また円安が進んでいます。
アメリカの失業率が改善され、急速な利下げをしなくてもよいとの流れからです。
上がったり下がったりの連続で本当に疲れますね。
バーツも相変わらず高止まりで、対ドルで円高が進んでも、対バーツでは円高はほとんど進みません。
今日のレートは1円=0.2255Bと0.21台へ入る勢いです。
2~3年前は1B=3円、今は1B=4円(もう少し安いですがわかりやすくするために)、これからは1B=5円の時代が来るかもしれませんよ。
3円が5円ということは1.7倍弱までタイの物価が上がったのと一緒の感覚です。
航空チケットがまさにそうで、3年前と比較すると倍近くまで上がっています。
ただ、悲観ばかりではなく円高要素もたくさんあります。
まずは日銀の利上げ、アメリカが利下げをしなければ金利差縮小のため日銀が早期に利上げをする可能性が高いです。
また、1か月後のアメリカ大統領選でトランプさんが勝てば、アメリカはドル安政策に方向転換します。
対バーツではタイ政府の強い中央銀行への利下げ圧力にどこまで中央銀行が抵抗できるかですが、
タイの輸出や観光産業を考えれば早期の利下げでバーツ安(当然円高になる)とする必要性はすごく高いと思います。
中国経済が低迷し、中国からタイへの金の流れが激減しているのです。(中国人観光客もかなり減少しています)
私たちタイ在住者にはこのタイでの動きが最も重要かもしれません。
そして一番可能性が高いのがイランイスラエル全面戦争です。
有事の円買いが進み、円高になると予想されています。
この場合、原油価格も急激に高騰します。
株価や為替相場に振り回されるぐらいまだかわいいもので、心配なのは産油国が原油の供給をしなくなることです。
タイは約60日、日本でも約220日の石油備蓄しかありません。
石油が枯渇すればどの国も経済が大混乱するでしょう。
飛行機も原油がなければ飛べません。
遠い中東の国の争いなんて関係ないとは言えないのです。