あけましておめでとうございます。または寒中お見舞い申し上げます。2010年になり一週間が経ちました。いかがお過ごしでしょうか。
青年海外協力隊の隊員として2007年9月にバヌアツに派遣され「ばぬあ通信 no.1」を書き始めてから早2年3ヶ月、今日ついに100号を迎えることができました。みなさんの理解と応援があったからこそ2年間の任期を全うすることができ、このばぬあ通信も100号まで送ることができました。本当にどうもありがとうございました!
23歳のときに初めて行った海外旅行のオーストラリアで、現地の小学校に飛び込んだときに感じた「異文化の中で現地の人たちと生活したい、働きたい」という夢は、いつしか私の中で「絶対にやるべきこと」になり、私は青年海外協力隊へ参加しました。
日本国内での派遣前訓練も含め、協力隊員としてこの約3年間で私が学んだこと、知ったこと、気がついたことは夜空の星たちよりも多く、それらはこれからも私の人生の中で輝き続けていくと思います。バヌアツの人々や自然、タンナのみんな、高い志をもった他国のボランティアや誇り高き協力隊の仲間、日本から応援してくれた方々の言葉、タンナでの長い夜に振り返り思った私の人生の中で出会った人たち、島での孤独、活動での苦労、絶望、試行錯誤、よろこび、それらのすべては私に計り知れない影響を与え、私を人としても教育に携わるものとしても成長させてくれました。
日本を遠く離れバヌアツで過ごし、国際協力の現場で活動したことで、祖国日本についてたくさん考える機会を得て、いかに日本が世界でも稀で貴重な国であるのかも知ることができました。国際社会において、日本が世界のためにできることはたくさんあり、また日本にしかできないこと、日本人にしかできないことがたくさんあることを痛感しました。私は今、日本という国にも、自分が日本人であることにも誇りをもっています。
帰国して3ヶ月。時々私はこの3年間で失ったものの多さに気が滅入ることがあります。不自由のない生活、安定した暮らし、誇れる仕事、温かい友人や尊敬できる仲間と過ごす時間、大切な人、日本で過ごす2年間という時間、充実した日々・・・。気持ちが弱くなったときは、それらを捨ててまで協力隊へ行く必要があったのだろうかと思うこともあります。何の不満もない充実した日々を捨てて夢を叶えた代償は思ったよりも大きく、時に私を苦しめました。しかし、悔いる気持ちはありません。人生は勝負だ!夢は叶えるためにある。夢を叶えた私は今、もっと大きな夢をみることができます。また挑戦することができます。
困っている人がいたら手を差し伸べる。お互いの得意なことを教えあう。 相手の痛みを自分の痛みのように感じる。共に悩み、共に生きる。いろいろと考えてみると、協力隊の活動は何も特別なことではなく、普通のことなんだと気付かされます。同じ地球に住む仲間として助け合う。これは人として当然のこと。国際協力に理由などいらない。私はそう思います。その一部になれたことを誇りに思います。世界平和なんて理想論にすぎず、不可能なことなのかもしれません。でも私はそうわかっていてもこの理想を追い続けたい。死ぬまで挑戦し続けたいと思います。
私は世界の貧困をとめることもできないし、世界中の核兵器をなくすことも、イスラエルの紛争を解決することもできません。
でも私は思うのです。
「もしすべての人が今目の前にいる人を幸せにできたら世界は変わる。
人は人を思う。
人は人のために生きる。
そして人種も国籍も関係なく、そこに熱意と愛があれば思いは届く。」と。
タンナで過ごしていた任期中、日本と私をつなぐ命綱だったこの「ばぬあ通信」に2年間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。2010年気持ち新たに初心に返り、今自分がすべきこと、自分にできることを精一杯頑張ります!今こうして生きていることに感謝し、輝く未来へ向かってまた自分らしく全力で走り出そうと思います。未熟な私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
今まで本当にどうもありがとうございました\(^o^)/
よりよい明日を、世界の人々と。
よりよい未来を、世界の人々と、そしてあなたと。
平成19年度2次隊 バヌアツ派遣
世界一幸せなボランティア 伊東徹也
青年海外協力隊の隊員として2007年9月にバヌアツに派遣され「ばぬあ通信 no.1」を書き始めてから早2年3ヶ月、今日ついに100号を迎えることができました。みなさんの理解と応援があったからこそ2年間の任期を全うすることができ、このばぬあ通信も100号まで送ることができました。本当にどうもありがとうございました!
23歳のときに初めて行った海外旅行のオーストラリアで、現地の小学校に飛び込んだときに感じた「異文化の中で現地の人たちと生活したい、働きたい」という夢は、いつしか私の中で「絶対にやるべきこと」になり、私は青年海外協力隊へ参加しました。
日本国内での派遣前訓練も含め、協力隊員としてこの約3年間で私が学んだこと、知ったこと、気がついたことは夜空の星たちよりも多く、それらはこれからも私の人生の中で輝き続けていくと思います。バヌアツの人々や自然、タンナのみんな、高い志をもった他国のボランティアや誇り高き協力隊の仲間、日本から応援してくれた方々の言葉、タンナでの長い夜に振り返り思った私の人生の中で出会った人たち、島での孤独、活動での苦労、絶望、試行錯誤、よろこび、それらのすべては私に計り知れない影響を与え、私を人としても教育に携わるものとしても成長させてくれました。
日本を遠く離れバヌアツで過ごし、国際協力の現場で活動したことで、祖国日本についてたくさん考える機会を得て、いかに日本が世界でも稀で貴重な国であるのかも知ることができました。国際社会において、日本が世界のためにできることはたくさんあり、また日本にしかできないこと、日本人にしかできないことがたくさんあることを痛感しました。私は今、日本という国にも、自分が日本人であることにも誇りをもっています。
帰国して3ヶ月。時々私はこの3年間で失ったものの多さに気が滅入ることがあります。不自由のない生活、安定した暮らし、誇れる仕事、温かい友人や尊敬できる仲間と過ごす時間、大切な人、日本で過ごす2年間という時間、充実した日々・・・。気持ちが弱くなったときは、それらを捨ててまで協力隊へ行く必要があったのだろうかと思うこともあります。何の不満もない充実した日々を捨てて夢を叶えた代償は思ったよりも大きく、時に私を苦しめました。しかし、悔いる気持ちはありません。人生は勝負だ!夢は叶えるためにある。夢を叶えた私は今、もっと大きな夢をみることができます。また挑戦することができます。
困っている人がいたら手を差し伸べる。お互いの得意なことを教えあう。 相手の痛みを自分の痛みのように感じる。共に悩み、共に生きる。いろいろと考えてみると、協力隊の活動は何も特別なことではなく、普通のことなんだと気付かされます。同じ地球に住む仲間として助け合う。これは人として当然のこと。国際協力に理由などいらない。私はそう思います。その一部になれたことを誇りに思います。世界平和なんて理想論にすぎず、不可能なことなのかもしれません。でも私はそうわかっていてもこの理想を追い続けたい。死ぬまで挑戦し続けたいと思います。
私は世界の貧困をとめることもできないし、世界中の核兵器をなくすことも、イスラエルの紛争を解決することもできません。
でも私は思うのです。
「もしすべての人が今目の前にいる人を幸せにできたら世界は変わる。
人は人を思う。
人は人のために生きる。
そして人種も国籍も関係なく、そこに熱意と愛があれば思いは届く。」と。
タンナで過ごしていた任期中、日本と私をつなぐ命綱だったこの「ばぬあ通信」に2年間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。2010年気持ち新たに初心に返り、今自分がすべきこと、自分にできることを精一杯頑張ります!今こうして生きていることに感謝し、輝く未来へ向かってまた自分らしく全力で走り出そうと思います。未熟な私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
今まで本当にどうもありがとうございました\(^o^)/
よりよい明日を、世界の人々と。
よりよい未来を、世界の人々と、そしてあなたと。
平成19年度2次隊 バヌアツ派遣
世界一幸せなボランティア 伊東徹也
突然のコメントで失礼いたします。
滋賀県で小学校の教員をしているものです。
協力隊のことで迷っているときに、伊東先生のブログを読んで、是非実際にお話を伺いたいと思い、連絡させていただいました。
おいそがしい中申し訳ありませんが、お返事いただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。
返事遅くなりすみません!
時間がずいぶん空いてしまいましたが、もしまだ
お力になえるようでしたら、ぜひご連絡ください。
もう一度コメントををいただきましたら連絡先をお伝えいたします。
色々と思うところがあり、最近また初めの方からじっくり読ませて頂いています。口に出して伝えるのが下手な私ですが、こういう二年間を送ってきたてつやさんをそれだけで無条件に尊敬します。
バヌアツやセネガルでの経験を一生忘れず、それを教訓とし、今後の人生を、今後の国際協力を考えていきましょう。それがお世話になった皆さんへの一番の恩返しにもなると思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
P.S.「目の前にいる人を幸せにできたら」ってとっても素敵。
夜分遅くに失礼します。
これから青年海外協力隊の一員としてバヌアツに派遣される予定の者です。こちらのブログを読んで益々楽しみになりました。ブログを書いてくださってありがとうございます。