みなさんこんにちは!お変わりありませんか?タンナはまだ朝夕冷えますが、日本は夏真っ盛りなんでしょうね^^うらやましい!
6月から8月にかけてタンナでは割礼の儀式が村々で行われます。タンナでは割礼のお祭りを「ゴウリ」と呼びます。タンナの割礼は5歳から7歳の男子にのみ行われ、割礼を行った子どもはカスタムスタイル(裸にナンバス[ペニスサック])で約1ヶ月村のナカマルで生活します。その間、母親はもちろん女性と会うことはできず、村の長老などと寝食を共にし、村のカスタム(決まりや掟)を学びます。そして、無事にその修行?を終え、初めて女性の前に姿を現すとき盛大なお祝いが行われます。それが「ゴウリ」です^^
今年はすでに三つの集落の割礼のお祭りに参加しました。今日はそのうちの一つ、イパイ村でのお祭りの様子をお伝えします。今年イパイで割礼を行った子どもは2名。イパイは私が巡回指導を行ったラトゥーン小学校の近くでロカタイ村から歩いて40分程度の丘の上にあるのですが、今でも強いカスタムが残っている地域です。そのイパイ出身の友人ヤブットに「7月3日に来てね!」と言われていたので、3日に行ったところ村のナカマルは準備の真っ最中。「あれま。ずいぶんのんびり準備してるなぁ。間に合うのかな?」と思っていたら、ヤブットが一言。「ごめん。日付間違っちゃった♪3日じゃなくて4日だった(^^ゞ」なーるほど!おっけーまた明日ねー♪と言うわけで、4日に出直してみるとヤブットに「こっちこっち!」と誘われブッシュの中へ・・・。そこには儀式へ向けて衣装やメイクをしている男たちが。気がついたら私は割礼をした子どもの親族に仲間入りし、親族としてお祭りに参加することになっていました!9時始まりの予定が実際に儀式が始まったのは4時間遅れの13時(^_^;)村のチーフ、割礼を終えた子どもと父親、村の男たちと一緒に列を作ってナカマルへ入場。そして村の人たちとカスタムダンス。ヤブットのおかげですっかりイパイの一員になることができました^^あとで聞いてみたところ、どうやら私はロカタイ村の代表としてこのお祭りに参加していたようです。観光目的ではない本当の文化に触れることができること自体貴重な経験なのに、親族としてこのお祭りに参加することができるなんて思ってもいなかったのでとてもうれしかったです。
さて、ちょっとした疑問。なぜタンナでは割礼をするのか??どんな意味があるのか??子どもは割礼をすることによって親の一部ではなく一人の人間としての権利を得ることができるのだそうです。また一定期間親元を離れて男だけの世界で生活し、村のカスタムを学ぶことによって男の子は「村の男」になっていくのだと思いました。まさに「かわいい子には旅させよ」ですね!古くからのカスタムを今も守り続けている。これがマンタンナの強さの秘訣かもしれません。ちなみに女の子のお祝いは初潮を迎えたときに海で行うそうです。
私は学校での授業があるのでそのすべてには参加しませんでしたが、このお祭りはこのあと3日間続き、毎夜朝までカスタムダンスを踊り続けます。先週末には我がロカタイ村でも「ゴウリ」が行われ、こちらでも一緒に入場しカスタムダンスをしてきました。カスタムダンスは力を入れて足踏みをくり返すので、2時間以上踊るとさすがに足の裏が痛くなります。村の行事に参加し、村の人と一つになれる瞬間は何よりも楽しい時間です。いやー楽しかった\(^o^)/
8月になり、タンナはそろそろ寒さとはお別れかな?私の出タンナは8月23日の予定です。ということはあと3週間弱!最後まで頑張るぞ~^^/どうぞみなさまも健康第一で。Ale!
写真はイパイ村での儀式の様子とフェイスペイントの様子です。主役はさすがに疲れちゃってます(^^ゞ鮮やかなオレンジの顔料は昔は木の実からとっていたそうですが、今では市販されているものを使っているそうです。
6月から8月にかけてタンナでは割礼の儀式が村々で行われます。タンナでは割礼のお祭りを「ゴウリ」と呼びます。タンナの割礼は5歳から7歳の男子にのみ行われ、割礼を行った子どもはカスタムスタイル(裸にナンバス[ペニスサック])で約1ヶ月村のナカマルで生活します。その間、母親はもちろん女性と会うことはできず、村の長老などと寝食を共にし、村のカスタム(決まりや掟)を学びます。そして、無事にその修行?を終え、初めて女性の前に姿を現すとき盛大なお祝いが行われます。それが「ゴウリ」です^^
今年はすでに三つの集落の割礼のお祭りに参加しました。今日はそのうちの一つ、イパイ村でのお祭りの様子をお伝えします。今年イパイで割礼を行った子どもは2名。イパイは私が巡回指導を行ったラトゥーン小学校の近くでロカタイ村から歩いて40分程度の丘の上にあるのですが、今でも強いカスタムが残っている地域です。そのイパイ出身の友人ヤブットに「7月3日に来てね!」と言われていたので、3日に行ったところ村のナカマルは準備の真っ最中。「あれま。ずいぶんのんびり準備してるなぁ。間に合うのかな?」と思っていたら、ヤブットが一言。「ごめん。日付間違っちゃった♪3日じゃなくて4日だった(^^ゞ」なーるほど!おっけーまた明日ねー♪と言うわけで、4日に出直してみるとヤブットに「こっちこっち!」と誘われブッシュの中へ・・・。そこには儀式へ向けて衣装やメイクをしている男たちが。気がついたら私は割礼をした子どもの親族に仲間入りし、親族としてお祭りに参加することになっていました!9時始まりの予定が実際に儀式が始まったのは4時間遅れの13時(^_^;)村のチーフ、割礼を終えた子どもと父親、村の男たちと一緒に列を作ってナカマルへ入場。そして村の人たちとカスタムダンス。ヤブットのおかげですっかりイパイの一員になることができました^^あとで聞いてみたところ、どうやら私はロカタイ村の代表としてこのお祭りに参加していたようです。観光目的ではない本当の文化に触れることができること自体貴重な経験なのに、親族としてこのお祭りに参加することができるなんて思ってもいなかったのでとてもうれしかったです。
さて、ちょっとした疑問。なぜタンナでは割礼をするのか??どんな意味があるのか??子どもは割礼をすることによって親の一部ではなく一人の人間としての権利を得ることができるのだそうです。また一定期間親元を離れて男だけの世界で生活し、村のカスタムを学ぶことによって男の子は「村の男」になっていくのだと思いました。まさに「かわいい子には旅させよ」ですね!古くからのカスタムを今も守り続けている。これがマンタンナの強さの秘訣かもしれません。ちなみに女の子のお祝いは初潮を迎えたときに海で行うそうです。
私は学校での授業があるのでそのすべてには参加しませんでしたが、このお祭りはこのあと3日間続き、毎夜朝までカスタムダンスを踊り続けます。先週末には我がロカタイ村でも「ゴウリ」が行われ、こちらでも一緒に入場しカスタムダンスをしてきました。カスタムダンスは力を入れて足踏みをくり返すので、2時間以上踊るとさすがに足の裏が痛くなります。村の行事に参加し、村の人と一つになれる瞬間は何よりも楽しい時間です。いやー楽しかった\(^o^)/
8月になり、タンナはそろそろ寒さとはお別れかな?私の出タンナは8月23日の予定です。ということはあと3週間弱!最後まで頑張るぞ~^^/どうぞみなさまも健康第一で。Ale!
写真はイパイ村での儀式の様子とフェイスペイントの様子です。主役はさすがに疲れちゃってます(^^ゞ鮮やかなオレンジの顔料は昔は木の実からとっていたそうですが、今では市販されているものを使っているそうです。