ヒラタアブはハエのなかまです。このクロヒラタアブもまた、寒さに耐えられる強さの持ち主のようです。カンサイタンポポの花を見ると、なんだか弱々しそう。
それでも、クロヒラタアブは何とか食べ物を口にしたいと訪れたのです。複眼には花粉が付いています。
複眼をよく見ると二つの点に気づきます。一つは窪んだ部分があること。これは何かの衝撃を受けて陥没したものでしょう。もう一つは複眼に毛が生えているということ。
毛の一部が確認できます。
この写真でもわかります。物との接触や水滴の付着などから複眼を守っているのでしょう。水滴の付いたハエの複眼を観察すると、その点はよく理解できます。
からだが花粉まみれになります。タンポポは花粉の一部を提供うする代わりに受粉・送粉を助けてもらっています。
(h)