例年、アカデミー賞の発表に合わせてその直前に発表されるラジー賞。
ゴールデンラズベリー賞の略と言われることもあるが、
賞の正式名は「ラジー賞」で、それを選出する団体が
「ゴールデン・ラズベリー賞財団」。
前年に公開されたもっともダメな映画を選ぶ式典だが、
本当の駄作は選考対象になるべくもなく、
受賞作が見る価値もないほどの作品とまでは言えない。
一昨年には最低主演女優賞に選ばれたサンドラ・ブロックが
対象となった「ウルトラ I LOVE YOU!」(All About Steve)の
DVDの乗った台車を引っ張って登場、大喝采となった。
また彼女は同一年に、ラジー賞とアカデミー賞の両方で
主演女優賞を獲得した唯一の女優となった。
さて、今年はこれまでのアカデミー賞発表前日の発表を止め、
4/1の発表に変わった。
発表されたのは知っていたが、主要部門はほぼ予想通りの結果で、
全体の確認を怠っていた。
ちょっと遅くなったが、改めて各賞を見てみたい。
なお、タイトルの長い映画が多いので、2回目以降の記述では
原則、英語タイトルの記述を省略する。
****
最低映画賞
★「ジャックとジル」
(Jack & Jill)
他の候補作
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」(原題まま)
(Bucky Larson:Born to be A Star)
「ニュー・イヤーズ・イブ」
(New Year's Eve)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
(Transformers: Dark of the Moon)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
(Twilight Saga: Breaking Dawn Part I)
**
最低主演男優賞
★アダム・サンドラー (Adam Sandler)
「ジャックとジル」
「うそつきは結婚の始まり」(JUST GO WITH IT)
他の候補者
ラッセル・ブランド (Russell Brand)
「ミスター・アーサー」 (Arthur)
ニコラス・ケイジ (Nicolas Cage)
「ドライブ・アングリー3D」(DRIVE ANGRY 3-D)
「デビルクエスト」(SEASON OF THE WITCH)
「トレパス」(原題まま)(TRESPASS)
テイラー・ロートナー
「ミッシングID」(ABDUCTION)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
ニック・ソードソン
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
**
最低主演女優賞
★アダム・サンドラー(Adam Sandler)
「ジャックとジル」(JACK & JILL)
(双子の妹を二役で演じた)
他の候補者
マーティン・レンス(Martin Lawrence)
「ビッグママ・ハウス3」(Big Mommas: Like Father, Like Son)
サラ・ペイリン(Sarah Palin)
「ドキュメント サラ・ペイリン:負けない女」(案:筆者)
(SARAH PALIN: THE UNDEFEATED)
サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)
「できる女はもうたくさん」(案:筆者)
(I DON'T KNOW HOW SHE DOES IT)
「ニュー・イヤーズ・イブ」
クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
**
最低助演男優賞
★アル・パチーノ(Al Pacino)
「ジャックとジル」
他の候補者
パトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
ジェームズ・フランコ(James Franco)
「ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣」
(YOUR HIGHNESS)
ケン・チョン(Ken Jeong)
「ビッグママ・ハウス3」
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」
(HANGOVER PART 2)
「ズーキーパー」(原題まま)(ZOOKEEPER)
ニック・ソードソン(Nick Swardson)
「ジャックとジル」
「うそつきは結婚の始まり」
**
最低助演女優賞
★デビッド・スペード(David Spade)
「ジャックとジル」
他の候補者
ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)
「ジャックとジル」
ブランドン・T・ジャクソン(Brandon T. Jackson
「ビッグママ・ハウス3」
ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)
「うそつきは結婚の始まり」
下着モデル(別名:ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)
(The Underwear Model aka Rosie Huntington-Whiteley)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
**
最低共演者賞
★「ジャックとジル」の全キャスト
他の候補者
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」の全キャスト
「ニュー・イヤーズ・イブ」の全キャスト
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」の全キャスト
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」の全キャスト
**
最低監督賞
★デニス・デューガン
「ジャックとジル」
「うそつきは結婚の始まり」
他の候補者
マイケル・ベイ(Michael Bay)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
トム・ブラディ(Tom Brady)
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
ビル・コンドン(Bill Condon)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
ゲイリー・マーシャル(Garry Marshall)
「ニュー・イヤーズ・イブ」
**
最低リメイク・続編・パクリ映画賞
★「ジャックとジル」
(エド・ウッドの「グレンとグレンダ」のパクリ)
他の候補作
「ミスター・アーサー」
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
(「ブギーナイツ」と「スター誕生」(1976)のパクリ)
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」
(続編であり、リメイクでもある)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
**
最低カップル賞
★アダム・サンドラーと次の3人のうちの誰か
・ケイティ・ホームズ
・アル・パチーノ
・アダム・サンドラー
他の候補者
アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンかブルックリン・デッカー
ニコラス・ケイジと彼の2011年の3本の作品の共演者の誰とでも
シャイア・ラブーフと下着モデル(またの名をロージー・ハンティントン=ホワイトリー)
クリステン・スチュワートとテイラー・ロートナーかロバート・パティンソン
**
最低脚本賞
★「ジャックとジル」スティーブ・コレンとアダム・サンドラー
他の候補作
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
「ニュー・イヤーズ・イブ」
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
**
アダム・サンドラーが最低主演男優賞、最低主演女優賞、
最低カップル賞、最低脚本賞を受賞。
「ジャックとジル」はアダム・サンドラーの受賞部門のほか、
最低助演男優賞、最低助演女優賞、最低映画賞、最低監督賞、
最低共演者賞、最低リメイク・続編・パクリ映画賞と総なめ状態です。
本作はおよそ8千万ドルの製作費をつぎ込んで、
アメリカ国内では製作費に数百万ドル届かなかったもの、
アメリカ以外でもほぼ同じ額を稼いでおり、DVDなども考えると
トータルでは赤字にならなかったと思われます。
ゴールデンラズベリー賞の略と言われることもあるが、
賞の正式名は「ラジー賞」で、それを選出する団体が
「ゴールデン・ラズベリー賞財団」。
前年に公開されたもっともダメな映画を選ぶ式典だが、
本当の駄作は選考対象になるべくもなく、
受賞作が見る価値もないほどの作品とまでは言えない。
一昨年には最低主演女優賞に選ばれたサンドラ・ブロックが
対象となった「ウルトラ I LOVE YOU!」(All About Steve)の
DVDの乗った台車を引っ張って登場、大喝采となった。
また彼女は同一年に、ラジー賞とアカデミー賞の両方で
主演女優賞を獲得した唯一の女優となった。
さて、今年はこれまでのアカデミー賞発表前日の発表を止め、
4/1の発表に変わった。
発表されたのは知っていたが、主要部門はほぼ予想通りの結果で、
全体の確認を怠っていた。
ちょっと遅くなったが、改めて各賞を見てみたい。
なお、タイトルの長い映画が多いので、2回目以降の記述では
原則、英語タイトルの記述を省略する。
****
最低映画賞
★「ジャックとジル」
(Jack & Jill)
他の候補作
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」(原題まま)
(Bucky Larson:Born to be A Star)
「ニュー・イヤーズ・イブ」
(New Year's Eve)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
(Transformers: Dark of the Moon)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
(Twilight Saga: Breaking Dawn Part I)
**
最低主演男優賞
★アダム・サンドラー (Adam Sandler)
「ジャックとジル」
「うそつきは結婚の始まり」(JUST GO WITH IT)
他の候補者
ラッセル・ブランド (Russell Brand)
「ミスター・アーサー」 (Arthur)
ニコラス・ケイジ (Nicolas Cage)
「ドライブ・アングリー3D」(DRIVE ANGRY 3-D)
「デビルクエスト」(SEASON OF THE WITCH)
「トレパス」(原題まま)(TRESPASS)
テイラー・ロートナー
「ミッシングID」(ABDUCTION)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
ニック・ソードソン
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
**
最低主演女優賞
★アダム・サンドラー(Adam Sandler)
「ジャックとジル」(JACK & JILL)
(双子の妹を二役で演じた)
他の候補者
マーティン・レンス(Martin Lawrence)
「ビッグママ・ハウス3」(Big Mommas: Like Father, Like Son)
サラ・ペイリン(Sarah Palin)
「ドキュメント サラ・ペイリン:負けない女」(案:筆者)
(SARAH PALIN: THE UNDEFEATED)
サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)
「できる女はもうたくさん」(案:筆者)
(I DON'T KNOW HOW SHE DOES IT)
「ニュー・イヤーズ・イブ」
クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
**
最低助演男優賞
★アル・パチーノ(Al Pacino)
「ジャックとジル」
他の候補者
パトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
ジェームズ・フランコ(James Franco)
「ロード・オブ・クエスト ドラゴンとユニコーンの剣」
(YOUR HIGHNESS)
ケン・チョン(Ken Jeong)
「ビッグママ・ハウス3」
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」
(HANGOVER PART 2)
「ズーキーパー」(原題まま)(ZOOKEEPER)
ニック・ソードソン(Nick Swardson)
「ジャックとジル」
「うそつきは結婚の始まり」
**
最低助演女優賞
★デビッド・スペード(David Spade)
「ジャックとジル」
他の候補者
ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)
「ジャックとジル」
ブランドン・T・ジャクソン(Brandon T. Jackson
「ビッグママ・ハウス3」
ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)
「うそつきは結婚の始まり」
下着モデル(別名:ロージー・ハンティントン=ホワイトリー)
(The Underwear Model aka Rosie Huntington-Whiteley)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
**
最低共演者賞
★「ジャックとジル」の全キャスト
他の候補者
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」の全キャスト
「ニュー・イヤーズ・イブ」の全キャスト
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」の全キャスト
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」の全キャスト
**
最低監督賞
★デニス・デューガン
「ジャックとジル」
「うそつきは結婚の始まり」
他の候補者
マイケル・ベイ(Michael Bay)
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
トム・ブラディ(Tom Brady)
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
ビル・コンドン(Bill Condon)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
ゲイリー・マーシャル(Garry Marshall)
「ニュー・イヤーズ・イブ」
**
最低リメイク・続編・パクリ映画賞
★「ジャックとジル」
(エド・ウッドの「グレンとグレンダ」のパクリ)
他の候補作
「ミスター・アーサー」
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
(「ブギーナイツ」と「スター誕生」(1976)のパクリ)
「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」
(続編であり、リメイクでもある)
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
**
最低カップル賞
★アダム・サンドラーと次の3人のうちの誰か
・ケイティ・ホームズ
・アル・パチーノ
・アダム・サンドラー
他の候補者
アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンかブルックリン・デッカー
ニコラス・ケイジと彼の2011年の3本の作品の共演者の誰とでも
シャイア・ラブーフと下着モデル(またの名をロージー・ハンティントン=ホワイトリー)
クリステン・スチュワートとテイラー・ロートナーかロバート・パティンソン
**
最低脚本賞
★「ジャックとジル」スティーブ・コレンとアダム・サンドラー
他の候補作
「ボーン・トゥ・ビ・ア・スター」
「ニュー・イヤーズ・イブ」
「トランスフォーマー:ダークサイド・ムーン」
「トワイライト・サーガ:ブレイキング・ドーンPart1」
**
アダム・サンドラーが最低主演男優賞、最低主演女優賞、
最低カップル賞、最低脚本賞を受賞。
「ジャックとジル」はアダム・サンドラーの受賞部門のほか、
最低助演男優賞、最低助演女優賞、最低映画賞、最低監督賞、
最低共演者賞、最低リメイク・続編・パクリ映画賞と総なめ状態です。
本作はおよそ8千万ドルの製作費をつぎ込んで、
アメリカ国内では製作費に数百万ドル届かなかったもの、
アメリカ以外でもほぼ同じ額を稼いでおり、DVDなども考えると
トータルでは赤字にならなかったと思われます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます