みなさんこんにちは!
タンナはいい天気で、朝のうちに洗濯をすませ、こうしてばぬあ通信をつくっています。先週、今週と週末に天気がいいのはうれしいです。今週は校内ワークショップ(現地教員対象の勉強会)を行ったり、地域の学校の教員が集まるワークショップにアドバイザーとして参加したりと普段とは違う少し忙しい一週間でした。無事に終わりホッとしています^^;
昨年末から週1回ですが、配属先のロカタイ小学校で図工の授業をはじめました。今は日本文化でもある折り紙を教えています。折り紙には算数の要素もたくさんあるので、算数と絡めながら教えています。「折り紙の形をなんていうか知ってますか?」「うーんっと・・・スクエア!」「では半分に折ってトライアングル(三角形)をつくりましょう」「このラインとこのラインがパラレル(平行)になるように折ります」のような感じ、少し算数っぽく折り紙をしています。今月は全クラスで小鳥をつくりました。ただの四角い紙が見る見るうちに小鳥に変身していくさまはバヌアツ人には手品のように見えるようで、現地教員も子どもたちもとても楽しんで取り組んでいました。1・2年生はうれしさのあまり、出来上がった小鳥をもってみんな全力疾走していました^^
折り紙指導をしていると、1年生から6年生までどこのクラスでも同じ現象が起こります。それは必ず私を呼んで「これでいいのか?」としつこく聞いてくるのです。そしてできないとすぐに「やってくれ」という態度をとるのです。「自分で試行錯誤してやってみよう」とか「なんとしても自分の力でやり遂げよう」という気持ちにはならないようで、何もせずに投げ出して、誰かにやらせようとする子がたくさんいます。これは国民性なのかもしれませんが、それではいつまでたっても何もできるようにはなりません。これでは教育的な意味がないので、とにかくできなくても最初は必ず自分の力でトライするようにさせています。その結果うまくいかなかったとしても、トライしたことをほめ、最終的には私がきれいに仕上げるようにしています。「次は自分でやってごらん」と新しい折り紙をあげると、少し自信がついたのか友達と教えないながら楽しそうに取り組むようになります。そして自分の力でつくることができるようになると「どうだ!すごいだろ♪」と満面の笑みで見せにきます。やはりできるようになることに喜びを感じるのは万国共通です^^
誰でも自信がないことに挑戦するのは骨が折れるものです。特にバヌアツ人にとってそれは大変なこと。でも、だからこそ成功したときの達成感は格別でしょう。ちょっと大げさですが、算数や図工を通して「自分はできるんだ」「挑戦することに意味があるんだ」ということを少しでも伝えられたらいいなと思います。
今日で2月も終わり。明日からは3月ですね!日本はもうすぐ春といった感じでしょうか。季節の変わり目、くれぐれもお体大切におすごしください。ではまた!Imam!(^o^)/
写真は5・6年生の図工の授業の様子と完成した「小鳥の群れ」です。うーん、きれいにできた(^^)v
タンナはいい天気で、朝のうちに洗濯をすませ、こうしてばぬあ通信をつくっています。先週、今週と週末に天気がいいのはうれしいです。今週は校内ワークショップ(現地教員対象の勉強会)を行ったり、地域の学校の教員が集まるワークショップにアドバイザーとして参加したりと普段とは違う少し忙しい一週間でした。無事に終わりホッとしています^^;
昨年末から週1回ですが、配属先のロカタイ小学校で図工の授業をはじめました。今は日本文化でもある折り紙を教えています。折り紙には算数の要素もたくさんあるので、算数と絡めながら教えています。「折り紙の形をなんていうか知ってますか?」「うーんっと・・・スクエア!」「では半分に折ってトライアングル(三角形)をつくりましょう」「このラインとこのラインがパラレル(平行)になるように折ります」のような感じ、少し算数っぽく折り紙をしています。今月は全クラスで小鳥をつくりました。ただの四角い紙が見る見るうちに小鳥に変身していくさまはバヌアツ人には手品のように見えるようで、現地教員も子どもたちもとても楽しんで取り組んでいました。1・2年生はうれしさのあまり、出来上がった小鳥をもってみんな全力疾走していました^^
折り紙指導をしていると、1年生から6年生までどこのクラスでも同じ現象が起こります。それは必ず私を呼んで「これでいいのか?」としつこく聞いてくるのです。そしてできないとすぐに「やってくれ」という態度をとるのです。「自分で試行錯誤してやってみよう」とか「なんとしても自分の力でやり遂げよう」という気持ちにはならないようで、何もせずに投げ出して、誰かにやらせようとする子がたくさんいます。これは国民性なのかもしれませんが、それではいつまでたっても何もできるようにはなりません。これでは教育的な意味がないので、とにかくできなくても最初は必ず自分の力でトライするようにさせています。その結果うまくいかなかったとしても、トライしたことをほめ、最終的には私がきれいに仕上げるようにしています。「次は自分でやってごらん」と新しい折り紙をあげると、少し自信がついたのか友達と教えないながら楽しそうに取り組むようになります。そして自分の力でつくることができるようになると「どうだ!すごいだろ♪」と満面の笑みで見せにきます。やはりできるようになることに喜びを感じるのは万国共通です^^
誰でも自信がないことに挑戦するのは骨が折れるものです。特にバヌアツ人にとってそれは大変なこと。でも、だからこそ成功したときの達成感は格別でしょう。ちょっと大げさですが、算数や図工を通して「自分はできるんだ」「挑戦することに意味があるんだ」ということを少しでも伝えられたらいいなと思います。
今日で2月も終わり。明日からは3月ですね!日本はもうすぐ春といった感じでしょうか。季節の変わり目、くれぐれもお体大切におすごしください。ではまた!Imam!(^o^)/
写真は5・6年生の図工の授業の様子と完成した「小鳥の群れ」です。うーん、きれいにできた(^^)v