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「猿の惑星」シリーズのおさらい。

2024-05-13 13:08:33 | 映画関連
映画「猿の惑星 キングダム」を公開初日に見た。

シリーズとしては10作目。
「完全新作」と謳っているが、なにをもって完全とするのかはよくわからない。
登場人物が、前作までとは完全に異なっていて、ストーリーも直接のつながりはないことが、
「完全」なのだろうか。


さて、過去9作を改めておさらいしておこう。

「猿の惑星」
第1作は日米とも1968年に公開。
地球外惑星を探してとある星に到着した宇宙飛行士。
そこはゴリラやチンパンジーの支配する星だった。
1名は射殺され、1名はロボトミー手術を受け言語を喪失。
喉を怪我していた主人公(チャールトン・ヘストン)が生き残り、
困難を乗り越えるが、最後に破壊された自由の女神の像を見つける。
人類文明の消滅は核戦争によるものとされていた。

「続・猿の惑星」
1作目が大ヒットしたため、2年後の1970年に続編が公開された。
主人公とヒロインのノバは続投。
救援の宇宙船が到着したが、安全ではなく、の場とともに主人公を探す。
地下に核戦争で突然変異を起こしたミュータント達がいて、コバルト爆弾を崇めている。
猿たちとの戦いで、主人公が瀕死状態でコバルト爆弾を爆裂させ、地球は滅亡する。

「新・猿の惑星」
3作目は翌年、1971年公開。
地球滅亡から逃れた宇宙船が帰還したが、乗っていたのはチンパンジーだった。
地球でひどい扱いを受けた猿の惑星出身の知能の高いチンパンジーは、反発して逃亡し、
結局は殺害されてしまうが、その子ザル、マイロはサーカスに匿われて生き延びる。

「猿の惑星・征服」
4作目はさらに翌年、1972年公開。
3作目は猿の数が少ないと批判されたため、大量に猿が登場したと言われている(らしい)
未知のウィルスで犬猫類が死滅し、猿がペットとなるが、高い知能のため、奴隷扱いされる。
マイロが反発し、人々と軋轢が生じる。
マイロが統率した猿と人類が戦い、猿の勝利となる。

「最後の猿の惑星」
5作目はシリーズ完結編で1973年公開。
シーザーと名を変えたマイロは、人間を奴隷として扱うが、ミュータントと戦いになり、
ゴリラ軍を含む3者の戦闘の末、チンパンジーが勝つ。
その後、シーザーは人類を解放し、対等の共存を選ぶ。
何百年かの後、人類と猿が共に仲良く暮らしている社会が訪れる。

「猿の惑星」
6作目は、「リブート」。紆余曲折を経て2001年に公開。
ティム・バートンが監督をしたことでも知られる。
宇宙探査中の主人公(マーク・ウォルバーグ)が磁気嵐に巻き込まれ、「猿の惑星」に到着。
早々と宇宙船が壊れ、前シリーズのように乗ってきた宇宙船では帰れないことを示す。
主人公探査中の一行も磁気嵐で到着し、隠れていた人類も集まってきて猿との戦争になる。
主人公は後の宇宙船で地球に帰還するが、助けに来たのは猿の兵士だったと言うオチ。

「猿の惑星 創世記」
7作目。これこそ「リブート」。2011年の公開。
アルツハイマー病の特効薬として開発された人工ウィルス。
主人公(ジェームズ・フランコ)が治験でチンパンジーに投与したところ、
劇的に知能が発達した。
しかし、新たな治験の提案の場で子ザルを守ろうとして暴れたため、射殺された。
主人公は子ザルを引き取り、シーザーと名付けて育てる。
主人公が未認可のまま父にウィルスを投与し、いったん改善するも再発し、
隣人とのトラブルで暴れたシーザーは保護施設に送られるが虐待される。
シーザーはウィルスを盗んで保護されている猿に投与し、連携して反撃する。
ウィルスのおかげで猿全体の知能は向上したが、人類には致死率の高いウィルスとなって
人類の存在を脅かす。
人類文明の滅亡は核戦争ではなく、ウィルスによるものと示唆される。
保護施設の虐待管理人にハリポタのドラコ、トム・フェルトんが出ている。

「猿の惑星 新世紀」
8作目。2014年の公開。
人類は激減したが、猿とは住み分けして暮らしていた。
電力不足になった人類は猿の居住区にある水力発電施設に猿の許可を得て入るが、
反発するボノボがクーデターを起こし、人類によるテロだとして人を襲撃する。
瀕死だったシーザーは回復し、クーデターの首謀者を滅する。
一方の人類は猿の襲撃に反発し猿との全面戦争に向かって突き進む。

「猿の惑星 聖戦紀」
9作目。2017年公開。
人と猿との戦争が始まって2年後。
シーザーに反発するゴリラなど人に協力するものが出て、戦況は混沌。
居住区を捨て新天地に向かう覚悟をした猿の居住区に人類軍が侵入し、
シーザーの息子らを殺害。
怒りに狂ったシーザーは群れを離れ、裏切ったゴリラらを追う。
侵入したのは猿ウィルス駆逐のために反乱を起こした部隊だったが、
それを抹殺しようとする人類正規軍も加わり、戦いは大混乱。
猿は人類の軍を全滅させるが、新天地に着いたシーザーは傷のために死んでしまう。

「猿の惑星 キングダム」
10作目。今作、2024公開。
シーザーの死から300年。
静かに暮らしていたチンパンジーの村で騒動が起こる。
設定はリブートシリーズを踏襲。
ウィルスのせいで人類は知性と言葉を失い、猿類は手話、会話ができる。
読み書きはどうだったか忘れたが、英語は読めない。
チンパンジーとゴリラの仲は悪い。
「シーザーの教え」は受け継がれているが、解釈によっていろいろと軋轢の起きている世界。










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