ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.97 10.6 祖国日本へ

2009-10-06 03:17:57 | Weblog
みなさんご無沙汰しています!私は9月22日に無事日本へ帰国し、今は茨城の実家で生活しています。帰国直後はJICAの帰国研修やセミナー等でバタバタしていました。私は帰国したのですが、この「ばぬあ通信」は100号で完結!あと残り4回お付き合いしていただければ幸いです。

実は私は帰国の前後数日間、体がだるく気持ちが悪くなったりめまいが出たりと、今まで味わったことのないような体調不良に苦しんでいました。帰国して約2週間、なぜあのときあんなに体調が悪かったのかな?とずっと考えていました。食べ物?水?カバ?帰国前に首都で贅沢しすぎたから?などなど思い当たる節がありすぎてその直接的な原因は今もわからないのですが、今思うとあの体調不良の原因は自分がバヌアツを去り、日本へ帰るという現状を理解しきれなったことが原因だったのではないかと思っています。

帰国間際まで活動に追われていて、「帰国するんだ」という気持ちになることのないまま帰国当日を迎えてしまったことで、心はまだまだバヌアツにいるのに体は日本へ向かっているという心身がねじれたような状態になっていたことがあの体調不良の原因だったのではないかと思います。今でもどこかバヌアツでの活動の続きをしたい、しなくては、という気持ちになります。私なりにできることをやり遂げたつもりでいましたが、タンナJOCVのみんなからタンナの話を聞いたりすると「おれもそこにいたいなぁ」という気持ちになるし、「おれはもっともっとやれたんじゃないか、本当に全力でやってきたのだろうか。」と考えてしまいます。

ロカタイ村に帰りたい、ロカタイの家へ戻っていつものように暮らしたい、と思うこともあります。正直なところ、今自分が日本にいることに違和感があります。でもそれは時間の力を借りながら解消できると思っています。真新しい革の製品が最初は硬く味気なくても、時間が経つことで馴染み味わい深くなっていき、そして自分だけのものになるように。

大切なことは場所ではなく、自分自身。今ここでできることをまた精一杯一つずつやっていこうと思います。

サモアやインドネシアでは大地震によって甚大な被害が出ているそうです。被災した方々に心からお見舞い申し上げます。幸いタンナでは大きな被害はなかったようです。微力ではありますが、私も日本から被災地の人たちに何らかの支援をしたいと思っています。

ここ数日関東地方はさえない天気が続いていますが、気持ちはハツラツ!・・・となるように頑張るぞー♪ではまた!Imam!(^o^)/


写真はロカタイ小学校でのお別れ会のときの3年生の男の子たち。一番手のかかった子達でした。おーい、みんなちゃんと勉強しているかぁ^^

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