ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

ETC車載器の一部が2022/11/30で使用禁止

2020-11-15 13:52:20 | 
仮に、高速道路(有料道路)がETC搭載車でなければ通行できないとすると、逆に言うと
すべての高速(有料)道路利用車両が有効なETC搭載していれば料金ゲートは要らなくなる。

今でも一部有料道路で料金所でも何でもないところで、突然ETCが「割引は100円です」なんて言い始めたり、
料金所がなく連続する2つの高速(有料)道路をまたいだ時に料金のお知らせが流れることがあるが、あれと同じ。

首都高も距離料金制になったが、現金だと路線の最高額を入り口で払うが、ETCなら出口で入り口出口間の
距離に応じた料金が自動的に計算されて精算され、ETCに料金を言われる
(首都高は出口に料金所がないので現金は先払い、ETCは後払いの感覚)

もし、高速(有料)道路の入り口でETC非搭載車(故障/カード期限切れなどを含む)を排除できれば、
走っている車はすべて有効なETCを搭載していることになり、料金ゲートでいちいち止まらなくても
料金が計算され精算される。

料金所での時間短縮につながるだけでなく事故も減るし、割り込みなどでのトラブルも減る。

さて、そんな便利なETCだが、電波を送受信するため、電波法によって漏れ電波(スプリアス)の
許容値が厳しくなっている。
もっとも新規格自体は2005年に決まったもので2007年より全面施行されたが、旧規格製品の使用が
15年間認められており、2022年11月30日にその期限を迎える。

つまり、2007年以前に認証を受けているETC車載器の中には2022/12/1以降は
電波法違反になるものが出てくると言うこと。

新規格は「ETC2.0」でスプリアス以外にも料金がお得になる数々のメリットがあるらしいが、
自車の車載器に「ETC2.0」と書いてあればOK、なければNG。

10何年も前の話でしょ。いまさらそんな古い話をされても、と思う勿れ。
今は1台の車を長く使う人が増えているので、引っ掛かる人が出てくる可能性がある。
中古車を買っていたならさらに確率が高くなるかも。

高速はたまに使うけど、どうせ現金主義だから多少料金が安くなろうがなるまいが関係ないや、と思うあなた、
国交省では「全国の高速道路をいずれETC専用にする」と言っているらしいので、高速が使えなくなります。
ま、確定的な時期はいつになるのかわかりませんけどね。

2030年にはセキュリティが強化された「新セキュリティ規格」が全面適用され「旧セキュリティ規格」の
ETCが使えなくなるらしいので、どうせいつかは古いETC車載器は交換が必要になる。

そのうち、ディーラーなどから今のETCを使い続けられるかどうか説明があるでしょうから、
慌てて心配する必要はなさそうだが、気にはしておいた方がよさそうだ。

既にETC2.0で新セキュリティ規格適合品もあるので、今搭載されている機種が全部だめと言うわけではない。
定期点検や車検の時に、ついでにディーラーに調べておいてもらえばいいかも。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京急大師線ヘッドマークデザ... | トップ | 指の内出血 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事