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電源タップの寿命3~5年、理由は?

2021-04-13 11:14:27 | 観察
電源タップには寿命がある。
先日一部ネットで話題になっていたと思ったら、ここへきていろんなところで取り上げられている。

寿命がわずか3年~5年しかないと言うのは、いまいち信じがたいが、
発信元は「日本配線システム工業会」というから本当なんだろう。

どんなものにも寿命はある。
壊れないものはないし、劣化しないものもない。
正しく使えば長持ちする物でも使い方を間違うと思いのほか早く壊れるのも理解できる。

でも、寿命と言うと、「正しい使い方をしていても自ずと壊れる時期が来る、それが寿命」と理解していた。

電源タップには許容される容量があり、それ以上に電化製品をつなぐと発熱したり最悪発火する。
抜き差しの際にコードを引っ張ると断線やゆるみの原因となり、発熱、ショートすることに。
何度も抜き差しを繰り返してタップの差込口が緩くなると発熱や半差し状態となり発熱の危険。
プラグを半差しやほこりが付いたままにしているとリークしてプラグが溶けたり焦げたり火災の原因に。
プラグの先端の差し込み部分(栓刃、というらしい)が曲がったまま使うと接触不良、プラグの破損につながる。
コードを束ねて、あるいは巻いたまま使うと発熱、発火の原因となる。
コードを家具やふすま、扉などで挟む/押さえつけると断線、被覆破損につながる。
いわゆるたこ足配線は、容量オーバー、過熱、焼損の危険がある。
高温となる場所で使うと被覆が溶けてショートの原因となる。
濡れた手で触ったり水がかると、絶縁低下、ショートの原因となるとともに内部に浸み込んだ水は容易に無くならず危険。

いずれも「間違った使い方」ではないか。

仮に正しい使い方をしていてもいつか壊れるのが3年~5年だとすれば、家の中のコンセントはなぜ大丈夫なのか。
コンセントや屋内配線は壊れにくいので倍は持つとしても、6年~10年が寿命になる。
「家中のコンセントや屋内配線は10年に一度は取り換えましょう」なんて聞いたことがない。

確かに築何十年も経った古い家屋の天井裏の配線がショートして火事になったなんて事例は聞いたことがあるし、
ネズミがかじったとか、蛇が引っかかってショートしたとか、コードの被覆が劣化して破損していたとか、
さもありなんと言った理由で事故に至るのは理解しますが、電源タップだけなぜそんなに早く壊れるのか。
理由が理解できない。

使い方を間違っていると3年から5年で事故に至ることがあります。
全くメンテナンスをしないと3年から5年で壊れることがあります。

ならわかるんですけど。

使わないとタップ内部の銅表面の酸化で抵抗が増して加熱するとか、
使っているうちにネジが緩んで水やほこりが入ってショートしやすくなるとか、
コードと金具の接合部が緩んで抵抗が増すとか。

だから、適宜確認して各所のネジを増し締めするとか、劣化していると思われるコードは交換するとか、
金属の表面を磨いたり、欠けたタップは交換するなり、メンテすることはいろいろある。
使わないものはきちんと保管して使う時はごみは取り除いて埃まみれのまま使ったりしない。
保管時はまとめても良いけど使う時は束ねたり丸めたりしない。

それでも3年~5年が寿命でしょうか。
それが本当なら、屋内配線や壁のコンセントはなぜ長い間大丈夫なんでしょうか。

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