
2009/4/17、109シネマズ木場。
今月初めての自腹。
K「ザ・バンク、2人」
係「シアター4になりますが、どの席にしますか。」
K「どこが空いてます?」
係「全部空いてます。」
K「えっ。じゃ、この列の中央。」
係「はい、この列の7番8番をお取りします。」
本当に全部空いていた。
事実上の貸し切りでした。
***
原題は「The International」
クライブ・オーウェン、ナオミ・ワッツ。
その他の俳優はよく知らない。
***
ベルリン中央駅の駅前駐車場で、検察局の捜査官が一人の男と会っていた。
捜査官は、男が本物の内部告発者だと確信するが、男と別れた直後に変死する。
インターポールのルイス・サリンジャー(クライブ・オーウェン)は殺人と断定、
アメリカ検察局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)を呼び出し、
ドイツ警察当局とかけあう。
国際的な大銀行であるIBBCは不正取引で巨額の利益を上げており、
反対勢力の殺人にまで手を染めている。
また、アメリカ国内でマネー・ロンダリングを行っていて、
2年前からアメリカの検察とインターポールが共同捜査していた。
今回、ミサイル制御装置を大量に買い、紛争国に輸出する不正取引の情報を得て
捜査官が内部告発者と接触していたのだ。
ドイツ警察当局は、秘密捜査に不快感を示し、二人の国外退去を命ずる。
帰国したサリンジャーは内部告発者の身元を調査、
捜査官死亡直後に事故死したアンドレ・クレマンだと断定、
IBBCの頭取スカーセンの証言の不備を突いて逮捕に結びつけようとする。
しかし、サリンジャーの作戦は盗聴でIBBCに筒抜け、簡単にかわされる。
一方、ホイットマンはクレマンの妻に接近「ウンベルトに聞け」との情報を得る。
ウンベルトとは、ウンベルト・カルビーニ、イタリアの軍需産業の社長であり、
政治家で、次期イタリア首相候補でもある。
彼によれば、件のミサイル制御装置を作れるのは世界でも2社だけ。
付き合いの長いクレマンを介してIBBCと取引の予定であったが、
クレマンの死で取引を中止、IBBCには怒りを持っていた。
ホイットマンの接近に、情報を話すことを約束したカルビーニだったが、
その前の演説中に銃殺されてしまう。
情報源を失い、八方ふさがり状態のサリンジャー。
はたしてIBBCの不正を暴くことはできるのだろうか。
***
社会派ドラマとサスペンスを混ぜてアクションタッチで仕上げたというところか。
若干設定の矛盾というか説明不足がないわけでもないが、
アメリカ、ドイツ、イタリア、トルコと行きつ戻りつしながら、
国際金融機関の悪事を暴こうとする。
ただ、いくら裏で不正な活動をする組織ではあっても、
それらを必要とする組織、団体、国家がある限り、
生き延びてはびこっていくことに変わりはない。
ある意味、「007慰めの報酬」のグリーンの組織のような感じ。
そういえば、「カジノ・ロワイヤル」のル・シッフルも
投資銀行のようなことをしてましたっけ、やり口は非合法ですが。
今月初めての自腹。
K「ザ・バンク、2人」
係「シアター4になりますが、どの席にしますか。」
K「どこが空いてます?」
係「全部空いてます。」
K「えっ。じゃ、この列の中央。」
係「はい、この列の7番8番をお取りします。」
本当に全部空いていた。
事実上の貸し切りでした。
***
原題は「The International」
クライブ・オーウェン、ナオミ・ワッツ。
その他の俳優はよく知らない。
***
ベルリン中央駅の駅前駐車場で、検察局の捜査官が一人の男と会っていた。
捜査官は、男が本物の内部告発者だと確信するが、男と別れた直後に変死する。
インターポールのルイス・サリンジャー(クライブ・オーウェン)は殺人と断定、
アメリカ検察局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)を呼び出し、
ドイツ警察当局とかけあう。
国際的な大銀行であるIBBCは不正取引で巨額の利益を上げており、
反対勢力の殺人にまで手を染めている。
また、アメリカ国内でマネー・ロンダリングを行っていて、
2年前からアメリカの検察とインターポールが共同捜査していた。
今回、ミサイル制御装置を大量に買い、紛争国に輸出する不正取引の情報を得て
捜査官が内部告発者と接触していたのだ。
ドイツ警察当局は、秘密捜査に不快感を示し、二人の国外退去を命ずる。
帰国したサリンジャーは内部告発者の身元を調査、
捜査官死亡直後に事故死したアンドレ・クレマンだと断定、
IBBCの頭取スカーセンの証言の不備を突いて逮捕に結びつけようとする。
しかし、サリンジャーの作戦は盗聴でIBBCに筒抜け、簡単にかわされる。
一方、ホイットマンはクレマンの妻に接近「ウンベルトに聞け」との情報を得る。
ウンベルトとは、ウンベルト・カルビーニ、イタリアの軍需産業の社長であり、
政治家で、次期イタリア首相候補でもある。
彼によれば、件のミサイル制御装置を作れるのは世界でも2社だけ。
付き合いの長いクレマンを介してIBBCと取引の予定であったが、
クレマンの死で取引を中止、IBBCには怒りを持っていた。
ホイットマンの接近に、情報を話すことを約束したカルビーニだったが、
その前の演説中に銃殺されてしまう。
情報源を失い、八方ふさがり状態のサリンジャー。
はたしてIBBCの不正を暴くことはできるのだろうか。
***
社会派ドラマとサスペンスを混ぜてアクションタッチで仕上げたというところか。
若干設定の矛盾というか説明不足がないわけでもないが、
アメリカ、ドイツ、イタリア、トルコと行きつ戻りつしながら、
国際金融機関の悪事を暴こうとする。
ただ、いくら裏で不正な活動をする組織ではあっても、
それらを必要とする組織、団体、国家がある限り、
生き延びてはびこっていくことに変わりはない。
ある意味、「007慰めの報酬」のグリーンの組織のような感じ。
そういえば、「カジノ・ロワイヤル」のル・シッフルも
投資銀行のようなことをしてましたっけ、やり口は非合法ですが。
なるほど~007ともカブるところがあったんですね~。
お金の集まるところには不正も集まるという
ことなんですかね~。
めったにない経験です。
私らがいかなかったらどうすんの?
空でもやんの?
なんて思ってました。
そんなにもお客さんが入ってなかったんですね~(^_^;)
貸し切り状態で嬉しいような、寂しいような・・ですね(^^ゞ
冒頭のあの捜査員の一人が倒れるところで
これは面白くなりそうだぞ!とかなり期待したので、途中はちょっと普通科?と言うところもあったんですが、銃撃戦のところからまたまた復活(*^^)v
なかなか面白かったです。
巨悪はなくならないのかなぁ~・・って
ちょっと悲しくなりましたが、KGRさんが書いてらっしゃるように、必要とする人がいるから人も組織も集まってくるんですよね~。
ラストのテロップの一番最後に、ナオミ・ワッツのその後が流れて、その文字を読んでちょっとホッとしたりしました。
次々と舞台が変って、その場所場所の風景も楽しめました。
特にイスタンブールは、今回改めてその街の美しさを堪能しました。
フィクション、あるいは誇張、歪曲はあるでしょうが、
絵空事ではなく、現実にあるんだろうなと思わせる映画でした。