乳幼児の頃から暖かい太陽の光と優しい風に触れさせ、家庭や施設の中ではたっぷりと幸福感にひたらせ、清潔な衣服をまとわせることが、どんなに大切なことか!
幸福感は、しかし人間社会が生み出すものだろうから、歪んだ幸福感というものも出てくるかもしれない。競争社会の中で生まれてくる幸福感には気をつけなければならないとも思う。子供にたっぷりとひたらせるべき幸福感は何よりも心に安心感を与えるものでなければならない。
「2015年中に世界人口の1%にあたる最も富裕な人たちが、残り99%より多くの富を所有するようになった」と今日の新聞に出ていた。この数値は王侯貴族の時代と比べてどうなんだろう?
「CEOと従業員の平均年収比は、1965年の20対1から2013年には295対1に拡大」と今日の新聞に出ていた。これが米国の経済格差の現状らしい。
アメリカでは「2008年のリーマンショックとそれに続く不況で1000万世帯が家を失ったり差し押さえられたりして870万人が失業した」と今日の読売新聞に出ていた。
アメリカでは「家計所得の中央値は2000年から2013年に7%減少した」と今日の新聞に出ていた。
以上4つのツイートは、河野博子さんが書いた今日の読売新聞記事中にある「経済格差の現状」から。
なお、この「現状」はジョセフ・スティグリッツの近著「これから始まる<新しい世界経済>の教科書」に拠るもの。
スティグリッツはノーベル経済学賞受賞者。米コロンビア大学教授。73歳。
共和党トランプ候補の支持者に見られるのは「破壊的な怒り」だとジョセフ・スティグリッツが言っている。その原因は (1)大きな経済格差 (2)それを不公正と受け止めていること、その不公正に誰も責任を取っていないこと (3)基本的な社会制度への不信感だとも。
以上、今日の新聞より
東大特任講師の生貝直人さんが、「インターネット上で収集される行動履歴などの大規模なパーソナルデータを解析し、個人の性質や傾向を推測する技術」であるプロファイリングについて、今日の新聞で興味深い指摘をしていた。政党がSNSの書き込みから個人の政治的傾向を解析することも可能だとも。
@tikarato
生貝直人さんによると読書履歴はその人の思想信条を示す<機微情報>と言われるものであり、安易な利用が許されるべきものではないという。
森アーツセンターのオランダ絵画展 tbs.co.jp/vermeer2016/ の後に、フェルメールに関する複数の書籍をチェックする機会があったが、スペースの問題があるとはいえ、基礎研究を踏まえたものが僅かしかない、という厳しい現実を目の当たりにした。