ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

TOB応募(その1)

2009-09-12 12:04:07 | 政治経済
ほんのわずかだが、あるIT系企業の株を持っていた、いや持っている。

残念ながら購入価格に比べ、時価はぐっと値が下がってしまっており、
今までの配当を全て加算しても赤字だと思う。

売っても損が確定するだけ。
一時期持ち直しかけたのに、昨年来の世界的株安でまた動きが取れない状態に。

いわゆる塩漬け状態ですね。

まあ、もともと売買する気で買ったわけではなく資産として持っておけばいい、
と、自分に言い聞かせている。
もっとも、資産と言えるほどの金額ではないけど、、、。

株券電子化もあまり興味なく、手続きもせずほうっておいたら、
いつの間にか「特別口座」なる良くわからないところに移管されてしまった。

少量とはいえ、株主の権利(偉そう?)が損なわれるわけでもないので、
特に困ることもなかったのだが、7月下旬にちょっと困ったニュースが。

それは、この企業の親会社がグループ再編の一環として、
主要IT系子会社を含む5社を完全子会社化する、と発表したのだ。

私の持っている株はこのうちのひとつ。
この会社を仮にJとしておこう。
他にK、S、の2社がIT系。

Jはもともとは本体(親会社)とは関係なく設立された
機械運用サービス/コンピューター系消耗品の会社で、いろいろあって
こういう分野に展開したかった本体と思惑が一致して子会社になったそうだ。
情報処理サービスのくくりで言えば、ベスト何社かに入る大きさで、
ここ数年の間に本体から分離した運用系会社を吸収してさらにでかくなった。

Kは、もともと本体のソフト開発から分離した会社で、
ソフト開発が中心ではあるが「工場系」の性格が強い。
本体に先駆けてコンシューマー向け廉価PCを売り出すなど、
小回りの聞く先見性のある会社として知られていた。

Sは本体のSE部隊が分社化した会社で、
こちらはいい意味の口八丁手八丁が特色だと聞く。
「工場系」が作業服での勤務が多いのに対し、スーツ姿が中心。
数年前にやはり同様の業務を行う子会社と合併している。

この3社は、それぞれ独自性はあるものの、協業、競合する立場でもあり、
何年もまえから統合合併する話はあったらしい。

ところが、前述のようにそれぞれの会社は起業からの経緯も違い、
企業カラーも大きく違うらしいので噂は何度も「出ては消え」だったようだ。

今回は、別に合併話が先行しているわけではないが、完全子会社ともなれば、
事業の移管や統合も親会社次第だろうから、そのうちなんかあるでしょう。

さて、話が企業の紹介に逸れたが、元に戻す、、、。

そのIT系3社を含む5社を、本体が「TOBによって完全子会社化する」と
発表したのが7月下旬。

すでに連結子会社となっている5社はいずれもTOB賛成の方針を発表。

その後、その会社の部長連中と飲む機会があっていろいろ話を聞いたけど、
特に動揺も不安もなく受け止めていた。

8月下旬には、予定通りTOBに関する説明資料が送付されてきた。

少額とはいえ、全株主にこれだけの資料を送るなんて大変だろうな、
と余計な心配までしてしまったが、賛同ならTOB応募しろと言う趣旨だ。

しかし、これがまた良くわからない。
賛成しますと書いて送れば後は何もなし、であればいいのだがそうは行かない。

ここで登場するプレーヤーは、
・特別口座のある証券会社
・TOBの実務を担当する証券会社
そして、私だ。

TOBといっても結局は株の売買なので、所得税も絡んでくるが、
お義理にせよ少額にせよ、何せ買ったのはもう10年も前で、
買った金額すらはっきりしない。

一応、会社に確認したところ、会社では分からないから
各証券会社に問い合わせしてくれとのことだった。

うーん、困ったな、と思いつつもほうっておいて9月も1週目を過ぎ、
株の移動(振り替え)にも、その他手続きも時間が掛かると言われて、
そろそろ焦り始めてきたのだった。

(その2へ続く)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« USLPGA、NWアーカンソー・チ... | トップ | 映画館「日劇3」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治経済」カテゴリの最新記事