
2015/11/6、ユナイテッドシネマ豊洲。
1番スクリーン、H列を選択。G列でもよかった。
*
ジョージ・クルーニー、マット・デーモン、ジャン・デュジャルダン、
ビル・マーレー、ケイト・ブランシェット、ジョン・グッドマン。
*
第2次大戦末期、フランク・ストークス教授(ジョージ・クルーニー)は、
政府高官に対し、ナチスが強奪した美術品の奪還作戦を願い出る。
作戦は承認されるが、若い兵隊は与えられず、ストークス自らが、
キュレーターや彫刻家や美術史学者や建築家らを集めて美術品奪還の
特殊部隊「モニュメンツ・メン」を結成する。
集められたのは次の7人。
リーダーの美術館館長:フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)
メトロポリタン美術館学芸員:ジェームズ・グレンジャー(マット・デーモン)
建築家:リチャード・キャンベル(ビル・マーレー)
彫刻家:ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)
美術商:ジャン・クロード・ベルモン(ジャン・デュジャルダン)
美術史学者:プレストン・サビッツ(ボブ・バラバン)
歴史学者:ドナルド・ジェフリーズ(ヒュー・ボンヌビル)
7人は兵役の経験はなく、イギリスで新兵訓練を受け、
1944年7月、上陸作戦後のノルマンディからフランスに入り、
敗走するナチス軍を追う。
前線での現地部隊の積極的な協力は得られず、ドイツ系アメリカ人の
エプスタイン(デミトリー・レオニダス)を仲間に引き入れ、
車を手に入れるとともに、通訳兼ドライバーも手に入れた。
モニュメンツ・メンはそれぞれが別々の行動をとった。
グレンジャーはパリで多くの美術品を回収するが、大半は行方不明。
ナチ協力者のクレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)から
情報を得ようとするがうまく行かない。
ドナルド・ジェフリーズはベルギーのブルージュ(Bruges、Brugge、ブリュッヘ)で、
ミケランジェロの聖母子像(Madonna and Child、Madonna of Bruges)を守ろうとして
ドイツ兵に射殺され、聖母子像は持ち去られてしまう。
ウォルター・ガーフィールドとジャン・クロード・クレモンは
連合軍とドイツ軍が対峙している地域に入り、ジャン・クロードが撃たれる。
こうして仲間を失いながらも美術品捜索を続けるモニュメンツ・メン。
しかし、多くの美術品がどこに隠匿されているのかわからないまま、
時間だけが過ぎていく。
果たして「ブリージュノ聖母子像」や「ヘントの祭壇画」をはじめとする
重要な美術品の奪還はできるだろうか
*
史実に基づいて描かれた作品。
但し、登場人物は実在の人物のままではなく名前を変えてあるようだ。
撮影監督や共同制作、共同脚本などに別人物もいるが、
ジョージ・クルーニーの製作、脚本、監督。
こういうあまり日の当たらないところに歴史の真実が隠されており、
それを掘り起こすことも大事、という着想は地味ながら
それなりの意味があると思える。
エンターテイメント戦争映画ではない。
派手なドンパチは少なく、比較的淡々と進む。
それほど差し迫った緊迫感もないが、それもまた逆にシリアス。
*
聖母子像をマドンナ・アンド・チャイルドと言うとは知らなかった。
また多くの聖母像には幼子であるキリストが描かれており、
英語では聖母像と聖母子像を区別しないこともあるようで、
本作の聖母子像も「Madonna of Bruges」と呼ばれている。
ナチの強奪絵画については、本来の所有者の戻すべきだとは思うが、
取り戻した直後に大金で売却してしまったケースでは
なんとなく割り切れないものを感じる。
*
映画の権利関係はややこしいものがあり、本作はスモークハウスの製作で
コロンビアとFOX2000が製作会社に名を連ねている。
アメリカでの配給は20thFOXで公開は2014/2/7。
日本では20世紀フォックス配給で2014春の公開が予定されていたが、
なぜか公開延期、後に公開中止となり、2015年にブレシディオ配給で公開となった。
尚、アメリカでのDVD/Blu-RayはSPEからリリースされている。
邦題は20世紀フォックスの配給予定時から「ミケランジェロ・プロジェクト」で
恐らくはブルージュの聖母子像がミケランジェロの作であったことから付けたと思われるが、
原題の「Monuments Men」からは想像がつかない。
邦題の変更は検討しなかったのかできなかったのか。
1番スクリーン、H列を選択。G列でもよかった。
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ジョージ・クルーニー、マット・デーモン、ジャン・デュジャルダン、
ビル・マーレー、ケイト・ブランシェット、ジョン・グッドマン。
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第2次大戦末期、フランク・ストークス教授(ジョージ・クルーニー)は、
政府高官に対し、ナチスが強奪した美術品の奪還作戦を願い出る。
作戦は承認されるが、若い兵隊は与えられず、ストークス自らが、
キュレーターや彫刻家や美術史学者や建築家らを集めて美術品奪還の
特殊部隊「モニュメンツ・メン」を結成する。
集められたのは次の7人。
リーダーの美術館館長:フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)
メトロポリタン美術館学芸員:ジェームズ・グレンジャー(マット・デーモン)
建築家:リチャード・キャンベル(ビル・マーレー)
彫刻家:ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)
美術商:ジャン・クロード・ベルモン(ジャン・デュジャルダン)
美術史学者:プレストン・サビッツ(ボブ・バラバン)
歴史学者:ドナルド・ジェフリーズ(ヒュー・ボンヌビル)
7人は兵役の経験はなく、イギリスで新兵訓練を受け、
1944年7月、上陸作戦後のノルマンディからフランスに入り、
敗走するナチス軍を追う。
前線での現地部隊の積極的な協力は得られず、ドイツ系アメリカ人の
エプスタイン(デミトリー・レオニダス)を仲間に引き入れ、
車を手に入れるとともに、通訳兼ドライバーも手に入れた。
モニュメンツ・メンはそれぞれが別々の行動をとった。
グレンジャーはパリで多くの美術品を回収するが、大半は行方不明。
ナチ協力者のクレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)から
情報を得ようとするがうまく行かない。
ドナルド・ジェフリーズはベルギーのブルージュ(Bruges、Brugge、ブリュッヘ)で、
ミケランジェロの聖母子像(Madonna and Child、Madonna of Bruges)を守ろうとして
ドイツ兵に射殺され、聖母子像は持ち去られてしまう。
ウォルター・ガーフィールドとジャン・クロード・クレモンは
連合軍とドイツ軍が対峙している地域に入り、ジャン・クロードが撃たれる。
こうして仲間を失いながらも美術品捜索を続けるモニュメンツ・メン。
しかし、多くの美術品がどこに隠匿されているのかわからないまま、
時間だけが過ぎていく。
果たして「ブリージュノ聖母子像」や「ヘントの祭壇画」をはじめとする
重要な美術品の奪還はできるだろうか
*
史実に基づいて描かれた作品。
但し、登場人物は実在の人物のままではなく名前を変えてあるようだ。
撮影監督や共同制作、共同脚本などに別人物もいるが、
ジョージ・クルーニーの製作、脚本、監督。
こういうあまり日の当たらないところに歴史の真実が隠されており、
それを掘り起こすことも大事、という着想は地味ながら
それなりの意味があると思える。
エンターテイメント戦争映画ではない。
派手なドンパチは少なく、比較的淡々と進む。
それほど差し迫った緊迫感もないが、それもまた逆にシリアス。
*
聖母子像をマドンナ・アンド・チャイルドと言うとは知らなかった。
また多くの聖母像には幼子であるキリストが描かれており、
英語では聖母像と聖母子像を区別しないこともあるようで、
本作の聖母子像も「Madonna of Bruges」と呼ばれている。
ナチの強奪絵画については、本来の所有者の戻すべきだとは思うが、
取り戻した直後に大金で売却してしまったケースでは
なんとなく割り切れないものを感じる。
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映画の権利関係はややこしいものがあり、本作はスモークハウスの製作で
コロンビアとFOX2000が製作会社に名を連ねている。
アメリカでの配給は20thFOXで公開は2014/2/7。
日本では20世紀フォックス配給で2014春の公開が予定されていたが、
なぜか公開延期、後に公開中止となり、2015年にブレシディオ配給で公開となった。
(20世紀フォックス配給予定時のチラシ)
尚、アメリカでのDVD/Blu-RayはSPEからリリースされている。
邦題は20世紀フォックスの配給予定時から「ミケランジェロ・プロジェクト」で
恐らくはブルージュの聖母子像がミケランジェロの作であったことから付けたと思われるが、
原題の「Monuments Men」からは想像がつかない。
邦題の変更は検討しなかったのかできなかったのか。
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