
2016/5/15、109シネマズ木場。
中央通路前のD列を選択。
*
ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、
スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム。
**
1950年代、ハリウッド。
時代はテレビが普及し始め、映画の観客を奪うと言われていた頃。
大手映画製作会社、キャピタル・スタジオの幹部、
エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)が主人公。
マニックスは製作現場総責任者(Head of Physical Production)で、
対外的な交渉はもとより、数々の現場トラブルにも対応する日々で、
連日のように告解(懺悔)する生活だった。
おりしも、社運を賭けた超大作「ヘイル、シーザー!キリスト物語」
(Hail, Caesar! A Tale of The Christ) が撮影中であった。
名優、ベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が
ローマ帝国のアントニヌス(だったと思う)を演じる。
正教会(多分)、カソリック教会、プロテスタント教会、ユダヤ教会の宗教家との折衝。
清純派で売るディアナ・モラン(スカーレット・ヨハンソン)の妊娠騒ぎ。
カウボーイ役で売り出し中のホビー・ドイル(アルデン・エーレンライク)を
現代劇に抜擢し、ローレンツ監督(レイフ・ファインズ)とのトラブル。
また、双子の映画雑誌ライターのソーラ/セサリー(ティルダ・スウィントン、二役)の対応。
そして自分自身の家庭のトラブルにロッキード社からのヘッドハンティング。
いろいろな難問を抱える中、「ヘイル、シーザー!」のクライマックスシーン撮影を
間近に控え、主役のウィットロックが誘拐されてしまう。
果たして、トラブル解決はできるのか。
そしてウィットロックの運命やいかに。
**
マニックスは公式ページでは「スタジオの何でも屋」、
Wikiでは「汚れ仕事請負人」と、
まるで無任所のスーパーバイザ、便利屋のような書かれっぷり。
オフィスを構え、扉には「Head of Physical Production」とあり、
監督にも俳優にも指示が出せ、法務担当に無理が言えて、
経理担当に20万ドルをあっさり用意させられる。
本来入退室禁止の撮影中のスタジオにも堂々と入り、警備の者が
「撮影中です」と言いかけて「マニックスさん」と言い直す。
それがトラブル処理の何でも屋かね。
実態としてなんでも処理しなくちゃいけないのはわかるし、
フィクサーと呼ばれるのも当然だが、製作総責任者、現場総責任者など
もっと権限のある職位の方がふさわしい。
なお、エディ・マニックスは実在のエドガー・マニックスに基づく。
エドガー・マニックスはMGMの重役でベン・アフレックの「ハリウッドランド」では、
スーパーマン(ジョージ・リーブス)の死の真相を知る人物として描かれている。
本作はそんな撮影現場たるスタジオの総責任者であるマニックスの物語で、
数々のトラブルに対処し、自身の家庭にも配慮し、日々映画製作のために邁進する男。
ただでさえトラブルの多いスタジオにあって、主役の誘拐という難事件が発生し、
さらに振り回される。
高給、好条件のヘッドハンティングもあって心は揺れるが、でもやっぱり映画の現場が好き。
そういうお話です。
全体としては群像劇というかオムニバスというか、
マニックスをハブとした複数の物語が同時進行し、
最後は一本にまとまる仕掛け。
*
ジョージ・クルーニーはまたヘタレ役。
同監督(コーエン兄弟)の「バーン・アフター・リーディング」でもヘタレだった。
最初の方で、ジョージ・クルーニーに睡眠薬を盛るハープの男(ウェイン・ナイト)は、
「ジュラシック・パーク」の胚を持ち出そうとするメガネデブ。
双子のティルダ・スウィントンには笑った。
アルデン・エーレンライクとレイフ・ファインズのやり取りも笑う。
あのセリフは「Would that it were so simple」
訛りか滑舌の問題かはよくわからない。
尚、アルデン・エーレンライクは2013年公開の
「ビューティフル・クリーチャーズ」のイーサン。
2018/5/25全米公開予定のSWスピンオフ映画(タイトル未定)で
若き日のハン・ソロを演じる予定。
中央通路前のD列を選択。
*
ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、
スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム。
**
1950年代、ハリウッド。
時代はテレビが普及し始め、映画の観客を奪うと言われていた頃。
大手映画製作会社、キャピタル・スタジオの幹部、
エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)が主人公。
マニックスは製作現場総責任者(Head of Physical Production)で、
対外的な交渉はもとより、数々の現場トラブルにも対応する日々で、
連日のように告解(懺悔)する生活だった。
おりしも、社運を賭けた超大作「ヘイル、シーザー!キリスト物語」
(Hail, Caesar! A Tale of The Christ) が撮影中であった。
名優、ベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)が
ローマ帝国のアントニヌス(だったと思う)を演じる。
正教会(多分)、カソリック教会、プロテスタント教会、ユダヤ教会の宗教家との折衝。
清純派で売るディアナ・モラン(スカーレット・ヨハンソン)の妊娠騒ぎ。
カウボーイ役で売り出し中のホビー・ドイル(アルデン・エーレンライク)を
現代劇に抜擢し、ローレンツ監督(レイフ・ファインズ)とのトラブル。
また、双子の映画雑誌ライターのソーラ/セサリー(ティルダ・スウィントン、二役)の対応。
そして自分自身の家庭のトラブルにロッキード社からのヘッドハンティング。
いろいろな難問を抱える中、「ヘイル、シーザー!」のクライマックスシーン撮影を
間近に控え、主役のウィットロックが誘拐されてしまう。
果たして、トラブル解決はできるのか。
そしてウィットロックの運命やいかに。
**
マニックスは公式ページでは「スタジオの何でも屋」、
Wikiでは「汚れ仕事請負人」と、
まるで無任所のスーパーバイザ、便利屋のような書かれっぷり。
オフィスを構え、扉には「Head of Physical Production」とあり、
監督にも俳優にも指示が出せ、法務担当に無理が言えて、
経理担当に20万ドルをあっさり用意させられる。
本来入退室禁止の撮影中のスタジオにも堂々と入り、警備の者が
「撮影中です」と言いかけて「マニックスさん」と言い直す。
それがトラブル処理の何でも屋かね。
実態としてなんでも処理しなくちゃいけないのはわかるし、
フィクサーと呼ばれるのも当然だが、製作総責任者、現場総責任者など
もっと権限のある職位の方がふさわしい。
なお、エディ・マニックスは実在のエドガー・マニックスに基づく。
エドガー・マニックスはMGMの重役でベン・アフレックの「ハリウッドランド」では、
スーパーマン(ジョージ・リーブス)の死の真相を知る人物として描かれている。
本作はそんな撮影現場たるスタジオの総責任者であるマニックスの物語で、
数々のトラブルに対処し、自身の家庭にも配慮し、日々映画製作のために邁進する男。
ただでさえトラブルの多いスタジオにあって、主役の誘拐という難事件が発生し、
さらに振り回される。
高給、好条件のヘッドハンティングもあって心は揺れるが、でもやっぱり映画の現場が好き。
そういうお話です。
全体としては群像劇というかオムニバスというか、
マニックスをハブとした複数の物語が同時進行し、
最後は一本にまとまる仕掛け。
*
ジョージ・クルーニーはまたヘタレ役。
同監督(コーエン兄弟)の「バーン・アフター・リーディング」でもヘタレだった。
最初の方で、ジョージ・クルーニーに睡眠薬を盛るハープの男(ウェイン・ナイト)は、
「ジュラシック・パーク」の胚を持ち出そうとするメガネデブ。
双子のティルダ・スウィントンには笑った。
アルデン・エーレンライクとレイフ・ファインズのやり取りも笑う。
あのセリフは「Would that it were so simple」
訛りか滑舌の問題かはよくわからない。
尚、アルデン・エーレンライクは2013年公開の
「ビューティフル・クリーチャーズ」のイーサン。
2018/5/25全米公開予定のSWスピンオフ映画(タイトル未定)で
若き日のハン・ソロを演じる予定。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます