'12-02-26(02-27更新)
既報に記載しました「福島第一原発から25km離れた南相馬市で見つかった黒い物質には1kgあたりおよそ108万ベクレルという非常に高濃度の放射性セシウムが検出された。
色は黒くて砂鉄みたいなかんじだが、乾いてくると風で舞い飛ぶくらいの細かいもので、町のいたるところに点在している。」という。
108万ベクレルというのは、 全国放射能濃度一覧(文科省が公表している情報を元に日本全国の放射能値をグラフ化)からは想像できない高線量のマイクロスポットです。
町のいたるところに点在しているともいう放射能線量を測定した結果(南相馬市通学路 α β γ簡易測定)を調べました。
朝日新聞の記載から、町の一部で「・・・地上1センチの放射線量は1時間当たり8.7マイクロシーベルト、1メートルでは同1.29マイクロシーベルトだった。・・・」の周辺(詳細不詳)に相当する場所での測定例*と個人的には思っています。
*今まで報道では公開していない三位一体、かつ、核種(線質係数、実効換算係数などに影響)によって変動する放射線値
(転載開始)
南相馬市通学路 α β γ簡易測定
http://www.youtube.com/watch?v=DtkYnL4uIbo&context=C36b911bADOEgsToPDskLNBlh04Vipguuou5VCVdWD&hd=1
yotomahiro1 さんが 2012/02/23 にアップロード
南相馬市立原町第一小学校通学路での調査です。
南相馬の子どもを内部被曝から守る会と合同での調査でした。
(転載終了)
今回の結果では、コピー紙1枚の有無で測定値は大幅に変動することがわかります。
既報の放射線の測定の方法で記載しているように、
セシウム以外の核種(正体不詳)からの崩壊放射線の影響が推定されます。
参考投稿:
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察
・今までの「放射線に係る投稿」('11-04-20~09-28)
既報の放射能マイクロスポット発生に係る要因考察
でも記載しましたが、神戸大など公的機関に期待することは、核種の影響を明確化するためにも、その中身を費用が掛かっても、環境中の残留放射能を適切に除去するためにICP分析、放射化分析などによって、6価クロム、アスベスト、カドミウムなどと同様に重量濃度(ppm:ミリg/kg、ppb:マイクロg/kg、ppt:ナノg/kg)を徹底的に正しく確認することが必要ではと想われます。 (公開していないだけかも?)
核種物質同定によって、汚染実態を把握して除染をしなければ!
ウイキ:公開データの科学における不正行為とは科学の学問としての規範や科学研究を行う際に守るべき倫理基準に対する科学者による違反行為をいう。捏造・改竄また、懲戒解雇などで地位を失い、・・・管理すべき立場の人間もその責任を追及されることがある。
(個人的なつぶやき)
・放射能関係だけは特定化学物質、および生物多様性への警鐘などからかけはなれた別世界か?
・全国の放射能汚染を調べるモニターは放射能マイクロスポット用ではなく、
一般地域水準を確認する放射線中央値(地域汚染度の経時変化の把握用)
・全国各地に設置している公的な設置場所の指導基準はどの様なものか?いまさらながら思う。
・モニタリングの数値がおかしい問題は設置位置の影響が大きいと思う。全国の各所の設置場所の決定基準はどこが指導しているのか?
(個人的な妄想)
・放射能マイクロスポット発生要因と地域の放射線中央値とは別問題
堆積した同じ放射能元素重量(例えば、 g/m2)でも
例えば、水
が酸性雨などによってpH低下して、放射能が水に溶けた後単原子層で土石砂に再吸着、花粉、微生物(藻、細菌、ウィルスなど)に捕獲されていれば放射線量は如何様にも増加することはないか?
また、本題とはそれますが
地震前に発生するというオゾン、電荷などの酸化作用によって如何様にも爆縮(放射線量の低下)することはないか?