てっしーずのおでかけ日記

観たこと、聞いたこと、気づいたことを書くよ!

オープン・スペース 2011

2012年03月16日 | 都内のおでかけ
Visual Brains+松村利起 "フォトグラム2作品"Digest 1991-92

オープン・スペース 2011
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
2011年10月22日─2012年3月18日
http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2011/Openspace2011/index_j.html

初台に行くと、いつも寄るICCに今回も足を伸ばしました。
企画展もやっていたんですが、迷いながらも無料の常設展示だけ見てきました。
2階に上がって前回とても衝撃を受けたfor maria anechoic room versionの予約を入れると、約1時間待ち。
やっぱり人気があるなあ。
まあ、一度にひとりしか体験できないんだから、時間がかかるか。
常設展示はほとんど前回来たときと変わっていないので、唯一新しい「エマージェンシーズ! 018」の映像作品の部屋へ。
津田道子の「配置の森の住人と王様」という作品。
ヴィデオ上映もある日だったので一連の複数の作品を見ることができましたが、少し単調すぎるかなあ。
何枚かの鏡を使って見えないはずのものが見え、見えないはずのものが見えるという不思議な映像が展開されるのはいいけれど、動きがすごく単調(当然意図的なんですが)だし、音もないのですぐに飽きちゃうんですよね。
せめて、ヴィデオ鑑賞をする部屋にも複数の鏡があって、人が出入りする度に、不思議な映像を楽しめるとか、ある角度から部屋にないはずの映像が見えるとか、そういう不思議さを作り出して欲しかったなあ。
20分ほどで飽きてしまい、いつも映像アーカイブのコーナーへ。
今回は初めて日本人アーティストの作品を見ました。

島野義孝の「TV DRAMA」
http://www.ntticc.or.jp/About/Collection/Video/Shimano_Y/index_j.html

ビジュアル ブレインスのDE-SIGN 1 (Kunren)
http://www.ntticc.or.jp/About/Collection/Video/Visual_B/index_j.html

どちらも時代を感じさせる作品でした。
島野義孝の方はひたすらテレビを壊しつづけるというシンプルなもの。
テレビを壊すということにまだ何がしかのインパクトがあった時代の作品です。
テレビもブラウン管の分厚いものなので壊し甲斐があるというものです。
日本がテレビ作りに敗れてしまった今の時代だと、工場でサムソンのテレビでも破壊する方がインパクトがあるかもしれません。

ビジュアル ブレインスの方は平成を迎えたときのテレビ映像や町の様子の映像などをミックスしたもの。
こういった映像作品的なものから企業のVP作品まえ作るという不思議な映像ユニットです。
kunrenとは「訓練」のことで来るべきXデーのための訓練をするという内容で、一年前のことを考えるとゾッとするようなものになっています。
こうした、ある種の軽薄さをもつ訓練は日本から失われてしまった気がします。(ひ)




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