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プレSE、「少額訴訟」 第二章 その6

2008-03-25 13:26:29 | 趣味
諫元は、A5かもう少し小さめのサイズの小冊子を開いて見せた。

「その場で入力するのですか。」

「まあ、訴訟の当事者の住所氏名などはあらかじめ判っていますし、
 その他の訴訟関連の項目も判っているわけですから、事前に入力できます。
 判決に関する事項をその場で選択するなり、入力するなりするわけです。」

「あ、なるほど。」

「それで、このようなシステムを開発したいと思っているわけです。
 まあ、我々はシステム化に関しては素人ですから、
 技術的に複雑になってしまったり、
 開発にあまりにもお金が掛かるようだと困ってしまいますんで、
 相談に乗っていただければと思って片山さんに相談したわけです。」

「すみません、ちょっと聞いていいですか。」

一通り諫元の説明が終わったところで、御厨が質問する。

「あ、はい、どうぞ。」

「大体の感じは判ったんですが、素朴な疑問なんですけど、
 ピントが外れているかもしれませんが、
 こんな少額の訴訟を何故最高裁で取り扱われるのかな、と疑問で。」

「ああ。失礼しました。肝心のことを言い忘れてましたね。
 少額訴訟は簡裁の扱いです。」

やはりそうか、最高裁で扱うのはおかしいと思ったんだ。
御厨は心の中でつぶやき、質問を続けた。

「ああ、そうなんですか。最高裁はどういう。」

「簡裁は最高裁の管轄なんですよ。
 少額訴訟に関してシステム化や機器の費用を見る事になります。」

簡易裁判所が最高裁の管轄だとは、ここで聞くまで御厨は知らなかった。

「機器も考えておられますか。」

***


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