美術の学芸ノート

中村彝、小川芋銭などの美術を中心に近代の日本美術、印象派などの西洋美術。美術の真贋問題。広く呟きやメモなどを記します。

2月26日(金)のつぶやき

2016-02-27 03:18:50 | 日々の呟き

昨日2月25日はルノワールの誕生日だった。この作品はルノワールとモネの様式が非常に接近したもの。予備知識なくこの作品の画像を見せると、かなり美術に詳しい人でもどちらの画家の作品か迷うことが多い。 twitter.com/thewadsworth/s…


1860年代の末、ルノワールとモネが肩を並べて描いた作品が一連の「ラ グルヌイエール」だ。2人のこれらの作品における光と水の戯れが見られる水面描写が印象主義の誕生とされる。そこには自発的に生み出された筆触分割の技法が見られるからだ。 twitter.com/saatchi_galler…

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@TheWadsworth @royalacademy

J.Rewald"The History of Impressionism"(4th ed.)の表紙はまさにこのTheWadsworth の作品ですね! twitter.com/thewadsworth/s…


@tikarato
昨日、本屋に行ってたまたま目にした美術史書を覗いたら、2014年発行のものだが、相変わらず結婚立会い説で「アルノルフィーニ夫妻像」が説明されていた。このような認識で所蔵館の作品解説を読んだら、かなり面喰らう。定説を修正するというのは大変なことなのだな!


@stwoodspirit
高階さんが「名画を見る眼」を世に出したのは1969年のことですから、パノフスキーの説を中心に解説するのはやむを得ないですね。でも改訂版を出すとしたら近年の説にも言及して解説されることと思います。


日本にルノワールの作品は多いけれど、1870年代の第1級の作品は少ない。ブリヂストン美術館のシャルパンティエの小さな娘を描いた作品は、日本に公立美術館がたくさん建った時代以降に買った作品としては、かなり良い買い物だった。
他の公立美術館では、ただ名前だけで買ったところがある。


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2月24日(水)のつぶやき

2016-02-25 03:19:27 | 日々の呟き

40年ほど前にできた団地内を散歩。空き地、空き家が目立つ。人が住まなくなった家を見るのは寂しく悲しい。40年前には輝く希望、弾むような会話、笑い声があったろうに。


日本でも富裕層と貧困層の二極分化が進み、大学で美術史を学ぶのも富裕層の子弟が多くなっているのかな。欧米で立派な美術展をやっていると聞いても、昔は誰も簡単には見に行けなかった。しかし欧米の美術館の充実した常設展示をいつかは見に行きたいという憧れは強かった。


最近の月刊の美術雑誌、Twitter、ブログなどを覗くと、欧米の美術展覧会のナマの情報が豊富だ。読者がそこに見に行くのが当然の前提であるかのように書かれている。しかし本当にそうした展覧会を見に行ける人はどのくらいいるのだろうか?富裕層が増えていることはわかるが、、、


ヤン ファン エイクの「アルノルフィーニ夫妻の肖像」は、パノフスキー以来、日本人の美術史書でも画家による結婚の立会い、証明などが定説だった。
だがあんな結婚式が本当にあるのか、モデルは真に誰なのか吟味していくと異なる<絵画の見方>も出てくるのだ。
権威者以外の説も新鮮で面白い。


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2月22日(月)のつぶやき

2016-02-23 03:21:30 | 日々の呟き

津田一郎著「心はすべて数学である」に「脳とは集合的な心を個々の心に落としこむための生物学的な器官である」との言葉があることが、昨日の新聞に紹介されていた。


プラグマティズムは、「20世紀後半と21世紀に2度の復活をとげ、その都度パワーアップして現代最も有望な立場となっている」とある本の書評に述べられていた。


阿川弘之についてのラジオ番組で昭和30年代、氏が志賀直哉にインタビューしている録音を聴く。志賀の声も初めて聞いた。当代の作家は、短期間のうちに大量に書いていますねと阿川が話しかけていた。阿川の時代に比べ現代作家はさらにその何倍も大量に書いていると思う。読者は減っている時代だが。


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2月19日(金)のつぶやき

2016-02-20 03:18:24 | 日々の呟き

Our #Delacroix exhibition is open.
Book tickets now, Members go free: bit.ly/20QRFgF
amp.twimg.com/v/f42b7dc1-eb5…

Riki67さんがリツイート | 325 RT

セザンヌは次第に構築的な<古典主義>的芸術に志向していくように思われているが、若い時代からあった抑えきれないロマン主義的な衝動は、印象主義を経過した後も色濃く残っている。ドラクロワの影響が見られるとされるこの作品もそうしたものだ。 twitter.com/NationalGaller…

1 件 リツイートされました

午後3時半すぎの月です。これから沈もうとする太陽の反対側に出ています。ほぼ半月。弦は左下に見えますが、これは、これから満月に向かう上弦の月です。。 pic.twitter.com/qV3yTHA2SP


@tikarato
@hana238823
今、暦を見たら正確には上弦の月から4日目ですね。あと4日後には満月のようです。


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2月17日(水)のつぶやき

2016-02-18 03:20:30 | 日々の呟き

ヤン ファン エイクの「アルノルフィーニ夫妻の肖像」についてのローン キャンベルやマーガレット コスターの主張は、E.パノフスキーらの定説に重要な変更を迫るものだが、こういう学術的な主張や情報がTwitterでさりげなく流されているところが面白い!


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