
IMAX3Dメガネ(トップ写真)は先日もご紹介しましたが、
いわゆる「ツル」が折れないタイプです。
大きくて視野角が広いのはいいのですが、固くてちょっと痛い。
おでこ側の隙間が無く、人によってはおでこに当たるのはちょっと暑い。
ツルの部分のライトブルーのところは滑り止め加工と言うか、
滑らないので、鑑賞中にずれてくることはない。
但し、前も書いたけど直線偏光なので、首を傾げると二重に見える。
メガネは返却するタイプで(多分)清掃消毒などをして再利用される。
109シネマズ木場では返却不要の他の方式との混同を避けるためか、
メガネは必ず返却してくださいと何度もアナウンスがあった。
なお、各方式を見比べてみた人が昨年1月に書いたブログによれば、
IMAX3Dの3Dメガネは、トップ写真の位置にIMAXのロゴはなく、
ライトブルーの部分が無く真っ黒でした。
全体の仕上がりもややださく感じます。改良されたんでしょうか。
IMAX3Dは2台のプロジェクターを使って左右の目用の画像を
同時映写しているので他の方式に比べて明るい。
勿論、メガネを外せばもっと明るいですが、それは意図する明るさではない。
なお、IMAXを70mmフィルムを水平方向に送り、
1コマのフィルム面積が大きく、高精細度の映像が得られると
書いているところもあるが、それはIMAXアナログのことであって、
IMAXデジタルは元々フィルムはないし、
そこまで鮮明に映写できるプロジェクターは今のところない。
*
さて、同じ偏光方式を使う3Dには、RealDとMaterImageがある。
いずれも円偏光で、通常1秒間に24コマのところ、
左右の目用の映像を交互に72コマずつ、秒144コマ映写している。
メガネには円偏光フィルターフィルムが貼られており、
左右の目用のどちらかしか通さないので、立体に見える、と言うわけ。
但し、IMAXと違って映写機は1台なので、
原理的に左右の目に届く光の量はそれぞれが半分以下。
どうしても裸眼で見るよりは暗くなる。
(そのためスクリーンの反射率を上げてある)
円偏光なので、首を傾けても偏光の軸がずれるわけではないので、
首を傾けても大丈夫です。
3Dメガネはツルが折れるタイプ。
子ども用と言うかおもちゃのサングラスみたいな出来で、
両方式のそれはよく似ていますが、ちょっと違ってます。
左がMasterImage、右がRealD。


ロゴはツルの部分に入っている。
良く見るとRealDは、reaLDですね。

MasterImageのロゴはプリントではなく掘り込み。
こちらもロゴは、materImageですね。

この間は袋から取り出す時にちょっとツルが曲がったっぽいので、
ちょっと押していたら音もなくもげてしまいました。
皆さん慎重に取り扱いましょう。
単品で売っている樹脂製円偏光3Dメガネは何百円もするが、
このメガネの実原価は多分50円もしないと思う。
*
そのほかの3D方式。
赤いメガネで暗い、重いと、3Dの不評の原因となっているXpanD。
左右それぞれ72コマを交互に映し出すのは同じだが、偏光ではなく、
メガネ側で左右のレンズ部分を交互に閉じている。
これをアクティブ・シャッター方式と呼んでいる。
このためにメガネ自体に回路や電池が必要となり、
どうしても厚く重くなってしまう。
また、ごくたまに電池切れや故障したものが当たることもあるようだ。
なお、メガネの眉間の部分にタイミングを取る赤外線の受光部があり、
そこを押さえると完全に二重になる。
左右の目にそれぞれ半分ずつの光なのは偏光方式と同じはずだが、
RealDやMaterImageに比べるとかなり暗く感じる。
スクリーンが普通のものなので、それが原因かもしれない。
初期投資は偏光方式より安い。
偏光方式は館にとってはメガネ代がデメリットと書いてある記事もあるが、
逆にXpanDメガネの維持管理が大変なのだろう、
XpanDをやめ偏光方式に替えた館がある。
(TOHOシネマズ、109シネマズの一部)
またメガネは重く、2時間程度くらいが我慢の限界。
「アバター」クラスになると耐えきれない人も出るはず。
*
もう一つ、未見だが分光方式と呼ばれるDolby3Dがある。
これも144コマ/秒で左右の目用それぞれ72コマは同じ。
左右の目用の映像の波長をそれぞれ異なる方向にシフトさせ、
メガネ側のフィルターを介してより分けるというものだが、
あまりよく理解できない。
日本では採用している館も少ない。
いわゆる「ツル」が折れないタイプです。
大きくて視野角が広いのはいいのですが、固くてちょっと痛い。
おでこ側の隙間が無く、人によってはおでこに当たるのはちょっと暑い。
ツルの部分のライトブルーのところは滑り止め加工と言うか、
滑らないので、鑑賞中にずれてくることはない。
但し、前も書いたけど直線偏光なので、首を傾げると二重に見える。
メガネは返却するタイプで(多分)清掃消毒などをして再利用される。
109シネマズ木場では返却不要の他の方式との混同を避けるためか、
メガネは必ず返却してくださいと何度もアナウンスがあった。
なお、各方式を見比べてみた人が昨年1月に書いたブログによれば、
IMAX3Dの3Dメガネは、トップ写真の位置にIMAXのロゴはなく、
ライトブルーの部分が無く真っ黒でした。
全体の仕上がりもややださく感じます。改良されたんでしょうか。
IMAX3Dは2台のプロジェクターを使って左右の目用の画像を
同時映写しているので他の方式に比べて明るい。
勿論、メガネを外せばもっと明るいですが、それは意図する明るさではない。
なお、IMAXを70mmフィルムを水平方向に送り、
1コマのフィルム面積が大きく、高精細度の映像が得られると
書いているところもあるが、それはIMAXアナログのことであって、
IMAXデジタルは元々フィルムはないし、
そこまで鮮明に映写できるプロジェクターは今のところない。
*
さて、同じ偏光方式を使う3Dには、RealDとMaterImageがある。
いずれも円偏光で、通常1秒間に24コマのところ、
左右の目用の映像を交互に72コマずつ、秒144コマ映写している。
メガネには円偏光フィルターフィルムが貼られており、
左右の目用のどちらかしか通さないので、立体に見える、と言うわけ。
但し、IMAXと違って映写機は1台なので、
原理的に左右の目に届く光の量はそれぞれが半分以下。
どうしても裸眼で見るよりは暗くなる。
(そのためスクリーンの反射率を上げてある)
円偏光なので、首を傾けても偏光の軸がずれるわけではないので、
首を傾けても大丈夫です。
3Dメガネはツルが折れるタイプ。
子ども用と言うかおもちゃのサングラスみたいな出来で、
両方式のそれはよく似ていますが、ちょっと違ってます。
左がMasterImage、右がRealD。


ロゴはツルの部分に入っている。
良く見るとRealDは、reaLDですね。

MasterImageのロゴはプリントではなく掘り込み。
こちらもロゴは、materImageですね。

この間は袋から取り出す時にちょっとツルが曲がったっぽいので、
ちょっと押していたら音もなくもげてしまいました。
皆さん慎重に取り扱いましょう。
単品で売っている樹脂製円偏光3Dメガネは何百円もするが、
このメガネの実原価は多分50円もしないと思う。
*
そのほかの3D方式。
赤いメガネで暗い、重いと、3Dの不評の原因となっているXpanD。
左右それぞれ72コマを交互に映し出すのは同じだが、偏光ではなく、
メガネ側で左右のレンズ部分を交互に閉じている。
これをアクティブ・シャッター方式と呼んでいる。
このためにメガネ自体に回路や電池が必要となり、
どうしても厚く重くなってしまう。
また、ごくたまに電池切れや故障したものが当たることもあるようだ。
なお、メガネの眉間の部分にタイミングを取る赤外線の受光部があり、
そこを押さえると完全に二重になる。
左右の目にそれぞれ半分ずつの光なのは偏光方式と同じはずだが、
RealDやMaterImageに比べるとかなり暗く感じる。
スクリーンが普通のものなので、それが原因かもしれない。
初期投資は偏光方式より安い。
偏光方式は館にとってはメガネ代がデメリットと書いてある記事もあるが、
逆にXpanDメガネの維持管理が大変なのだろう、
XpanDをやめ偏光方式に替えた館がある。
(TOHOシネマズ、109シネマズの一部)
またメガネは重く、2時間程度くらいが我慢の限界。
「アバター」クラスになると耐えきれない人も出るはず。
*
もう一つ、未見だが分光方式と呼ばれるDolby3Dがある。
これも144コマ/秒で左右の目用それぞれ72コマは同じ。
左右の目用の映像の波長をそれぞれ異なる方向にシフトさせ、
メガネ側のフィルターを介してより分けるというものだが、
あまりよく理解できない。
日本では採用している館も少ない。
現状は2019/8/9に上げた記事をご覧ください
https://blog.goo.ne.jp/thiroi/e/a62e173a54ba36b844b8f292e5b455d8