ばぬあ通信 ―バヌアツ共和国 青年海外協力隊活動記―

青年海外協力隊としてバヌアツ共和国タンナ島で小学校教諭として2007年から2年間活動しました。未知の世界をあなたへ☆

no.91 8.10 仕事への誇り

2009-08-10 18:35:06 | Weblog
みなさんこんにちは!お変わりありませんでしょうか?ロカタイ小学校には学校の畑があり、今はえんどう豆や大根、ラディッシュ(赤カブ)が食べごろです。しかし、どうやら村の人はラディッシュや大根を作ってはみたものの食べたことはないようで、「テツヤ、これってどうやって食べるの?」と大真面目に聞いてくるので、「そのまま食べるよー♪」とラディッシュをその場でかじって見せたらみんなに「えー!!」と驚かれてしまいました(^^ゞ今日もロカタイ村は平和です♪

7月の第3週第4週と日本の友人が来タンナしてくれました。一組は高校時代の陸上部の友人、もう一組は都教員時代の友人です。二組ともタンナに滞在した時間は2・3日と短かったのですが、活発に噴火するヤスール火山を見ることもできたし、夜は我が家に友人プラス全タンナJOCVが集結し、食べて飲んで歌っての楽しい時間を過ごすことができました^^♪友人たちから今の日本の話を聞き、景気が思った以上に思わしくないことやこの2年で自分が「浦島太郎」になりかけていることがわかりました(^^ゞしかし、友人と話していて一番感じたことは日本人の「仕事への誇り」の高さでした。

なぜ日本が経済大国になったのか。なぜ経済大国になることができたのか。「その答えはこれなんだ。」と思いました。みんなが自分の仕事に誇りをもって働く。これこそが今の日本をつくったのだと思います。お金をもらって働くということは、その道のプロであるということ。日本人はきっと個人差こそあれど、この気持ちが強いのではないかと思います。この思いが生む「向上心」や「こだわり」が世界一の「ものづくり大国日本」を作り上げたと思うし、日本の高い教育水準を支えているのだと思います。どんなに楽しくふざけていても仕事の話になったら真剣になる。友人たちのその目にはプロとしての誇りと自信がみなぎっていました。

仕事に誇りをもつということは、自らの生き方に誇りをもつということ。自らに誇りをもって生きるということ、それは幸せに生きることともいえるのではないかと思います。1ヵ月半後には私は帰国し、日本(の予定(^^ゞ)です。帰国が目の前になり「帰国後どうしようかな?」という漠然とした不安を感じることもあります。今、人間として、日本人として、教育者として、青年海外協力隊員としてすべきこととは何か。日本から来てくれた友人たちと一緒に過ごしたことで、私が帰国後何をすればいいのかが少し見えたような気がしています^^

この約2年間、日本人の代表として国際協力のプロになれるようにと日々努力してきたつもりです。最近やっと国際協力とは何かということが見えかけてきたような気がしてきたのになぁ・・・。残り任期は1ヵ月半。まだまだ学ぶべきことがたくさん私を待っています^^!泣いても一日、笑っても一日。一日一日を大切に活動していきたいと思います。みなさんも素敵な一日を!Ale!(^o^)/





写真はタンナで子どもたちと使おうと思って日本から持ってきたとびなわです。左に一本だけあるものは、私が小学校4年生のときから大切に使っているものです。もちろん今も現役です。20年前に100円で購入したこのとびなわは、つくった人のこだわりを歳月を超えて伝えてくれます。さすがJapan made !!自動車をはじめ、外国で活躍している日本製品はいつも私を勇気付けてくれました(^^)

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