ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.90 8.8 うれしい出来事

2009-08-08 18:31:32 | Weblog
みなさんこんにちは!2年間で100号を目標にみなさんにお送りしてきたこの「ばぬあ通信」は何と今回で90号!こうしてタンナで活動できているのはみなさんの理解と応援があってのものです。改めて、どうもありがとうございます(^^)

今日はある日の夕方の「うれしい出来事」についてお伝えします。そう、それはある普通の日の普通の夕方。「そろそろカバでも飲みに行こうかな~」と思っていると、誰かがドアをノックしました。「ん!?誰かな?」と思ってドアを開けるとそこにはロカタイ小の5・6年生の担任の女性の先生が。(ロカタイ小の5・6年生は複式学級なので、2学年で1クラスです)なんだかモジモジしているので「どうしたの?」と聞いてみたら、「テツヤにお礼が言いたくてきたの。」というではありませんか。「んん?なんのお礼?」と思っていると「クラスの子どもたちの学力が最近すごく伸びたのよ。特に文章題に対する理解力が大幅に伸びたの。だからテツヤに一言お礼が言いたくて・・・」と言うではありませんか!

この5・6年生の担任は赤ちゃんがいるので、時々クラスを空けることがあり、そのときに私が変わりに授業をもつことが最近何回かありました。確かに他の学年と比べて授業をした回数は多かったのですが、もともと彼女のクラスは学級経営がしっかりしていたので指導しやすい学年でした。私自身も5・6年生には手ごたえを感じていましたが、それを担任も感じ、わざわざお礼を言いに来てくれるなんて!そのときは「ありがとう!おれもうれしい!二人で協力した成果だね!」と二人で盛り上がりましたが、少し時間が経ち今はしみじみと「あぁ、よかった・・・。」と思います。もう昔のことはあまり覚えていませんが、昨年は悩み、苦しんだ日々だった・・・ような気がします(^^ゞしかし今、活動の終わりを目前にして「私がタンナへ来た意味が少しはあったかな」とやっと思えるようになりました。現地教員対象の出張算数ワークショップもうまくいっているし、やっと、本当に終わりを目前にして、やっとのことで自分の存在意義を見いだせるところまでくることができました。

あぁ、タンナヘ来てよーかったぁー!\(^o^)/

「道は私たちの前にはなく、歩んだ後にできるもの、そして評価はその道が歴史の一コマになったときに下されるもの」これは私の尊敬する大切な人が私にくれた高村光太郎の詩の一節。私が歩んだ道がいつか誰かの人生を助けることになったらJOCVとしてこれ以上の幸せはありません。よーし最後の最後まで歩みきって・・・いや、こうなったら小走りで・・・よっしゃー!思いっきり走りきるぞ~^^♪

みなさんも素敵な週末を♪ではまた!Ale!(^o^)/


写真は5・6年生に手伝ってもらって3年生の図工をしたときのものです。5・6年生はみんな立派に助手を務めてくれました^^

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