タイ社会開発・人間安全保障省はバンコク都やタイ警察と協力し、物乞いについて月に最低5回の検査を行っていると明かしました。
物乞いが外国人の場合は強制送還し、タイ人の場合は保護センターに送られ、職業訓練と仕事探しの支援を受けることになります。
2014年以降に約8000人の物乞いが逮捕され、そのうち3割は外国人でした。
ワラウット大臣は、物乞いに金銭を与えないように呼びかけ、苦情に対応するために省職員が24時間体制で待機していることを強調しました。
タイにはコータン(乞食)がたくさんいます。
楽してお金を手に入れることができるからです。
彼らの収入は馬鹿にできないほど稼いでいます。
うまいプロの乞食(個人)になると、月に10万B以上(40~50万円)は楽に稼いでいるようです。
疲れない、気も使わない、仕入れもなし、税金なし、全額利益となる3日やったらやめられない稼業なのです。
何度か見かけましたが、1500万円ぐらいの高級ベンツで乗り付け、乞食の衣装に着替えて商売を始めていました。
乞食ではありませんが、昔ラッチャダーピセークという道路の脇に、ソイ5バーツと呼ばれる路地がありました。
当時は地下鉄などなかったころで、車が唯一の移動手段でした。
ラッチャダーは超がつくほどの渋滞道路で、いつ目的地に着くかは天任せで時間の約束などできませんが、
ソイ5バーツを利用すると、ウィパワディーという大道路に抜けられ、かなり時間短縮ができるため、誰もがここを利用し始めました。
ただこの路地はおばあさんの私有地で、おばあさんはいつも路地の入り口に座り、入る車に「5B」と利用料金を取っていました。
警察だろうが、救急車だろうが「5B」と一律徴収をしていました。
テレビでも話題になるぐらいの有名なところです。
数年後、ソイ5Bはなくなって普通の道路になっていました。
どうやらおばあさんがバンコク都へ売却したようですが、おばあさんはとてつもない超豪邸を現金で購入したとニュースで報道がありました。
わずかなお金でもコツコツ稼げばお城も買えるのです。
今のコータン稼業は中華系の組織がラオスやミャンマー、カンボジア人を連れてきて乞食ビジネスを展開しているのが主流のようで、大勢の乞食を町中に派遣して相当な金額を稼いでいるようです。
バンコクでは乞食に施しをする方も処罰の対象となりますので、乞食には絶対お金を上げてはいけません。
もちろん乞食稼業自体がタイでは違法で、外国人の場合は即海外追放となります。(タイ人には手厚い保護があるようですが)
タイという国はありとあらゆるところで外国人を極度に差別をしています。
最近の乞食はただお金をくれではなく、モノを売って金を稼ぐ手口に代わって来ています。
これなら単なる行商となります。
ただ、ごみのようなものを高い値段で売り付けてきますので、やはり相手にしないで無視しましょう。
私が一番嫌いなのは盲目のふりをした流しです。
大音量で聞きたくもないタイの田舎の歌をマイクで歌いながら、太ったおばさんが盲人のふりをした太ったおっさんの手を引き、ゆっくりゆっくり屋台の各テーブルを回ってくるのです。
施しをするまでテーブルに立ち止まり、食事している横で、下手くそな歌を大音量で歌い続けられます。
本当にうっとおしいです。
しかも運が悪いとこの流しが3組ぐらい来るときもあります。
耐え難く、一応盲人??なので文句も言えず、さっさと屋台を引き上げています。
タイでは野良犬や野良猫の方がよっぽどマナーがあります。