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ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

食品ロスと恵方巻、ネガキャン

2018-02-04 13:11:02 | 観察
このところネットニュースを見ていると恵方巻を食品ロスの象徴のように
取り扱ったものが散見される。

恵方巻自体を非難するものではなく、特に「コンビニの恵方巻」について
試作段階から販売に至るまで多くのロスが発生しているとのこと。

恵方巻に限らず季節もの、例えばこれからのバレンタインチョコや、
クリスマスケーキなどなど特定の日を逃すと売れ行きが激減する食品は
たくさんあると思う。

バレンタイン商品はパッケージを替えれば一般商品になるし、
ケーキだって飾りを「メリークリスマス」から変えれば売れる、でも
恵方巻は潰しが効かず、捨てるしかない、と言われると、そうかなと思う。

しかし、バレンタインの売れ残りを返品されても、わざわざ中身を出して
パッケージを通常商品に変えて再度出荷するようなことって考えられない。
(通常商品に取り外し可能なバレンタインのカバーをつけるものはある)

ケーキの作り過ぎて売れ残ったものは安売りはできても化粧直しで再販は
できないだろうし、やらないでしょ。

その他にもハロウィン模様のパッケージのお菓子類だって詰め替えての再販はないでしょう。
直接ハロウィンの模様のついたお菓子や、はろうぃんのかたちのものもあるしね。

節分、ホワイトデー、入試時期、こどもの日関連、等々、よくよく考えてみると
季節限定の食品って結構多い。

それなのにどうして恵方巻だけを取り上げて、食品ロスの元凶にように言うのかは
よくわからない。

その時期時期に行われる季節限定商品の大量生産、大量廃棄の問題提起のとっかかりとして、
恵方巻を取り上げることで食品ロスを改めてよく考えよう、生産、流通、販売だけではなく、
消費者もよく考えてほしい、との提言につなげるのならわかるけど、コンビニチェーンが悪い、
バイトにノルマを押し付けているとか、大量の食品ロスを生み出しているとか
ネガキャンを繰り返しても消費者にとっては他人事でしかない。
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