いい加減社長の映画日記

ウダウダのいい加減社長の映画鑑賞の感想などを載せていきます。

グラン・トリノ/Gran Torino

2009-04-26 18:15:40 | 映画(カ行)
クリント・イーストウッド最後の映画出演とも言われている「グラン・トリノ」。
ちょっと重そうな気もしたけど、やっぱり見ておくべきだろうなと思って。

UCとしまえん」は、普通かなぁ。
グラン・トリノ」は、中くらいのスクリーンで、8~9割。


【ストーリー】
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。
そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。
やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。

【スタッフ&キャスト】
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・バン、アーニー・ハー、クリストファー・カーレイ、ジョン・キャロル・リンチ、ブライアン・ヘイリー、ブライアン・ハウ、ウィリアム・ヒル


いゃ~~、いい映画でした。

クリント・イーストウッドというと、生と死をテーマとした作品が多かったりして。

ときに考えさせられすぎて、重すぎたりもするんだけど。

この作品も、考えさせられるものはあるものの、しっかりと感動させていただきました。

裏には、人種差別(対立?)、反戦といったメッセージを含みながら。

メインは、1人の老人を中心とした人間ドラマ。

近所の住民(移民)たちとうまく溶け込めず、息子たちとも溝を感じる元軍人で自動車工だったウォルト(クリント・イーストウッド)。

不良に仲間に入れられそうになる純朴な少年のタオ(ビー・バン)と、その家族。

どちらも不器用な感じだけど、そのうちお互いの距離が近づいていく。

そして、ウォルトが起こした行動によって、タオ一家を襲った悲劇に対して、ウォルトが考えた方法は、、、

ストーリーだけを追っていると、かなり暗めになるんだけど。

口の悪い(?)ウォルトが、いろいろなところで交わす会話が笑いを誘います。

いかにも、アメリカ的な話術(?)というか。

いきつけのイタリア人のやっている床屋での主人との会話や。

タオの姉のスー(アーニー・ハー)が、黒人の不良に絡まれたときの会話。

前日に観たコメディの「バーン・アフター・リーディング」よりも、よっぽど笑わせてもらいました^^

でも、やっぱり最後は悲しい結末で、ちょっとウルウルもの。

ウォルトがどういう方法を選択するのか、ドキドキしながら注目。

なるほど、そういう方法か、と。

確かに、それしかなかったのかもしれないが、、、

これも、男の美学なのか。

あの診断書には、何が書かれていたのかな?

予想はできるけど。

神父さんも、なんか活躍の場はなかったものか。

米国の抱える課題の一端も覗かせながら、十分な感動を感じられる、いい作品でした。

エンドロールの歌も、作品の余韻を感じさせて。

珍しくエンドロールが終わるまで、ほとんど席を立つ人がいませんでした。

クリント・イーストウッドも、昔のヒーロー的な役柄とは、かなり印象が違うけど。

変わり者で、嫌われ者の老人役を好演。

これが最後というのは、もったいない。


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バーン・アフター・リーディング/Burn After Reading

2009-04-26 09:22:33 | 映画(ハ行)
豪華俳優陣の出演するコメディということで、どういう展開になるのか楽しみにしていた「バーン・アフター・リーディング」。
公開日のレイトショーで観てきました。

UCとしまえん」は、かなり少ないかな。
バーン・アフター・リーディング」は、大きめのスクリーンで、1割程度。

【ストーリー】
ワシントンのフィットネスセンターで働くチャド(ブラッド・ピット)とリンダ(フランシス・マクドーマンド)が更衣室で拾った1枚のCD-ROMには、 CIAの機密情報が書き込まれていた。
その頃、元CIA諜報員のオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)は、自分が機密情報を紛失したと知って狼狽し・・・。
オズボーンの妻ケイティ(ティルダ・スウィントン)は、夫の危機に気づくこともなく、財務省連邦保安官ハリー(ジョージ・クルーニー)と不倫生活を満喫中。
さらにハリーは、出会い系サイトで意気投合したリンダとも関係を重ねていた。
そんな5人が・・・。

【スタッフ&キャスト】
監督:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
出演:ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジョン・マルコヴィッチ、ティルダ・スウィントン、フランシス・マクドーマンド


う~~ん、私はこの作品は、駄目かな^^;

iPodバカでフィットネスセンターのインストラクターのチャド(ブラッド・ピット)。
その同僚で、男探しに必死のリンダ(フランシス・マクドーマンド)。
CIAの分析官で退職したばかりのオズボーン(ジョン・マルコヴィッチ)。
財務省保安官で、浮気しまくりのハリー(ジョージ・クルーニー)。
オズボーンの妻で、ハリーと不倫中のケイティ(ティルダ・スウィントン)。

なんとも豪華なメンバーなんだけど。

どれも、かなりイカれた役。

「おいおい」という感じなんだけど。

そこに、CIAの機密文書(?)が入ったCD-ROMが絡んで。

ロシア大使館やら、CIAやらを巻き込んで。

でも、コメディというわりには、なんか雰囲気が暗くて。

そんなに笑いが起きるという感じでもなく。

それぞれの役を考えると、確かにドタバタ・コメディということかもしれないけど。

もうちょっと、爽快な(?)笑いを期待していた私にとっては、期待はずれ^^;

CIAへの皮肉という感じのメッセージは伝わってきたけど。

最後も「そういう終わり方?」みたいな感じで。

せっかくのキャストを、もったいないと感じた作品でした^^;


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