鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

京阪スクエアとHRSで鉄道模型の奥深さを習った話

2023年07月30日 | 実物の鉄道

先日NHKで、鉄オタ選手権で京阪スクエアをやっていました。

京阪、樟葉駅近くのビルの中にあるのですが、入り口が意外とわかりにくい。たくさん飲食店などが入っている大きなビルです。 そこを入ってゆくと、奥に京阪3000が鎮座しています。 

 

昔懐かしいテレビカーです。

 

しかし、今回の目玉は、5000系です。 5扉で、そのうち2つはラッシュ時だけ使うというユニークな車両ですが、今は廃車になっています。 それが展示されています。

 

かなり短いので、実物を切ったと思ったのですが、展示用に新造したようです。 すごくお金がかかっています。

 

端はカットモデルで、ラッシュドアがよくわかります。

 

ラッシュドアを閉めていますが、このときには椅子は下に下がっているはずです。 椅子が上がることを示しているのですが、両側面ともこの状態だったので、せめて片側は椅子を下げて、反対側は椅子をあげてドアも開けておく展示がよかったと思ったのです。 でも、これはちゃんと作動するようなので、時と場合によっては展示の仕方を変えているかもしれません。

なお、昔、よくこの車両にも乗りました。 好きではありませんでした。 ラッシュ時と空いた時の両方に便利なようにして、会社としては良いでしょうが、下げた椅子にはヒーターがないし、ドアを開ければ、入口ばかりだし、とユーザーは勝手に文句ばかり言っていたんです。 でも東京の椅子がない電車よりはずっとマシですが、日本はどうしてこんなに電車が混むんだろう。

 

さて、近くにHRSというメルクリンショップがあります。 枚方市の気温39.8度という猛暑日に枚方市から樟葉、HRSなどを回って暑さで苦しんでいたのです、いや、部屋の中なので暑くはなかったけれど。

いつもと反対方向からお店です。

 

お客さん購入車両のテストです。 全品テストしてからでないと客に渡しません。もちろんサウンドもチェックして。

 

これなんかも欲しい車両です。 ドラフト音と共にゆっくりゆっくり、私が店にいる前から、多分帰った後も、ずっと走り続けていました。 ゆっくりゆっくり勾配もあるのに同じ速度で一周10分ぐらいかけてスムーズに走るのは模型としてはかなりのレベルです。

メルクリンは3線式ですが、トリックスブランドも、メルクリン社です。 ですから、この機関車もトリックスブランドで出ているので、普通の2線式のDCCもここで買えるのです。 

メルクリンは3線式だとばかり思っていませんか? トリックスはもちろんHO2線式ですし、ZゲージもDC2線式。 そして、1番ゲージも2線式で、DCとDCCがあります。 だから、メルクリン社は2線式のノウハウもたくさん持っています。

 

私はコントローラーにメルクリンのCS3を使っています。 これは2線式専用に使っていて、すなわりカトーのユニトラックに繋いでいます。 ここで、DCCの車両を走らせますが、もちろん天賞堂のカンタムのD51も走らせます。

これで、汽笛のアイコンを押せば汽笛が鳴るし、つまみを回せばドラフト音と共に走り出します。

普通にDCC運転ができるのですが、実はこのコントローラーには録音機能がついています。 録音機能とは操作を記録する機能で、音を録音するのではなく、操作記録機構と言うのが正しいのかもしれませんが、面倒なので録音と言っています。

これを、使うと、録音機能をONにして、D51を走らせます。 汽笛を鳴らして発車して、加速して、また汽笛を鳴らしたりして走って、駅で速度を落として停止位置で止まる。 そして、録音機能をOFFにする。

これで、録音完了。

これが録音された内容です。 左端に汽笛を鳴らして汽笛を切って、加速を56、40、0と一定速度になり、汽笛を鳴らすと言う動作が記録されています。 自動的に記録されているのです。

再生は、この画面を出す必要はないのですが、再生ボタンを押すと、なんとD51から汽笛が鳴り、勝手に走り出す。加速して、そして、駅に来たら止まる。  先ほど自分がやって動作がまるまる再現できる。

 

線路にセンサーも何もありません、 カトーのユニトラックを買ったままの線路です。 これって凄い事だとは模型人ならわかるはずです。

だから、このコントローラーがあれば2線式でも自動運転ができるのです。 私が買ったのは数年前ですが、その時からこの機能はついていたのですが、説明書を読んでいなくて使っていませんでした。 HRSに行くたびにこういうことができると聞いて、家で試してなるほどと思うのです。

実は、D51で録音をしてこれをやったのですが、停止位置がずれる。大幅にずれる。 それをHRSで言うと、書き込まれたシーケンスは録音機能で簡単に書き込まれただけの素材と考えて、ここから、細かい速度や時間の調整をすれば、1cm以内に正しく停止させることができるとのこと。 その方法も習ったのですが、家に帰ると忘れるのです。 それこそ、スマホに説明を録画しておかなければ。

というように、鉄道模型の楽しみ方をよく知っているメルクリンだから奥深い遊び方ができるような機能が盛り込まれているのです。 ちなみに、まだまだ、CS3では2線式でもいろいろ出来るらしいのですがHRSでは、うちは基本3線のメルクリンだから、詳しいことはわしにもわからん、これ以上は聞いてくれるな、と言う事でした。

 

今回HRSで購入したのはこれ。 CS3と機器の間のインターフェースです。 これを使うと家やアクセサリーの制御ができます。 それも録画機能と同じような自動で何かを操作できる。

これは良い、次のHN運転会で何かをこれで動かそうと思っているのですが、CS3も持ってゆかなければならない、荷物になる。 それ以上に、何かを今から作らなければならないし、このインターフェースも使いこなせるようにならなければならない、 それに、ナローのレイアウトも作らなければならない。 模型の世界は奥が深いし、忙しいのです。

 

 

 


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