1月31日と2月1日の朝、バンコク南郊のサムットプラカン県で、チャオプラヤ川が満潮ではん濫し、川沿いの一部地区で洪水が発生した。水の深さは深いところで50センチに達した。
いよいよ、バンコクの水没は避けられない既成の事実として認識しなければならないでしょう。
この時期、雨は数か月1滴も降っていません。
原因は海面水位の上昇による川への逆流です。
これが雨期ならば・・・
どんどんバンコク南部から水没は始まり、バンコク中心部の洪水状態化が当たり前になる時が迫っています。
水深50cmでは車やバイクでの走行は不可能です。
バンコクが生活できない地域になるのも時間の問題でしょう。
普通の洪水ならば川に配水すればすむことですが、事態はかなり深刻で、いくら川に配水しても大元の海面水位が上昇しているのですから排水は無意味なのです。
全川沿い、海岸沿いに高い堤防を築けば多少は防げますが、あくまでも小手先の時間稼ぎです。
インドネシアのように首都移転を真剣に考えなくてはならない時期だと思います。(候補地はチェンマイですかね)
真っ先に水没するのがスワンナプープ空港でしょうね。
10年もたてばバンコクは人間がまともに住める土地ではなくなる可能性があります。
これからバンコクの地価は間違いなくどんどん下がるでしょう。
イタリアのベネチアのように船を主の交通手段として生活することも可能ではありますが、いずれにしても首都機能はマヒします。
空飛ぶ自動車が話題になっていますが、これはこれからの主要な乗り物になる可能性を秘めています。
何度か書いていますが、パタヤなどはすでに海岸がどんどん浸食し砂浜がなくなっています。
現在の海岸は人工的に砂をまいたものです。
この兆候はなにもタイだけのことではなく、前述したインドネシアや世界各国で起きていることで、地球温暖化が進んでいることの避けられない結果です。もちろん日本でもです。
日本では原発の多くは海岸沿いにあります。
もう真剣にその対策をしていかないと手遅れになると思いますよ。
水没化のスピードは予想をはるかに超えているようです。
やがて海で泳ぐことはできなくなる時代が来るかもしれませんね。砂浜がなくなるわけですからね。
リバーサイド、シーサイドなんてのはこれからは住んではいけない地域として避けられる時代になるでしょう。
未だに東京などではタワマンをどんどん作っているようですが・・
あと世界地図を書き換えなくてはならなくなるのは必然です。
我が家も海からは何十キロとかなり離れていますが、川は近くにあるので、今は高い堤防で持ちこたえてはいますが、いずれ常時水没になることは他人事ではありません。
女房が所有している田舎の高台の土地に移転も考えようかな。
自然が長い年月をかけて形成してくれた平野を、愚かな人間は瞬く間に水没させてしまうのですから何とも人間は罪深いのでしょうかね?