「テラ・ドーム」日記

にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」でのできごとや、日本へそ公園内の自然、天文現象などを紹介します。

ヤマトシジミの産付卵(4)

2017-11-07 18:39:16 | 日記

とうとう孵化の日がやって来ました。その一部始終を画像でご覧ください。トリミングはせず元画像のままです。

蓋部にあたる天井をくり抜きます。 

 

外周をくり抜いていきます。 

 

これで半分。

 

ほぼくり抜き終わりました。まるで缶詰の蓋を開けるような感じ!

 

一休みすることなく、さっさと出て来ます。 

 

しばらく殻の上にいました。

 

体長は1mm。その後、葉の裏側に移動していきました。身の安全を守る本能がはたらいたのでしょうか。幼虫のまま厳しい冬を越すことになります。 

 

命の誕生はいつも心を打ちます。 

                                                                                                                      (h) 

 


へそ公園の紅葉

2017-11-07 10:59:58 | 日記

10月とは打って変わり、11月に入り穏やかな日が続いています。

園内ではハナミズキやサクラ、ケヤキなどの葉っぱが紅葉のピークを迎えています。

 

 

 

植物の紅葉には、葉っぱが黄色に変化する「黄葉」と、赤く変化する「紅葉」があります。

「黄葉」は、葉っぱが落ちる前に葉っぱの中のクロロフィル(葉緑素)が分解され、同様に含まれているカロチノイドという黄色の色素が目立つようになって黄色く変化し、「紅葉」は分解されたクロロフィルと葉っぱの中の糖分が化学反応して赤い色素であるアントシアニンが作り出されて赤く変化することなのだそうで、日照時間も降水量も少なく寒くて厳しい環境の冬を乗り切るために、植物が代謝量を減らすべく自ら体の一部を急速に老化させ本体から切り離す働きといえる現象です。

植物にしてみれば、身を守るためにしていることなのに、わたしたちはそれを見て美しさや自然の不思議さやすばらしさを感じるのが、なんだか不思議だなあ、と思いながら、色づいた木々と青空とのコントラストに見入ってしまいました。

皆さまも、冷たい外気に気を付けて、紅葉をお楽しみくださいね。

written by A