
宇宙戦争(WAR OF THE WORLDS)
トム・クルーズ主演。スピルバーグのSFパニック映画。
まずまず面白かった。あっという間に感じました。
宇宙戦争という邦題(小説もそうだが)に
異論を唱える人がいるかもしれませんが、 WORLDSと複数形です。
つまり、地球人と異星人という別の世界同士の戦いだから
世界戦争ではなく、宇宙戦争の方がしっくりきます。
なお、中国語版は「世界大戦」(北京語版)
「強戦世界」(広東語版)となっています。
トム・クルーズの娘レイチェルにダコタ・ファニング、
息子ロビーにジャスティン・チャットウィン。
別れた妻にミランダ・オットー。
ミランダ・オットー(LTORのエオウィン)が出ているからと
言うわけではないが、ジャスティン・チャットウィンが、
ビリー・ボイド(LTORのホビット、ピピン)に見えた。
実際には年が違いすぎる。
(ボイド1968/8生まれ、チャットウィン1982/10生まれ)
ティム・ロビンスが出ているが、予告を観たときは
彼をスティーヴ・ブシェーミだと思っていた。
(アルマゲドンで、ちょっといかれた技師)
ゴメン。
原作はH.G.ウェルズの「宇宙戦争」
(原題は "THE WAR OF THE WORLDS"と最初にも"THE"が付く)
1938年にオーソン・ウェルズがこの小説を基に
ラジオで火星人の襲来を放送し、事実と勘違いした人々によって
パニックが起こったことはあまりにも有名。
1953年にも宇宙戦争(原題は小説と同じくTHE付き)として映画化された。
宇宙人が火星からやってくる設定は小説と同じだが、
小説の3本脚の攻撃兵器は円盤の設定。
***
さて、物語は、
港でコンテナクレーンを操作するトム・クルーズのシーンから始まる。
仕事を終え、家にぶっ飛ばして帰るクルーズ。
身重のミランダ・オットーと男性が待っていて遅刻だと怒る。
どうやら、オットーとは離婚していて、
子供2人がトム・クルーズの家にくることになっていたらしい。
トム・クルーズは、無理やり子供に親らしいことをしようとするが、
2人には嫌われている。
インテリハイソ系の新旦那(ダニエル・フランゼーゼ)と違い、
トム・クルーズは典型的なブルー・カラーとして描かれている。
ひと寝入りして起きると、近くに激しい落雷があり、停電になる。
ロビーを探しに外へ出ると、そこら中で車が立ち往生している。
ロビーが放置した車を探しに行く途中、
落雷の跡(道路に穴)の周りに人だかりが。
そこから、道路に亀裂が入り、ついに3本脚の怪物が登場。
逃げ惑う人々を光線で一瞬にして灰にしてしまう。
家に逃げ帰ったクルーズは、母親(ミランダ・オットー)のもと(ボストン)に
子供たちを届けようと、動く車を見つけて町を抜け出す。
大勢の逃げ惑う人々、あるいはまったく人のいない村。
攻撃に向かう軍隊。
3本脚(トライポッド)の兵器は、防御シールドでこちらの攻撃は利かない。
彼らは光線で人を灰にするだけでなく、触手で捕まえてもいる。
彼らの目的は、
果たして3人はオットーのいるボストンまで行けるのか。
仮に行けたとしてもボストンは無事なのか。
ラストは、小説と同じ。
***
逃げて逃げて逃げまくる、ある意味、
「戦場のピアニスト」の後半のような映画(違うけど)
予告でキングコングをやっていて、
エイドリアン・ブロディが出ていたので、そう書いてしまいましたが、
ストーリーは「戦場のピアニスト」とまったく関係ありません。
宇宙人もので必ず突っ込ませていただくのは、
何で彼らは裸なのってことです。
ひょっとして、裸に見えるけど実は彼らの宇宙服なの?
(「インディペンデンス・デイ」では裸に見える宇宙服だった)
と言うことで、 宇宙人から見た地球人という構図は描かれません。
彼らはあくまでエイリアン(異星人、異邦人)であって、
コミュニケーションの取れる相手ではない。
何でやねん、と言うところはありますが、原作もあることだし、
パニック映画なので主人公からはそう見えたと言うことでご勘弁を。
テーマは家族愛でしょう。
字幕:戸田奈津子
トム・クルーズ主演。スピルバーグのSFパニック映画。
まずまず面白かった。あっという間に感じました。
宇宙戦争という邦題(小説もそうだが)に
異論を唱える人がいるかもしれませんが、 WORLDSと複数形です。
つまり、地球人と異星人という別の世界同士の戦いだから
世界戦争ではなく、宇宙戦争の方がしっくりきます。
なお、中国語版は「世界大戦」(北京語版)
「強戦世界」(広東語版)となっています。
トム・クルーズの娘レイチェルにダコタ・ファニング、
息子ロビーにジャスティン・チャットウィン。
別れた妻にミランダ・オットー。
ミランダ・オットー(LTORのエオウィン)が出ているからと
言うわけではないが、ジャスティン・チャットウィンが、
ビリー・ボイド(LTORのホビット、ピピン)に見えた。
実際には年が違いすぎる。
(ボイド1968/8生まれ、チャットウィン1982/10生まれ)
ティム・ロビンスが出ているが、予告を観たときは
彼をスティーヴ・ブシェーミだと思っていた。
(アルマゲドンで、ちょっといかれた技師)
ゴメン。
原作はH.G.ウェルズの「宇宙戦争」
(原題は "THE WAR OF THE WORLDS"と最初にも"THE"が付く)
1938年にオーソン・ウェルズがこの小説を基に
ラジオで火星人の襲来を放送し、事実と勘違いした人々によって
パニックが起こったことはあまりにも有名。
1953年にも宇宙戦争(原題は小説と同じくTHE付き)として映画化された。
宇宙人が火星からやってくる設定は小説と同じだが、
小説の3本脚の攻撃兵器は円盤の設定。
***
さて、物語は、
港でコンテナクレーンを操作するトム・クルーズのシーンから始まる。
仕事を終え、家にぶっ飛ばして帰るクルーズ。
身重のミランダ・オットーと男性が待っていて遅刻だと怒る。
どうやら、オットーとは離婚していて、
子供2人がトム・クルーズの家にくることになっていたらしい。
トム・クルーズは、無理やり子供に親らしいことをしようとするが、
2人には嫌われている。
インテリハイソ系の新旦那(ダニエル・フランゼーゼ)と違い、
トム・クルーズは典型的なブルー・カラーとして描かれている。
ひと寝入りして起きると、近くに激しい落雷があり、停電になる。
ロビーを探しに外へ出ると、そこら中で車が立ち往生している。
ロビーが放置した車を探しに行く途中、
落雷の跡(道路に穴)の周りに人だかりが。
そこから、道路に亀裂が入り、ついに3本脚の怪物が登場。
逃げ惑う人々を光線で一瞬にして灰にしてしまう。
家に逃げ帰ったクルーズは、母親(ミランダ・オットー)のもと(ボストン)に
子供たちを届けようと、動く車を見つけて町を抜け出す。
大勢の逃げ惑う人々、あるいはまったく人のいない村。
攻撃に向かう軍隊。
3本脚(トライポッド)の兵器は、防御シールドでこちらの攻撃は利かない。
彼らは光線で人を灰にするだけでなく、触手で捕まえてもいる。
彼らの目的は、
果たして3人はオットーのいるボストンまで行けるのか。
仮に行けたとしてもボストンは無事なのか。
ラストは、小説と同じ。
***
逃げて逃げて逃げまくる、ある意味、
「戦場のピアニスト」の後半のような映画(違うけど)
予告でキングコングをやっていて、
エイドリアン・ブロディが出ていたので、そう書いてしまいましたが、
ストーリーは「戦場のピアニスト」とまったく関係ありません。
宇宙人もので必ず突っ込ませていただくのは、
何で彼らは裸なのってことです。
ひょっとして、裸に見えるけど実は彼らの宇宙服なの?
(「インディペンデンス・デイ」では裸に見える宇宙服だった)
と言うことで、 宇宙人から見た地球人という構図は描かれません。
彼らはあくまでエイリアン(異星人、異邦人)であって、
コミュニケーションの取れる相手ではない。
何でやねん、と言うところはありますが、原作もあることだし、
パニック映画なので主人公からはそう見えたと言うことでご勘弁を。
テーマは家族愛でしょう。
字幕:戸田奈津子
全米での興行収入は7/1~4で77百万ドルを超え、
6/29からの累計で113百万ドルを超えた。