畠中光享コレクション
華麗なるインド ─インドの細密画と染織の美─展
2013年
4月13日(土)〜6月23日(日)
三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org/ticket/130413g/
相変わらずのんびり書いてますが、ようやく三鷹編の続きです。
駅前に戻って、三鷹市美術ギャラリーへ。
今や、秋の展示を行っている途中だというのに、春の展示の感想です。
最近の美術展は企画の大小にかかわらず、個人コレクションによるものが多いので、よくも悪くも展示に統一感がなかったりするものですが、この企画展もまさにそう。
タイトルにあるとおり、インド関係の展示ではあるんですが、インド絵画に加えて、布や衣装まで展示されています。
絵画を見ているうちに、以前読んだインドの漫画を思い出しました。
丁寧に細かく描かれているのに
プリィミティヴでどこか残酷。
人の目がすごく冷めている印象もあります。
まあ、日本の古い絵巻に出てくるような絵だって、そんなところがありますが、日本の絵の方が素朴な感じがします。
自分の地域の絵の技術をもらさないようにするため、絵師の手が切り落とされたことがあった、なんていうエピソードを知ったから、余計そんな気がするのかもしれませんが。
印象に残った作品のひとつが、この「闘うクーサ」。
http://www.ryoko-art.co.jp/newHP/kids/doubutu/09.htm
迫力ある戦いの場面であるはずなのに、どこかユーモラス。
暴れているはずの象が倒れているようにも見えます。
ムガル絵画は権力者の庇護の下に発展したので、権力者が絵画に興味を持たないと下火になってしまうというのは興味深い話でした。
日本と同様、インドでは絵画はアーティストでなく、職人によって作られたということみたいです。
多くの洗練された技術が次々と開発されたのに継承されないままに終わっていったというのは実にもったいない話ですが。(ひ)

華麗なるインド ─インドの細密画と染織の美─展
2013年
4月13日(土)〜6月23日(日)
三鷹市美術ギャラリー
http://mitaka.jpn.org/ticket/130413g/
相変わらずのんびり書いてますが、ようやく三鷹編の続きです。
駅前に戻って、三鷹市美術ギャラリーへ。
今や、秋の展示を行っている途中だというのに、春の展示の感想です。
最近の美術展は企画の大小にかかわらず、個人コレクションによるものが多いので、よくも悪くも展示に統一感がなかったりするものですが、この企画展もまさにそう。
タイトルにあるとおり、インド関係の展示ではあるんですが、インド絵画に加えて、布や衣装まで展示されています。
絵画を見ているうちに、以前読んだインドの漫画を思い出しました。
丁寧に細かく描かれているのに
プリィミティヴでどこか残酷。
人の目がすごく冷めている印象もあります。
まあ、日本の古い絵巻に出てくるような絵だって、そんなところがありますが、日本の絵の方が素朴な感じがします。
自分の地域の絵の技術をもらさないようにするため、絵師の手が切り落とされたことがあった、なんていうエピソードを知ったから、余計そんな気がするのかもしれませんが。
印象に残った作品のひとつが、この「闘うクーサ」。
http://www.ryoko-art.co.jp/newHP/kids/doubutu/09.htm
迫力ある戦いの場面であるはずなのに、どこかユーモラス。
暴れているはずの象が倒れているようにも見えます。
ムガル絵画は権力者の庇護の下に発展したので、権力者が絵画に興味を持たないと下火になってしまうというのは興味深い話でした。
日本と同様、インドでは絵画はアーティストでなく、職人によって作られたということみたいです。
多くの洗練された技術が次々と開発されたのに継承されないままに終わっていったというのは実にもったいない話ですが。(ひ)
