みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

ソ連対日宣戦布告の日

2017年08月08日 | 俳句日記

昭和20年8月9日、朝日新聞の1面見出
記事である。
ソ連の宣戦理由を克明に記した布告文が
載っている、論旨はこうだ。

「7月26日、米・英・華は日本に対して
無条件降伏の要求を行った。
それを日本は拒否した。
従って、日本からソ連に対して示された米・英・華との調停提案は、それ自体の
基礎を失った。
ソ連は、戦争状態の速やかな終結の為に
米・英・華の求めに応じ、日本に宣戦を
布告する」
と言うもので、8月8日に布告された。

そして、9日にソ満国境を越えるのだ。
至極当たり前な、国家間のやり取りであ
った。
ただ、日ソ不可侵条約の破棄はない。

今日、そこのところを「火事場泥棒」と
称する向きもあるが、その前に、大局の
流れを検証して置かなければならない。
松岡洋右と言う外務大臣の行動である。

元々、日本の仮想敵はロシアであった。
その為に起こった戦争が日清・日露であ
る事は誰でも知っている。
日露の時に明石大佐は、革命側を支援し
ていた。

ロシアは潰れてソ連が成った。
それから日本の迷走が始まる。
満州帝国の樹立も胡散臭い。
日独伊防共協定を結びながらも一貫して
ソ連とは協調していた。

同年5ヶ月前に起こったカンチヤズ事件
も三国同盟の前の年に起こったノモンハ
ン事件も、穿った見方をすれば出来レー
スであったような気までしてくるのだ。

そして、まんまと寝返られた。
松岡洋右と言う人物の罪は大きい。

〈満州の 御霊弔え 秋の風〉放浪子
季語・秋の風(秋)

8月8日〔火〕晴れ
友と会うのは嬉しいことだ。
博多もつ鍋を食べて旧交を温めた。
明日は元気が出そうだ。

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