Tiangangの毎日

浦和から国分寺に引っ越したフットボール好き。レッズの試合や食べたもの、旅行、読んだ本などをのんびり書いてます。

「ハルビンの銀行支店長が持ち逃げ国外逃亡」

2005-01-28 14:19:55 | Weblog
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・中国の経済雑誌である「財経1月24日号」に黒竜江省ハルビン市の中国銀行の支店長が金を持ち逃げして蒸発した事件が掲載されていた。年末に「病気の治療で北京に行ってくる」と言って休暇をとり、年明けに出勤せず行方をくらました。支店長は海外に逃亡したようだ。そのタイミングで高速道路管理会社の中国銀行同支店の口座から合計3.3億元なくなっているが発覚して大騒ぎになり、さらに数日後には同支店に口座を有している黒竜江省の投資会社の口座からも3.2億元、省社会保険事業管理局の口座からも1.8億元がなくなり・・・といったように同支店の法人口座から既に約8.3億元の資金が消えていることが明らかになった。現在なお調査中で被害額は今後増えるかも知れない。8.3億人民元というと日本円で100億円近くになる。支店長が単独でやったのか被害会社の職員と結託したのか、資金をどのように持ち出したのか等詳細は調査中とのこと。支店長は銀行内では人望があり有能と評判が高かったようだ。捜査によると支店長の父母は行方不明、妻と子供は既にカナダに移住させていたことが明らかになった。
・4大国有商業銀行に数えられる中国銀行の支店長がやってしまうというから凄い。中国の悪人は、収賄・横領等で蓄えた私財を、香港に設立した法人への出資や取引決済等に見せかける等して資金を香港に移し、香港経由で海外に移転する。子供を留学させる、親戚のつてなどを利用して家族を先に移住させる等足がかりをつけておいて最後は、ビジネスの出張に見せかける等して自分が逃亡するのが必勝パターンのようだ。日本人は横領するにしても海外逃亡というのはそれほど聞かない。お国事情の違いだ。

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