ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.85 7.5 「便利」な生活

2009-07-05 13:54:43 | Weblog
みなさんこんにちは!また以前のばぬあ通信に戻りました。改めましてどうぞ最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)/ついこの前まで雨季で毎日のように大雨が降っていたのに、気がついてみたら最近タンナにはまとまった雨は降っていません。少し前までは雨水で生活用水をまかなっていましたが、今では少しあるいた丘にあるハンドポンプから汲んでいます。さてここで問題です。私が1日につかう水はどのくらいでしょう?






正解は、バケツ1杯半(約15L)です。これで朝の歯磨き・洗顔・コーヒーはもちろん、三食の料理の準備・片付け、スイム(シャワー)、トイレなどぜーんぶ済ませられます。(トイレは穴なので、もともと水は使いません(^^)v)日によってはバケツ1杯くらいで済んでしまう日もあります。週に2・3回洗濯をしますが、洗濯1回でバケツ2杯の水を使うので、そのときはプラス約20Lです。たぶん日本ならトイレを2回流したら15Lは終了!ですよね(*o*)

水が限られている生活は大変ですが、特に不便を感じず気持ちよく生活できるのは人の暮らしというのは本来こういうものだからなのかな、と思っています。日本の暮らしと比べたら丘の上のハンドポンプまで水を汲みに行き、約20kgのバケツを持って、歩いて家へ帰るというのは言うまでもなく「不便」です。しかし今では丘の上のハンドポンプまで行けば水が手に入るのだから「便利だなぁ」と感じています。学校のウォータータンクが壊れてからというもの、丘の上へ水を汲みに行くのが日常になり、最初は不便と感じたこの作業も今では全く苦にならなくなりました。このばぬあ通信を送るために公衆電話まで片道約40分歩くことも今では全く苦ではないし、むしろ「40分歩くだけでメールが送れる♪」と心から思います^^いやー人間ってすごいなぁ^^こうして人は順応していくんですね!

「幸せはいつも自分が決める」これは浦さんがバヌアツに残した言葉の一つです。すべては自分次第。便利だなと感じて得した気持ちになるのも、不便だなと思って損した気持ちになるのも自分次第。そう、幸せはいつも自分が決めるのだ!!イエーイ\(^o^)/私は8月末から9月頭に首都で大規模算数ワークショップを行う関係で、8月末にはタンナを離れなくてはなりません。残り2ヶ月、「人が暮らす本来の姿」の「幸せ」な暮らしを思う存分楽しんで帰国したいと思います(^^)v

では、みなさんも「幸せ」な今日を。Ale!(^o^)/



最近は寒すぎて水浴びするのがきついので、写真のようにおなべでお湯を沸かしてからスイム(水浴び)しています。あー温かいスイムは気持ちいいなぁ^^♪ちなみに一回のスイムで使う水の量はバケツ1杯(約10L)です。

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