館外で作業をしていると、目の前を白いチョウが飛んで行きました。一瞬のことだったので、「はて、モンシロチョウかな」と思ったものの正確にはわかりません。目で追っていると、少し離れたところの地表に舞い降りた様子。とりあえず確認に。
近づくと、やはりモンシロチョウです。タンポポの花で蜜を吸っていたのです。すぐに舞い上がってまた地表に降りました。
そこでも吸蜜。
また舞い上がって、再び地表に。そこでも蜜を吸いました。よく見ると、翅がかなり傷んでいます。
モンシロチョウの越冬態は一般的には蛹といわれていますが,比較的暖かい地方では幼虫でも冬越しします。本市周辺では幼虫がよく見られます。氷点下になっても体内に生成されたグリセリンによって耐凍性が増すので、相当な低温でもびくともしません。
この日がたぶん、成虫の終見日だったのでしょう。
(h)