10月27日(日)
奈良2日目は朝から快晴
ホテルで滝が流れるお庭を見ながらの朝食。
ホテルの朝食って好きなのよね~。とにかく美味しくて食べ過ぎてしまう。
お腹もいっぱいになり、さあ出発
法隆寺です
こちらは修学旅行で行ったっきりだから30年ぶり
金堂
龍が巻き付いてたり
獅子がいたり
細かい造りでこんなところも楽しめました。
金堂内の立派な釈迦三尊像、薬師如来、阿弥陀如来像を拝しました。
修学旅行では、西院伽藍のみの拝観でしたが、今回はゆっくりと見て回れましたよ
大宝蔵院には素晴らしい宝物がたくさん。
悪い夢を見た時にいい夢に変えてくれるという夢違観音像。
中でもしばらく見入ってしまったのが玉虫厨子。推古天皇の所持品とされる。
正面の扉には2体の菩薩様、須弥座には「施身聞偈図(せしんもんげず)」「捨身飼虎図(しゃしんしこず)」
「舎利供養図」「須身山世界図」が。
「捨身飼虎図」は飢えた虎の母子にお釈迦様ご自身の肉体を与えるという物語だそう。
今は黒っぽくなってましたが、当時は玉虫色に輝いていたのでしょうね。
紅葉が色づき始めた道をゆっくりと歩き
東院伽藍 夢殿へ。
年に2回だけ拝めるという救世観音像を特別開扉で見れたの。ラッキー
明治時代にフェノロサと岡倉天心によってこの像が発見された時は白布でぐるぐる巻きにされてて、
この秘仏が姿を現した時は僧が恐れをなして逃げ出したのだそう。
謎が多く不気味な感じのするこの仏像にとても興味を持ってしまいました。
お次は中宮寺へ。
私がどうしても来たかった場所。
ずっと見てみたかった 菩薩半跏像(如意輪観世音菩薩)。
間近にみた菩薩様は、なんとも美しいお姿。
漆黒の綺麗なお姿で、見ているだけで心が穏やかになり心が救われるような気がしたの
アルカイックスマイル(古典的微笑)と称される優しい微笑です。
悩み、苦しむ人をどのように救おうかと考え瞑想しているのだそうです。
半跏の姿勢で右足を左足の膝の上にのせ、手を頬に触れるお姿。
気品に満ち溢れ、すべてを受け入れてくれるかのような慈悲深いお顔。
これほどまでに感銘を受けた菩薩様は初めてです。
この菩薩様を拝して思った事・・・
まだまだ未熟でこの年になっても精神的にも大人になりきれて凪子。
今からもっともっと人生修業し、いろんな事を受け入れていけるような女性になりたい。
そうすればこんな優しい微笑を浮かべられる女性になれるかしら?
お次はどこに行こうかしらね?とお連れ様と相談し向かったのはすぐ近くにある藤の木古墳。
そう大きくはない古墳です。
未盗掘で豪華な副葬品が発掘されたので話題になりましたね。
埋葬されてるのは未だわかっていないそう。
ついでに古墳巡りをしてみましょう。
って事で石舞台古墳へ向かいました。
ここは最大級の横穴式石室で蘇我馬子のお墓と言われていますね。
中にも入れたので見てみました。、こんな大きな石をどうやって運んで来たんでしょうね。
大昔の人ってすごいね。
綺麗に整備された公園の中にあってものすごく綺麗な風景でした
高松塚古墳にも行ってみましょう。
お連れ様とピクニック気分で結構な距離を歩いてやっと着いた~
古墳て綺麗ですね。当然中は見ることが出来ませんが、こちらの壁画は誰でも見たことがあるという
くらい有名ですよね。
何年か前にかびによる劣化が話題になりましたね。
1300年前の宮廷の様子がわかり、飛鳥美人といわれるこの壁画。
ずっと残して欲しいものです。
本当に思ったよりもたくさんの場所を巡る事ができました。
歴史好きな私には興味がより湧き、またいろんな事について調べたいと思える旅でした。
お連れ様は長距離を一人で運転し、さぞお疲れでしたでしょう。
私の不用意な一言で気分を害してしまいましたね。
せっかくの旅でしたのに申し訳ありません
私が喜ぶ顔を楽しそうに見てくださるお連れ様。
またどこかに連れて行って下さいね。
優しい微笑を浮かべる如来様や菩薩様をたくさん見て、心が洗われるような
素敵な旅でした。
お連れ様 ありがとうございます
心より感謝いたします
凪子