ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

オリパラ中止でもチケットは返金無し?

2020-03-18 22:17:13 | イベント
先日、オリンピックが中止または延期になったらどうなるかについて私的な意見を書いた。

そのなかで、仮に中止になったら、チケットは当然返金されるだろうし、組織委員会は入場料収入がなくなる
(実際にはそれだけではなく返金手続きに掛かる時間と労力と費用が重なって大打撃だろうけど)
IOCは高々5%程度の減収にしかならない、と書いた。

しかし、今日のニュースを見てびっくり。
実際どうするかは別として、規約上は返金しなくて良いらしい。
規約には「不可抗力で開催できない場合は責任を取らない」とあり、
不可抗力には「公衆衛生に関わる緊急事態」が含まれるらしい。

オリンピック開催までにCOVID19騒ぎが収束し、または終息のめどが立ち、日本全体とはいかなくても、
東京で安全宣言が出される可能性は高いだろうが、世界全体を見ると、いまだ半分近くの代表選考もできておらず、
この3月、4月に行われる予定だった代表選考に関わる世界大会が軒並み中止になっている状態。
選手はもちろん、観光客も7月までに来日できる国、人がどれだけいるのかなど見通しは立たない。

仮にオリンピック中止の可能性が高くなれば、しかも中止になっても返金しませんとなればどうするか。
オリンピックは基本的には転売禁止だが「公式リセールサービス」を利用しての転売なら可能。

しかし、これは私は、チケットの売値で一旦買い戻してくれ、再度売りに出されるのだと思っていたが、
どうやらそうではなく、出品はあくまで買った人、リセールサービスは買い手を募ってくれるに過ぎない。

人気の無いチケットは売れない可能性もあり、特に中止可能性大となれば買う人も少ないだろうし、
さらに売れたとしても仲介手数料(金額、あるいは料率未定らしい)は引かれる。

中止可能性が高くなればなるほど、チケットが紙くずになる可能性は高くなる。
となれば、親戚知人友人になら売ってもいいらしいし、元値より高くしなければいいらしいので、
投げ売りする人が出るかもしれない。

そもそも、知人友人でない人に元値よりも高く売ったところで、いくらでも言い逃れは可能だと思うから、
事実上の抜け穴だとは思うけど、いつ中止になるかわからないリスクを背負っているチケットなら、
株でいう「監理ポスト」とか「整理ポスト」行きに近い、あるいはそのポストにある株と同様の仕手戦、
誰が馬場を引くかの度胸試しのようなものが起こるかもしれない。

もちろん、そういう仕手筋のような連中が出てこないとしても、先行きがはっきりしない現状においては
我々のような一般庶民は手を出さず、高見の見物がよろしいようで。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 作業船@小名木川(2020/3/18) | トップ | 今朝の東京スカイツリー(202... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「事実とは異なる」 (KGR)
2020-03-19 08:49:36
日刊スポーツの記事によれば、オリパラ組織委員会は「規約には払い戻し不可の記載はなく、事実と異なる」と述べたそうだが、払い戻しを約束したわけでも払い戻しは行われるだろうとの観測を述べたわけでもない。
どうなるかは、なってみなければわからない。
返信する

コメントを投稿

イベント」カテゴリの最新記事