ここ何年か興行収入は邦画が洋画を圧倒している。
昨年は特に洋画の落ち込みが激しく、前年比7割弱にとどまり、
興行収入全体の1/4にとどまっている。
(つまり、全体の3/4が邦画)
ヒットの目安である10億円以上の興収を上げた映画も邦画31本、洋画10本と3倍の差。
公開本数は685本対505本と邦画が洋画の4/3なのに。
つまり、大きく稼いだ映画がないわけで、
1本あたりの平均興行収入は
邦画:2億2745万円
洋画:1億0135万円
と、洋画は邦画の半分にも達しない。
稼ぎ頭は「コナンシリーズ」の最新作で158億円。
2番手もアニメで、「劇場版ハイキュー」の116億円だ。
3番手は「キングダム」、4番手は「SPYxFAMILY」で、
洋画のトップ、「インサイドヘッド2」は7番手に過ぎない。
洋画の2番手は「怪盗グルー」で全体の10番手。
3番手も「ウィッシュ」でアニメ、と邦画洋画ともアニメが大健闘。
その他にも漫画・コミック原作の実写だったり、ラブコメなど、子供か若い人向けが大半。
現実にそういう映画の方が売れているから、しかたがないんだろうけど。
洋画が不振の原因に「大作がない」「有名なシリーズ、人気シリーズの続編がない」
ことがあげられるという映画評論家もいる。
その点は今年は期待できるのではないか。
その先陣を切ったのは「キャプテン・アメリカ」最新作だろう。
2/14に公開された。
良くも悪くも従来のヒーロー映画の延長って感じで、10億は軽くいくだろうけど、
そこまで面白いとは思わなかった。
最近はヒーロー映画も「結局は暴力で解決か」感があって自分自身がいまいち乗れてないかも。
マーベル映画という意味では5/2公開の「サンダーボルツ」もあった。
マーベル映画という意味では5/2公開の「サンダーボルツ」もあった。
こちらも暴力が解決手段であることには変わりないが、人の内面にフォーカスしており、
他のヒーローものとはちょっと違う。
続編があるらしい。
これから公開されるシリーズ物でぜひ見たいと期待しているものは、次の通り。
「ミッション・インポッシブル」最新作、5/23公開。
続きものだし、シリーズは欠かさず見ている。
作品によって好みにあうあわないはあるが、最後かもしれないし見ておきたい。
「ファンタスティック4」最新作、7/25。
これは多分見ない。
過去作はいくつか見たが、4人のキャラ設定がいまいちピンとこない。
ゴム人間、岩男、炎男、透明人間。漫画なら面白いんだろうけど。
今作ではどういう設定かは知らないけど、そもそも放射能を浴びて超人になるのが嫌。
シリーズではないが「スーパーマン」のリブート版が7/11。
今度のクラーク・ケントは身長193cmのデビッド・コレンスウェット。
個人的には初見の俳優さん。
「ジュラシック・ワールド」最新作は8/8
キャスト総入れ替え。スカーレット・ヨハンソンとルパート・フレンドが主演。
「トロン」最新作、10/10
過去2作はトロンの世界に人が入る。今作は現実世界にTRON界からAIが来る。
「プレデター」最新作、11/7
過去作はすべて人間の世界にプレデターがやってくる。
今作では追放されたプレデターの一人が、追放先で生き延びていく物語。
「アバター」最新作、12/19
3作目。主要キャストは続投。第1作公開前にシリーズ化が発表されている。
あと2作続編がある。
「ズートピア2」
年内公開とされているが詳細は未定。前作を見たので見たいと言ったところ。
ただし、BDを買うほどではない。
2027年には「アナ雪3」も予定されている。
**
シリーズものではないが、「ヒックとドラゴン」の実写版も見たい映画の一つ。
ヒックは子役出身のメイソン・テムズ、17歳。
アストリッドはタンディ・ニュートンの娘、20歳のニコ・パーカー。
父親のストイックがアニメ版で声を務めたジェラルド・バトラーなのが面白い。
* 追記 *
「ヘルボーイ/ザ・クルキッドマン」
初代は特殊メイク要らないと思えるリアルヘルボーイ、ロン・パールマン。
3作目は2代目、「サンダーボルツ」で大柄な体躯を見せたデヴィッド・ハーバー。
今作は、「デップー」や「デス・ウィッシュ」に出ていたデヴィッド・ハーバーだが、
記憶にない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます