドイツ・メルケル首相の訪中を、中国政府の発表通りに報道した。(以下、全文引用に問題があればお知らせください)
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胡主席がメルケル首相と会見 「中独は利益を共有」2006年05月23日
胡錦濤国家主席は22 . . . 本文を読む
1.アナンの中国訪問の奇怪さ:国連事務総長”だったはず”のアナンは5月19日から23日まで中国に5日間滞在し、中国側から”過分な”接待を受けて、東南アジアへ行った。
前回の韓国・日本での報道は以下で紹介した。
国連の末期的症状─アナンのアジア訪問について─
2.優雅に観光するアナン
中国訪問に、さすがアナンは、ご旅行の日程にリゾート地での優雅な週末を入れていらっしゃった(このページの写真) . . . 本文を読む
以下は、日本の共同通信が英語版で流している、アナン事務総長インタビューの内容。
インタビューの始まりは以下のとおり。
中国の斜顏Ⅱ:国営通信社による意図的な捏造ニュース流布(上)
中国の斜顏Ⅱ:国営通信社による意図的な捏造ニュース流布(中)
中国の斜顏Ⅱ:国営通信社による意図的な捏造ニュース流布(下a)
【資料3】共同通信・英語版原文
Japan, China, S. Korea sh . . . 本文を読む
1.不穏なアナンの動き:今週、国連事務総長アナン(この人物もおそらく中国シンドロームbutamodoki sinanodoreiにかかっているらしいので、もう敬称を付ける必要はないと思われる)へのインタビューの内容を追跡してみて、中国側の小泉総理靖国神社参拝問題の質問にアナンがどう答えたのか、全体的な流れの中では、不自然な記事の内容が目立ったことは言えたが、本当の答えは今ひとつはっきりしなかった。 . . . 本文を読む
以下の資料は、朝日新聞社の英語版に出ていた記事で、日本、中国、韓国の記事で取り上げられている内容を比較した結果、元のインタビューの流れをほぼ忠実に再現していると思われるものである。
これを読めば、中国国営・新華社通信による中国共産党中央委員会直営機関紙「人民日報」の記事がいかに、アナン事務総長のもとの発言を意図的に書き換えているか、よく分かる。
中国の斜顏Ⅱ:国営通信社による意図的な捏造ニュ . . . 本文を読む
1.陰で進む「反日」情報の流布:今年は「反日」暴動は一見すると沈静化しているように見えるが果たしてそうであろうか。中国政府高官が今年、日本政府に”言論統制”を要求したニュースは記憶に新しい。
マスコミという病Ⅱ-中国官僚による日本メディア統制論をめぐって-
”中国では日本への悪意ある情報は削除しているから、日本でも「反中国」の活動を抑圧せよ”という趣旨だが、ネットで漏れてくる中国政府の活動から . . . 本文を読む
1.時代が動く瞬間:ネットの言論は現在、危険さも伴いながら、従来のメディア(新聞、テレビ、出版、学界など)という比喩的な言い方をすれば、古代的権威主義の世界を脅かし、それを次第に崩し、どちらでもなく、どちらでもあるような中世的・境界的な情報の世界を生みだしつつあるようだ。
永田議員の事件は、影での陰謀などいろいろな背景はあったのかも知れないが、国会中継で「情報提供者は命にかかわると怯えているから . . . 本文を読む
1.アメリカでの中国映画による「反日」情報工作:前回は、中国によるハリウッドでの”幻の”南京事件をテーマにした大作「南京・聖誕・1937」撮影が、主演・監督・製作クリントイーストウッドで行なわれるというのは、ネットでの元記事をコピー・要約して使っているうちに原意が変形された過程で生まれたデマだったらしいことをお伝えした。
中国の斜顔Ⅰ
産経新聞に連絡してみたが、「担当者に伝えます」とのことだっ . . . 本文を読む