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プリントごっこ

2007-11-24 23:51:07 | Weblog
「プリントごっこ」をご存知でしょうか。
あのピカッとやって版を作るやつ。

「プリントごっこ激安」のメールが届いたので、
懐かしさもあってのぞいてみたら、
まったくもって予想を覆す形状。
現代的でかっこいいではないか。



記事を読むとメモリカードが入れられるし、スキャナも付いている。
これはすごい。
ずいぶんと進化したなあ。
しかもバカ安。

ただ、初代とその次くらい?B6セットとか、PG-10は使っていたが、
(型名はうろ覚えです)
消耗品が高いのよね。
こいつの場合は、ランプも版も要らないみたいだから、インクが高い?

ちょっと調べてみるか。
と、RISOのHPを見ると、この本体は見当たらない。

>■プリントゴッコjet V-10のメーカー販売は終了いたしました。

えっ、そうなの?

じゃ、今売っているのは?
B6サイズが、プリントごっこPG-5PG-11



B5サイズが、プリントごっこアーツの3種だ。
アーツは布用と紙用があるが、付属品の違いで本体は同じだ。
(リンクと写真は布用)


いずれもピカッとやるやつだ。

このピカッ、商品名はプリントごっこランプですが、
昔のフラッシュバルブってやつです。


若い人は知らんでしょうね。
昔のカメラのストロボですね。

電気的に光らすのではなく、バルブ(電球)内部の金属片(マグネシウム?)を
一瞬にして燃やし、明るい光を出すもの。
燃やしてしまうので、一回こっきりしか使えません。

それよりも前は、たぶんマグネシウムだと思うけど、
金属の粉末を受け皿みたいなものに入れて、被写体に向け、
何らかの方法で火をつけていた。
それをバルブにしたもので、その当時はずいぶん便利だっんでしょう。
(火縄銃が薬莢式になったようなもの)

使い捨てで高くつくのと交換が面倒でストロボに押されて、
カメラ用途としてはほぼ消滅寸前に、
プリントごっこのヒットで盛り返したという話がある。

それはともかく、フラッシュの光、というより熱で、
原稿の黒いところが熱くなり、版下の蝋のようなものが溶けて小さい穴があき、
そこからインクが染みだして印刷できるという仕組みでした。

原稿を書くペンの(カーボンの量の)問題で、うまく版が作れなかったり、
もともとペン書きなので細い線が描けなかったり苦労した。

それが熱転写プリンタで印刷する(プリンタヘッドの熱で溶かす)ものが
出た時はものすごくきれいに印刷できてびっくりしたものです。

昔の印刷の控えを見ると、1993年の年賀状は手書き原稿のプリントごっこ、
1993年の8月に作ったカードは熱転写プリンタの版になってました。

ところが、1995年の夏のカードはPCのカラープリンタになっていて、
それ以降は、全てPCプリンタで打ってますね。

その後プリントごっこも紆余曲折があったと思いますが、
今はまた原点に回帰したというべきでしょうか。

しかし、いまや小学生だって年賀状はパソコンで作るんじゃないの?
プリントごっこはどういう人たちが使ってんだろうなぁ、と思うのでした。

ところで、今回「プリントごっこ」をあらためて見て、
パソコンに勝っている部分があったのを発見した。

それは、プリントごっこアーツ布用。
Tシャツプリントができる。

そんなもの、PCのプリンタだってできらい。
Tシャツプリンタ用紙を買ってアイロンで熱転写すればいい。

いえいえ、そんなものではありません。
あれは言ってみれば薄いプラスティックのフィルムに印刷し、
それを熱で布地に貼り付けているようなもの。

プリントごっこアーツは、いわゆるシルクスクリーン、スクリーン印刷です。
スクリーン印刷用の版下を作って、スキージー(ヘラ)でインクを伸ばす。
インクが直接生地に乗ります。
色づけした(インクが付いた)部分以外にフィルムなどは乗りません。
本格的な印刷です。

これが3万ほどでできるのはすごいけど、
やっぱ3万は3万だし、消耗品もそこそこするから、
簡単には手が出ないけど、
グループでお揃いのTシャツや小物を作るなら、お得かも。
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2 コメント

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懐かしいです。 (すず)
2007-11-26 09:03:45
 おはようございます、すずです。

 「プリントゴッコ」ずっと欲しかったのですよ~(笑)ただ、子供心にも高価な物だなというのは判っていたし、両親が年賀状は手書きが当然という人たちなので、買おうという提案も出来ませんでした。

 それと「カメラのストロボ」懐かしく拝見しました。祖父や兄がカメラ大好きで、マミヤなどのカメラを結構持っていたのですが、このストロボをジョウゴ(?)の様なモノにつけたり外したりして、写真を撮っていた記憶があります。確か使うと黒くなって、そのたびに交換していたように思います。
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すずさんへ (KGR)
2007-11-26 11:56:25
コメントありがとうございます。

>ストロボをジョウゴ(?)の様なモノにつけたり、

ジョウゴ状、その通りですね。
付けるのは「フラッシュバルブ」です。
ストロボは電球で何度も光らせられるもので、
フラッシュはバシッと光ってそれで使用済み。
熱いのでいきなり触ると火傷したような、、、
当時の物価からすると、
結構な値段がしましたので
滅多に使わせてもらえませんでした。

「ごっこランプ」は、4個入り840円ですから
今でも高いといえます。

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