ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.92 8.12 Peace Corpsとのコラボレーション

2009-08-12 18:38:21 | Weblog
みなさんこんにちは!みなさんはピースコー(Peace Corps)というアメリカの団体をご存知でしょうか。ピースコーはケネディ大統領のニューフロンティア政策の一つとして1961年に誕生した国際協力団体で、発展途上国の人的資源の開発や経済発展のためにボランティア活動を行っています。国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊(JOCV)事業はこのピースコーをモデルに作られました。

先日タンナのミドルブッシュと呼ばれる地域でピースコーが行った2泊3日の青少年育成プログラムワークショップにロカタイ小学校の8年生二人を連れて私も同行してきました。このワークショップはリーダー養成が目的で、ティーンネイジャー(十代後半)の男の子に対して行われました。その中では「望ましいリーダーとは」「男女付き合い方」などの話し合いや、「料理」「ゲーム・レクリエーション」「性教育」も行われました。「望ましいリーダーとは?」という話し合いは、日本の学校で行われている道徳の授業に近い感じで進み、男女の話や性教育に関しては始めはみんな恥ずかしがって話し合いになりませんでしたが、ピースコーのメンバーがアメリカの話を、私が日本の話をしていくうちに参加者の若者もほぐれ、活発な議論と正しい知識の共有が行われました。

このワークショップで強く感じた意外なことがあります。それはアメリカ人の日本への関心の高さです。みな私にいろいろな質問をしてきました。文化、経済、暮らし、男女の付き合い方、などなど。そして一番関心があったのは宗教でした。その中でも特に仲良しのピースコーのティモシーは大の親日家で「もっと日本のこと教えてよ!」といろいろと聞いてきます。一番驚いた質問は「家族の名前は?」というものでした。「うちの親父の名前は勝行だよ。」というと「カツュユキ!」とうれしそうに何度もくり返しています。私が「(゜゜)???」と思っていると一言。「おれ、日本人の名前が大好きなんだ!」・・・そうなのね(^^ゞ

毎日ほとんど雨だったので寝ていたら顔に雨が・・・なんていうのは毎晩のこと!電気やガスなどの近代的なものが全くないミドルブッシュでの生活とピースコーとの協働はJOCVの活動の新しい可能性を感じさせてくれました。同じ世界平和を志す仲間としてピースコーとJOCVが協力することができたら、さらにたくさんの人々を笑顔にすることができるような気がしました。アメリカ人だからできること。日本人だからできること。それぞれの得意分野を合わせることができたら、今までは想像もしなかったことができるかもしれません。

帰宅後にピースコーのみんなへの感謝の意を込めて日本についてのレポートを英語でつくり、後日渡したらみんなとてもよろこんでくれました。「自国の文化に精通してこそ、真の国際人になれる。」これは私の持論です。それを現実させるためにも、これからもっともっと日本について勉強するぞ♪(^^)vそれにしても完全アメリカ英語の中の2泊3日は正直きつかった!(+_+)でもその後数日間、少しだけ私の英語の発音がよくなったような気がしました^^♪これが「習うより慣れろ」なんですね!ではまた。Ale!(^o^)/



写真は最終日の夜の様子。この夜はゲーム大会になり盛り上がりました。この日一番の盛り上がりを見せたのは「テツヤ、日本の歌歌って!」という無茶ぶりに対して私が「上を向いて歩こう」を熱唱したときでした(^^♪

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