11月12日(日)。予感が的中しました。夜に入って孵化が始まりました。卵は葉の裏面に産み付けられたものです。始まった瞬間というものは、ほんとうにじっと観察を続けていないと見逃しがちです。今回は偶然そのタイミングに立ち合えました。画像としてもかなりシャープなものが得られました。それをご紹介します。
穴が開けられ頭部が見えます。奥行きをお伝えしたくて、横から撮りました。
頭一つ分開いた感じです。
時計の針と同じ向きに、溝を掘るかたちで殻をくり抜いていきます。
半分以上くり抜きました。溝幅は次第に大きくなっています。
中心部を残して,ほぼ八分くり抜きました。
進行方向に向かって殻から出ます。それで、カメラ位置を変えて撮影することに。この構図だと右に向かうはず。
ここまでで1時間20分が経過しました。卵の直径が0.5~0.6mmの出来事なので、一枚一枚の写真は貴重な資料になります。
(つづく)
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