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選挙終わる、自民党大敗、民主党圧勝

2007-07-31 01:01:39 | 政治経済
選挙結果の分析については、大方のメディアの見方、
つまり、年金問題、政治と金、相次ぐ閣僚の失言で、
自民党に愛想を尽かした国民の意思が民主党に向かった、
というのが正しいでしょうね。

民主党が勝ったのではなく、自民党が負けた、自滅した
という見方もあるでしょう。

参院選の結果が参議院運営だけでなく、衆議院にも波及し、
早晩総選挙となる可能性も高くなってきました。

今回の自民党大敗をかつての細川内閣当時の一過性の「お灸」と同じと
見る人もいるようだが、私に言わせれば大間違い。

年金問題にしろ、政治と金の問題にしろ、
昨日今日の話の矛先を自民党に向けたわけではなく、
積もり積もったうっぷんを
ようやく(ほんの少し)晴らしたにすぎない。

年金については、何億何十億もかけて豪勢な施設をたくさん作り、
運営に失敗して何万円何千円で売り飛ばしだれも責任を取らない。

そのでたらめな資金運用にほとほとあきれ果ててはいたが、
自分の年金に直接関わりがなければそれほど身にしみていなかった。
ところが、今回収めたはずの金をもらったかどうかわからない、
と言い始め、こりゃもういくらなんでも堪忍袋の緒が切れた。

後始末をきちんとして組織を見直すのならともかく、
今の組織はだめなので責任も取らせず、後始末もさせず、
とにかく解体、あとは新組織でやりますと言われては堪らない。

政治と金についても、今までもなかったわけではないが、
今度ばかりは一連の騒動で開き直りとも取れる自己弁護に終始、
何でそんなに頑なに自らの潔白を証明することを嫌がるのか。
不信感ここに極まれり、といったところ。

失言も今までなくはない、というより
しょっちゅうあったといってもいい。
しかし、本音はともかく謝ってきたので、治まってきた。

今回の一連の発言はやはり開き直りと取られてもしょうがない弁解で、
総理が弁護しても結局はとっとと辞めてしまう。
これじゃ首相の求心力、威厳が感じられないのも無理はない。

これでも自民党がやってこれたのは、
自民党がだめな時の受け皿がなかったから。

確かに前回の細川内閣~羽田内閣の時は、
大いに期待したのに官僚支配は余計ひどくなって、
続く村山内閣も到底満足のいく行政手腕ではなく、
こりゃたまらん、となった。

今回国民の多くが民主党の成熟を感じたか、
参議院なら民主党でもいいだろうと思ったかはわからないが、
受け皿として、政権政党としての可能性を見ていたことと思う。

この後も開き直りと自己弁護を繰り返すようでは自民党に明日はない。

臨時国会から総選挙に至る今後の政局は如何に展開するだろうか。
しばらくは目が離せない。
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