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タイガーのFun-Loving Way of Life

☆ささやかな歓びを♪素晴らしい仲間と♪素敵な毎日を♪Fun is Good☆

「思い出ぽろぽろ」(高畑勲監督・男鹿和雄美術)

2007年08月10日 | アニメ
夏、日本の美しい風景、懐かしい子供時代、久しぶりに「思い出ぽろぽろ」を
見ました。山形県の自然の美しさを、見事に表現してくれた男鹿和雄さんの
描く世界に改めて感動しました。日本人の原風景でしょうか。
 風景画には、人の姿がいてこそ、更に情感を増すと思います。

こんな素敵な夕陽の中で、素敵な仲間と一緒にいる瞬間、空間はどれほど素晴ら
しいか。
田園の中ですれ違う農家の方々の優しいこと。昨年、弘前で道に迷い、林檎を
収穫していた若い夫婦の方に道を尋ねた後、自然に「持ってけ」ともぎたての
林檎を一つくれました。「うわ、ありがとう。どう食べたら~?」と行ったら
若い奥さんが、声を出さずに、袖で拭くしぐさをして、にっこり。
その林檎の美味しかったこと。

丘の上から、心健やかに見渡す景観の素晴らしさ。自然の大きさや豊かさを感じ
一方で人間の小ささも感じ・・・。友の暖かさを感じ・・。

高校の頃、美術部にいて、夏の風景画を描いたら、先生が「この雲は何?かき氷
か?綿菓子か?ない方がいよ」と言ってくれたのを思い出します(笑)
結局、消して、夏空一杯にして、田園風景を描きましたが・・自分としては
お気に入りの絵でした。

「思い出ぽろぽろ」は、懐かしい世相(ひょこりひょうたん島の絵や歌は感激)
を背景に、岡島たえこが小5の自分を連れて、山形県の田舎で過ごし、漸く
素敵な自分自身や愛をみつけていく楽しいお話です。そして男鹿和雄さんの
描く素敵な風景が目や心に癒しの空間を作ってくれます。男鹿さんの展覧会が
東京都現代美術館で開催されているようですから、是非、見に行ってみようと
思っています。
ラストシーンを最後にお届けします。山形出身のAki & Mikaも浴衣姿で特別
出演です(笑)

 <<Tiger Fun Animation>>

ジョージ・ハリソンの最後のアルバム(泣き節ジョージ)

2007年08月10日 | 音楽
ポールのことを書きましたので、次はジョージを(笑)。
Beatles時代はポールとジョンの引き立て役のようなジョージでしたが。解散後
All things must passの大作でブレイク。My Sweet Lordにはみんなびっくり
しましたね。
 でもBeatles時代の後期には、Here Comes the Sun. Somethingなどの名曲を
聞かせてくれています。そして、最高傑作は、ギターが泣いているWhile my
guitar gently weepsでしょうか。あのギターソロは実は親友、Eric Claptonが
弾いているのです。それに違いありません。

 一般的にビートルズはポールとジョンが余りにも素晴らしく、私も二人の曲
に酔いしれていました。でも最近何故かジョージのこと、その悲しい曲が好きに
なっています。ジョージの遺作アルバム「Brainwashed」も半年前に漸く買い
ました。
 その中に、これこそジョージの泣き節といえるStuck Inside a Cloudという
曲があり、何故か心に残ります。ジョージ自身も気に入っていたようで、病床
で良く好きなウクレレを弾きながら歌っていたようです。そんな静かなジョージ
の心が伝わってきます。このアルバムにはスタンダードのBetween the Devil
and the Deep Blue Seaという楽しい曲も入っています。前には悪魔、後ろには
青く深い海、要は退く場所もないぎりぎりのところに置かれたという成句です。

Beatles解散後、ジョージは素敵な歌を沢山作っています。Give me Love,Not
for You,Blow Away,All Those Years Ago・・・などなど。
しかし私にとっての最高傑作はLove Comes to Everyoneです。涙が出るほど
素敵な歌で、Etic Claptonも大変気に入り、カバーを自分のアルバムの中で
歌っています。機会あれば本家とEricと聞き比べてください。どっちも素敵