価値に見合う価格

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全く毛色の違うニュース２本だが、屁理屈なりに共通点というか、
感じるところを書いてみたい。

それは「価値に見合う価格」ということ。

ＴＶの人気と言うか影響力は絶大です。

ＴＶで少し放送されればお店には大行列ができるし、
売り切れたり品薄になったりする商品が続出、
本も売れるし、映画も売れる。

自虐だろうが、面白くなかろうが、ＴＶに出続ける限り大人気。

人気俳優の出るドラマが視聴率ひと桁で大問題になるくらいですが、
関東地方に限って言ったとしても１７００万世帯がパイですから、
１割で１７０万世帯、４百万人が見ている勘定です。

それだけの人が見る＝ニーズがあるのは正しいとしても、
見逃したり、もう一度見たいものを、１回１００円払って見るか、
と言われると大いに疑問です。

金払ってでも見たい人はいるでしょうが、１００円が妥当かどうかです。
１０円なら払うとしても１００円を払うに値するかどうかです。

映画なら２時間ほどのドラマに１０００円２０００円払うわけですが、
別に人気タレントが出ているからだけの理由で見るわけではありません。
（そういう人ももちろん多いでしょうが、それだけで年間何本も見る気はしない）

結局は半分時間つぶしや、友達との話題、惰性でみているような、
リアルタイムで見ても、録画して見てもタダの番組に１００円払うか、です。

同じような例は、ＴＶ番組のＤＶＤ。
高すぎると思う人の方が多いんではないでしょうか。

価値に対する評価が提供側と消費者側で大きく違う例ではないでしょうか。

もう１点、宮崎県知事について、宮崎県知事としてはよくやっていると思います。
ただ、国を預けるに足るかと言われるとわからない。

県知事就任当初、確か宮崎県の宣伝部長になるとおっしゃってなかったでしたか。

もちろん県知事が宣伝部長の役割だけで、あとは職員まかせで済むわけはなく、
行政手腕があると認めますが、県知事としての評価と、
一国の首相としての評価が同じであるはずがない。

宮崎のことを本気で何とかしようという熱意が県民に支持されたのは事実でしょうが、
国を託すことができるかは別。

これだけ落ち目で凋落の一途の自民党を「自分が入れば負けない」とはいかがか。

自民党を変える気概は立派ですが、あの小泉さんですら、
自民党をぶっ壊すと言いながら自民党が変貌したのかどうかは不透明。

確かに派閥の力は弱ったようですが、中身ややってることは変わった気がしない。

国を変える、地方分権を実現する、これは大事ですね。
でも国の仕事は地方分権だけではなく、防衛外交貿易などなど、
国際的な政策が山ほどあるんですが、何をどうやられるんでしょう。

実績がないとか手腕が未知数と言うことで排除はしません。
しかし、どうするつもりかは言ってもらわないと、賛否の表しようがない。
何をどうするのかも示さず、与党を変えると言うだけでは、
お任せしかねるのが本音です。

これも自己評価と第三者の評価が大きく異なる例ではないでしょうか。