ちょっと所用があって、社会保険事務所に行った。
国民年金の関係だ。
入ると、大勢の人が待合所のようなところで座って待っていた。
今はどこにでもある順番待ちの札の発行機。
ボタンを押してカードを受け取ると、待ち人数が「8」と出る。
係員が近づいてきて、「今日はどのような用件で。」と聞く。
国民年金の支払い関係と告げると、
「それじゃ、カードは要りません、こちらへどうぞ。」
と窓口へ案内してくれた。
私の前に高齢の女性が窓口で係員と話をしている。
「番号札を持ってお待ちください。」とプラスティックのカードを渡される。
聞くとはなしに聞いていると、
「ここに、太郎さん(仮名)のお名前とご住所をお願いします。」
「そうしたらここに口座番号ですね。」
「それでここにも太郎さんのお名前とご住所を、」
「それからここには、、、」
よく判らないが、記入箇所すべてについて教えてもらっているようだ。
ここに何々を書けと言うのがしばらく続いた後、
「それでは印鑑をこことこことここ、3か所にお願いします。」
ようやく書類が完成し、女性は書類を提出。
やれやれそろそろ順番が回ってくるな、と思っていると、
「これで手続きは終わりです。」
>これだけでいいんですか。
「はい、これでおしまいです。」
「申請していただいた口座に1月くらいで振り込みます。」
「振り込みますと言うお葉書がこの住所の太郎さんのところに行きますので、
手続きをしたんだと言うことを伝えておいてください。」
>連絡が来るんですね。
「はい、太郎さんのところに通知のハガキが行きますので、
ご存知なくてハガキが来てびっくりするといけませんから、
連絡しておいてほしいということです。」
>ハガキが来たらまたくればいいんですか。
「いえ、振り込みますので、来ていただかなくて結構です。」
>で、今日もらえるんですか。
「いえ、手続きをして1カ月くらいに振り込みしますので。」
>一カ月くらいして来ればいいんですか。
「いえ、来ていただかなくて結構です。
今書いていただいた口座に振り込みます。」
>ああ、そうですか。年寄りでよく判らないもので。
(おばさん、何のために口座番号書いたんだ。)
(それより終わったんなら早くどいてよ。)と思っていると、
ここでとどめの一発。
>これ何でこうなるんですか。
(えーっ、それって最初に聞くことじゃないの?)
(何か判らないで手続きしてたの?)
「国民年金を1年分前納いただきましたよね。」
>ええ。
「それで今年の3月から口座振替にしていただきましたので、
3月分が2重になりましたので、その分をお返しすると言うことで、」
>はい?
「3月から口座振替にしていただいたんですが、
1年分の前納で3月分まではすでにお支払いいただいていたので、
それをお返しすると言うことです。」
>ああ、そうなんですか。
って、だめじゃん。
判んないなら、何にための手続きか、最初に聞かなきゃ。
相手が社保庁だからいいようなものの、騙されちゃうよ。
法律で決まっているとか言って金を巻き上げられる口ですな、こりゃ。
<金を払うのなら注意するでしょ、騙す人で金をくれる人はいないでしょ>
いやいや、甘い!
借りたくもない人に無理やり金を貸しといて、取り立てる手口があります。
しかし、ここで、おばさん、ぼけたか、しっかりせえよ、
と笑ってすまされない。
世の中、法律や制度なんてすぐにコロコロ変わるし、
今まで必要なかったものが必要になり、ちょっとした事でも書類がいる、
なんてのは日常茶飯事。
例えば、現金で10万円超の振り込みをする場合の本人確認とかね。
法が変わったとか法律で決まっているとか言われると、
権威にゃ弱いから、すぐ信じてしまいそうだ。
家庭用の火災報知機を売りつけるなんてのもあったし。
生半可な知識があるとかえって騙されやすかったりする。
ニュースを聞いていると、
何でそんなバカな話にだまされる!
ということは山ほどある。
人のことを笑う前に自分も気を付けよう、と思った次第でした。
国民年金の関係だ。
入ると、大勢の人が待合所のようなところで座って待っていた。
今はどこにでもある順番待ちの札の発行機。
ボタンを押してカードを受け取ると、待ち人数が「8」と出る。
係員が近づいてきて、「今日はどのような用件で。」と聞く。
国民年金の支払い関係と告げると、
「それじゃ、カードは要りません、こちらへどうぞ。」
と窓口へ案内してくれた。
私の前に高齢の女性が窓口で係員と話をしている。
「番号札を持ってお待ちください。」とプラスティックのカードを渡される。
聞くとはなしに聞いていると、
「ここに、太郎さん(仮名)のお名前とご住所をお願いします。」
「そうしたらここに口座番号ですね。」
「それでここにも太郎さんのお名前とご住所を、」
「それからここには、、、」
よく判らないが、記入箇所すべてについて教えてもらっているようだ。
ここに何々を書けと言うのがしばらく続いた後、
「それでは印鑑をこことこことここ、3か所にお願いします。」
ようやく書類が完成し、女性は書類を提出。
やれやれそろそろ順番が回ってくるな、と思っていると、
「これで手続きは終わりです。」
>これだけでいいんですか。
「はい、これでおしまいです。」
「申請していただいた口座に1月くらいで振り込みます。」
「振り込みますと言うお葉書がこの住所の太郎さんのところに行きますので、
手続きをしたんだと言うことを伝えておいてください。」
>連絡が来るんですね。
「はい、太郎さんのところに通知のハガキが行きますので、
ご存知なくてハガキが来てびっくりするといけませんから、
連絡しておいてほしいということです。」
>ハガキが来たらまたくればいいんですか。
「いえ、振り込みますので、来ていただかなくて結構です。」
>で、今日もらえるんですか。
「いえ、手続きをして1カ月くらいに振り込みしますので。」
>一カ月くらいして来ればいいんですか。
「いえ、来ていただかなくて結構です。
今書いていただいた口座に振り込みます。」
>ああ、そうですか。年寄りでよく判らないもので。
(おばさん、何のために口座番号書いたんだ。)
(それより終わったんなら早くどいてよ。)と思っていると、
ここでとどめの一発。
>これ何でこうなるんですか。
(えーっ、それって最初に聞くことじゃないの?)
(何か判らないで手続きしてたの?)
「国民年金を1年分前納いただきましたよね。」
>ええ。
「それで今年の3月から口座振替にしていただきましたので、
3月分が2重になりましたので、その分をお返しすると言うことで、」
>はい?
「3月から口座振替にしていただいたんですが、
1年分の前納で3月分まではすでにお支払いいただいていたので、
それをお返しすると言うことです。」
>ああ、そうなんですか。
って、だめじゃん。
判んないなら、何にための手続きか、最初に聞かなきゃ。
相手が社保庁だからいいようなものの、騙されちゃうよ。
法律で決まっているとか言って金を巻き上げられる口ですな、こりゃ。
<金を払うのなら注意するでしょ、騙す人で金をくれる人はいないでしょ>
いやいや、甘い!
借りたくもない人に無理やり金を貸しといて、取り立てる手口があります。
しかし、ここで、おばさん、ぼけたか、しっかりせえよ、
と笑ってすまされない。
世の中、法律や制度なんてすぐにコロコロ変わるし、
今まで必要なかったものが必要になり、ちょっとした事でも書類がいる、
なんてのは日常茶飯事。
例えば、現金で10万円超の振り込みをする場合の本人確認とかね。
法が変わったとか法律で決まっているとか言われると、
権威にゃ弱いから、すぐ信じてしまいそうだ。
家庭用の火災報知機を売りつけるなんてのもあったし。
生半可な知識があるとかえって騙されやすかったりする。
ニュースを聞いていると、
何でそんなバカな話にだまされる!
ということは山ほどある。
人のことを笑う前に自分も気を付けよう、と思った次第でした。
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