タイのコータン（乞食）は3日やったらやめられないと言います。
なぜ？
めちゃくちゃ儲かるからです。
タイは仏教国で人に施すことで徳を上げられると誰もが信じています。
そんなタイ人の宗教心を利用したのが乞食産業です。
ではどれくらい儲かるのか？
あくまでもコロナ前の話ですが、日に稼ぐ人は７０００B以上。
為替換算で日に25000円ぐらい、物価換算で見れば日に7万円以上、一般タイ人の月給まではいきませんがそれに近い金額を1日で稼いでいるのです。
子供を使った上手な乞食なら月に100万円以上、物価換算だと何と300万円相当を稼いでいるのです。
まあ、皆さんの高額給料ほどはいかないと思いますが、ただこの収益には何の課税もかかりません。
仕入れ、経費ゼロの１００％すべてが利益です。
倒産リスクもなく、タイ人に宗教心がある限り永遠に続けられるのです。
ですので私は１Bも恵むことはありません。
なぜなら数回乞食が最新の最高級ベンツ（3000万円ぐらいするタイプ）で乗り付け、乞食衣装に着替え商売を始めているのを見たことがあるからです。
まあ、上記収益から考えれば苦も無くキャッシュで購入しているのでしょうね。
多くの旅行者はそんな実情も知らず、ホイホイ気前よく恵んでは自己満足しているのです。（特に日本人はいいカモだそうです）
前にも書きましたが、乞食行為は違法ですし、乞食に施す行為も厳密には違法で処罰の対象となります。
当局はこういった実態を把握しているから当然規制しているのです。
若い女性がいくら売春をしてもそこまでは稼げません。
麻薬売買の次にもうかる商売ではないでしょうか？
ただ乞食産業にもコロナの影響がかなり響いているようです。
日に７０００Bの売り上げ（すべて儲け）が５０B程度まで激減していると聞きます。
腐るほどお金を持っている人は別ですが、タイに来られた際、必ず数回は遭遇する乞食には何の施しも必要ないということがお分かりになりましたでしょうか？
それと、以前は当たり前のようにチップをサービス業では店員にあげていましたが、今タイ人でチップを気前良く上げる人はほとんどいません。
なぜなら料金が以前と比べかなり値上がっているためです。
それでもタチの悪い店などでは適当な金額を釣銭から勝手にチップとして客の承諾なしに懐に入れます。
こういう店では必ず釣銭が足らないことを強く抗議しましょう。
チップとは満足なサービスに対する気持ちで上げて当たり前のものではないのです。
